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【4月27~5月1日】日経平均動向:米国とイランの交渉は見送られるが、東京市場には底堅さも

【4月27~5月1日】日経平均動向:米国とイランの交渉は見送られるが、東京市場には底堅さも

資産運用2026/04/28

    日経平均株価は一時6万円を突破し、米国の株高を背景に半導体関連が相場を牽引しています。一方で米イラン交渉の見送りなど中東情勢は不透明感を増しており、資金はAI半導体に集中しています。

    今週は日米欧の金融政策会合や日米主要企業の決算が相次ぐ重要週です。

    日経平均は一時6万円を突破

    米国での半導体高を受けて国内でも関連銘柄が買われる

    2026年4月24日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比575円95銭高の5万9716円18銭でした。2日ぶりに最高値を更新しました。上げ幅は一時600円を超えました。

    前日の米株式市場で、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)17日続伸し最高値を連日更新していました。

    また、米インテルが好決算だったことを受けて、東京市場でもアドバンテストイビデンなど、AI・半導体関連銘柄が買われました。ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、TDKなども上昇しました。

    米イラン情勢の不透明感から特定のセクターに集中

    今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比79ドル61セント安の4万9230ドル71セントでした。

    米国とイランが25日にも対面協議を行うとの期待から足元では買いが続いていましたが、週末に向けて利益確定の売りも出ました。ただしその後の25日、トランプ氏はイランとの戦闘終結に向けた交渉団の派遣を取りやめたと表明しました。先行き不透明感が高まっています。

    原油高も続いており、インフレの加速が懸念されます。現状は、こうした状況下で「買える銘柄」として、AI半導体関連銘柄が集中して物色されている状況です。アドバンテストやキオクシアなどは引き続き買われる展開が続きそうです。

    パワー半導体関連の再編も注目されています。デンソーは25日、ロームへの買収提案を撤回すると報じられました。ローム側の賛同を得られなったと伝えれています。ロームは今後、東芝三菱電機との統合を進めていくと見られています。

    材料は多いがGWを前に利益確定売りも出やすい

    日米欧の金融政策会合ウィーク。主要企業の決算も相次ぐ

    今週は29日が昭和の日の祝日で、東京市場は休場となります。

    一方で、今週はイベントも多く、特に日米欧の金融政策会合が相次いで行われます。

    28日は日銀の金融政策決定会合の結果、29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されます。30日には欧州中央銀行(ECB)と英中銀が政策金利を発表します。

    国内外で主要企業の決算発表も続きます。27日には日立、アドバンテスト。28日は信越化学工業、コマツ、三菱電機。30日には東京エレクトロン、村田製作所、商船三井。5月1日には三菱商事、三井物産、伊藤忠商事などが決算を発表します。

    29日は米国でアマゾン・ドットコム、クアルコム、マイクロソフトなどが決算を発表します。指標発表では、5月1日に4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が発表されます。

    いずれも、内容次第では相場を動かす要因になりそうです。ただし、ゴールデンウイークを前に商いが薄くなることに加え、海外勢の利益確定売りなども出やすいため急な値動きになることもあり、注意したいところです。

    終値ベースでの6万円突破に期待

    米国とイランとの交渉は難航しているものの、日本株は底堅さがあります。4月23日には一時6万13円と6万円を超えました。

    今週はもちろん、終値ベースでの初の6万円台乗せに大きな期待がかかります。ただ、足元で急上昇していることから、若干の調整が入る可能性もあります。

    直近の押し安値である5万8500円付近を割り込むようであればしばらく様子を見るのも一つの方法でしょう。とはいえ、25日移動平均線のある5万6000円付近までの下落であれば、押し⽬と捉える⾒⽅もあります。

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    執筆・監修
    下原 一晃
    • 下原 一晃
    • テクニカルアナリスト

    マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。

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