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【8月3~7日】日経平均動向:大荒れの7月相場を終えて個別銘柄選択へ移行か

【8月3~7日】日経平均動向:大荒れの7月相場を終えて個別銘柄選択へ移行か

資産運用2026/08/05

    日経平均は今後も上昇する?」「AI・半導体株への投資は続けるべき?」と気になる人もいるでしょう。

    2026年7月31日の日経平均株価は、AI・半導体関連株を中心とした買いが広がり、大幅に続伸しました。一方で、企業決算の内容によって株価の反応は大きく分かれており、相場全体は引き続き個別材料に左右されやすい状況です。

    今後は、米国株の動向や国内企業の決算発表に加え、為替相場の変化にも注目が集まります。短期的な値動きが大きい局面では、業績や成長性を踏まえた銘柄選びがこれまで以上に重要になるでしょう。

    本記事では、直近の日経平均株価の動きや注目銘柄を振り返るとともに、今後の相場の見通しや投資する際のポイントについてわかりやすく解説します。

    日経平均はAI・半導体株を中心に大幅続伸

    アドバンテスト、ソフトバンクグループなどがストップ高

    2026年7月31日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2494円59銭高の6万4362円02銭でした。大幅に続伸です。一時3500円近く上昇し6万5000円台に乗せる場面もありました。

    前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇したことを受けて、東京市場でも人工知能(AI)・半導体株を中心に買いが先行しました。アドバンテストソフトバンクグループは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇しました。

    その他の半導体関連株も決算発表を受けて買われました。30日に決算を発表した東京エレクトロンも大幅に上昇しました。村田製作所もストップ高水準での買い気配のまま値が付かない場面もありました。取引終了後に決算発表を引賭けるキオクシアホールディングスもストップ高水準の買い気配が続きました。

    決算発表を受けて明暗が分かれる

    一方で、31日に決算を発表したデンソーは連結決算(国際会計基準)が前年同期比14%減となったことを受けて売られました。中東情勢の緊迫化による銅やアルミなどの部材高騰が影響しました。

    第一三共も同日決算を発表し同じく連結純利益(国際会計基準)が前期比10%減の見込みであるとしたことから下げました。

    米株高を受けて週初から底堅い展開か

    キオクシアは利益確定売りも出やすい局面

    今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比276ドル97セント高の5万2485ドル03セントとなりました。

    30日に決算を発表したアマゾン・ドット・コムが売上高と営業利益が市場予想を上回ったことから買われ大幅高となりました。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続伸しており、日本株も週初から底堅い展開になることが期待されます。

    注目されるのはやはりキオクシアでしょう。前週末の取引終了後に発表した決算では、2026年7〜9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比31倍の1兆2700億円になる見通しだと発表しました。

    ただ、市場予想に届きませんでした。前週末にすでに大量の買い注文を集めていたことから一転して売られる展開になることも想定され注意が必要です。

    今週も大手企業による決算が相次いで発表されます。4日にはトヨタ自動車、6日にはソフトバンクグループが決算を発表します。中東情勢の悪影響はすでに織り込み済みとされ、逆に業績見通しが上方修正されるようであれば活発に買われることもあり得ます。

    気になるのは為替の動向です。30日夜に政府・日銀の円買い介入によって円相場が急騰する場面がありました。31日も介入があったとされます。

    片山さつき財務相は3日、「米国財務省と協調して円買い介入を実施した」との談話を発表しました。協調介入は平時は異例で、2011年の東日本大震災の直後以来15年ぶりです。

    このまま円高傾向が続くと、自動車・機械など輸出関連銘柄にとっては業績に影響が出るため下値圧力となります。

    中長期的に持続的な成長が見込める銘柄物色へ

    7月の相場は良くも悪くもAI・半導体関連株の動きに振られ大荒れとなりました。6月までの急上昇から一気に売られる展開となり、キオクシアなども急落しました。

    難しい相場が続いていますが、投資家の間には急騰もある一方で急落もあるAI・半導体以外の銘柄を物色する流れも起きつつあります。中長期的に持続的な成長が見込める銘柄などに再度注目が集まりそうです。

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    執筆・監修
    下原 一晃
    • 下原 一晃
    • テクニカルアナリスト

    マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。

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