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【7月27~31日】日経平均動向:米イラン情勢の緊張感緩和に期待。国内外の主要企業が決算発表

【7月27~31日】日経平均動向:米イラン情勢の緊張感緩和に期待。国内外の主要企業が決算発表

資産運用2026/07/28

    2026年7月24日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅反落しました。前日の米国市場で半導体株が売られた流れを受け、日本でもキオクシアホールディングスやアドバンテスト、東京エレクトロンなど主要な半導体関連銘柄に売りが広がりました。

    加えて、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇も投資家心理の重荷となっています。航空関連株が軟調に推移する一方、内需関連の一部銘柄には見直し買いも見られました。

    今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合に加え、国内外の主要ハイテク企業・半導体関連企業の決算発表が相次ぎます。中東情勢と企業決算をにらみながら、日本株は引き続き値動きの大きい展開が想定されます。

    米国ハイテク企業の下げを受けて日本株も売られる

    キオクシアはじめ主要半導体銘柄が大幅安

    2026年7月24日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1811円45銭安の6万4611円15銭でした。反落です。下げ幅は一時2000円を超えました。17日以来1週間ぶりに終値ベースで6万5000円を割り込みました

    前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が続落していました。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も反落。22日夕に決算を発表したテキサス・インスツルメンツ(TI)のほか、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株も売られていました。これを受けて日本株も下げました。

    韓国で、メモリー株などを対象とした個別株レバレッジ型上場投資信託(ETF)を巡る取引規制の強化を前倒しで実施すると伝わったことから韓国総合株価指数(KOSPI)が急落しました。東京株式市場でも、キオクシアホールディングス、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンなどが売られる展開となりました。

    原油価格上昇を受けて関連株が売られる一方で内需は堅調

    中東情勢の緊迫化を受けて原油先物が上昇しています。国際指標の一つである米国のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は、23日に一時1バレル93ドル台と6月11日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けました。日本企業の業績への影響も懸念されるところです。

    中でも航空関連は影響が大きいとされ、関連銘柄が軟調です。24日には日本航空(JAL)は一時前日比121円(4.24%)安の2728円まで下げ、ANAホールディングスは同110円(3.67%)安の2883円まで売られました。

    一方で、映画大手の東宝が好調です。同社が配給する人気アニメ「ちいかわ」初の映画「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」が公開となりましたが、各劇場で満席の時間帯もあり、出足が好調と伝わりました。

    同社は昨年夏にも映画『国宝』や『鬼滅の刃』など大ヒット作に恵まれていました。その後は利益確定売りなども出ていましたが、再度見直し買いが入っています。

    米国とイランの戦闘終結に向けた交渉再開

    日米の金融政策会合、決算の本格化と材料が多い

    今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。24日の米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発し、終値は前日比235ドル60セント高の5万1947ドル25セントでした。

    米メディアは同日、中断している米国とイランの戦闘終結に向けた交渉再開をパキスタンが模索していると伝えました。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が再開するとの期待から、主力株が買われました。

    さらに、トランプ大統領が大規模攻撃を当面見送る方針を固めたと伝わりました。戦闘が激化していることから兵器備蓄が枯渇することへの懸念がその一因だとされます。

    中東情勢の緊張が緩和すれば相場の下支えとなります。日本株も週初から底堅い動きになることが期待されます。

    今週は28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、30~31日に日銀政策委・金融政策決定会合が開かれます。また、今週は国内外の半導体関連企業、ハイテク企業の決算が相次いで行われます。

    29日にはアドバンテスト、日立製作所、米マイクロソフト、メタ。30日には東京エレクトロン、米アップル、アマゾン・ドット・コム。31日にはキオクシア、ソニーグループ、ファナック、ルネサスエレクトロニクスなどが決算を発表します。

    中東情勢と半導体決算が引き続き相場を左右

    中東情勢の行方や主要半導体関連企業の決算を巡る思惑から、当面は相場が大きく振れる展開が続きそうです。

    日々の値動きに一喜一憂するのではなく、中長期的な視点に立ち、冷静な投資判断を心掛けたいところです。

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    執筆・監修
    下原 一晃
    • 下原 一晃
    • テクニカルアナリスト

    マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。

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