
【プロが回答】投資初心者は何から始めるのがベスト?少額からできる投資と失敗しないコツ
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投資初心者で何から始めるべきかと悩んでいる人は多いでしょう。
金融商品はさまざまあり、それぞれ特徴やリスク・リターンの振れ幅が異なります。自分の投資目的と目標額に合わせて選ぶことが大切です。
その中で投資初心者はまず「月2万円程度から始める少額積立投資」がおすすめです。少額から投資を始めて徐々に慣れていくと良いでしょう。
例えば、毎月2万円を利回り6%で20年間運用すると、元本と運用益を合わせて924.1万円、積み立てることが可能です。
少額であっても長期積立投資をすることで、リスクをおさえながら効率よくお金を増やすことが期待できます。
本記事では投資初心者に向けておすすめの投資、投資初心者でも失敗しないためのポイントやよくある疑問について、ファイナンシャルアドバイザーが解説します。
※本記事では2023年までのNISA制度を「旧NISA」または「旧制度」、2024年から始まる新しいNISAを「新NISA」または「新制度」と表記しています
- 投資初心者には「月2万円から始める積立投資」がおすすめ
- 投資初心者は「少しの値動きで売却してしまう」など、価格変動に動揺してしまうことで失敗しやすい
- 投資初心者が失敗しないためには投資をする前に「投資の目的・目標額」を決めることが大切
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投資初心者には少額から始める積立投資がおすすめ
これから投資を始める人には、少額の積立投資から始めることをおすすめします。
価格が変動する金融商品を毎月決まった額で投資すること
積立投資のメリットは、高い時に買っても安い時に買っても、買値が平準化されることです。そのため、買値や買うタイミングを考える必要がなく、自動的に投資を続けることができます。
自分が長期目線で続けられる無理のない金額で始めると良いでしょう。
具体的には月2万円程度から始めてみると良いかもしれません。
積立金額が少なすぎると将来の投資成果を充分に受け取ることができないため、強制的に毎月引かれても生活に支障がない金額を設定しましょう。
少額の積立投資で将来いくらになるかシミュレーション
少額の積立投資を続けたら、将来いくらになるのかシミュレーションしてみましょう。
例えば、月2万円、想定利回り6%、積立期間を20年とした場合、元本と運用益を合わせて924.1万円を積み立てることができます。同じ条件で積立期間を30年にすると2009万円になります。
一方、月1万円で積立期間が20年の場合は462万円、積立期間が30年の場合は1004.5万円となります。このように、少額だとしても長期運用で積立投資をすると、自然とお金は増えていきます。
また、運用期間が20年と30年では積み立てられる金額に倍ほど差が出ることもわかります。
運用期間が長ければ長いほど運用効果は大きくなるため、なるべく若いうちに積立投資を始めることが大切です。
投資初心者が始めやすい積立投資「NISA」「iDeCo」
数ある金融商品や制度の中で、投資初心者が始めやすい「NISA・iDeCo」をご紹介します。
非課税でお得なNISA制度
NISA(少額投資非課税制度)とは、株式・投資信託などを活用した少額投資非課税制度です。
NISAのメリットは、毎年決まっている非課税投資枠に対して、投資信託などの投資で得られた利益や分配金が非課税になる点です。
通常の証券口座では、投資を行い売却益が発生した場合、利益に対して20.315%の税金がかかるところ、NISAの場合はかかりません。
旧NISAには、一般NISAとつみたてNISAがありましたが、2024年から新NISA(新しいNISA)となり、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に仕組みが引き継がれます。
成長投資枠は年間240万円まで投資することができますが、つみたて投資枠は年間120万円までです。
非課税保有期間は無期限化され、より長期運用で資産を効率的に増やすことが期待できます。
成長投資枠では株式、株式投資信託、ETF、REITなどの金融商品が選べます。
一方、つみたて投資枠は金融庁が定めた要件を満たす株式投資信託かETFのみです。
投資初心者の人は、少額から積立投資ができる「つみたて投資枠」から始めることをおすすめします。
税制優遇が魅力のiDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、投資信託や定期預金などを活用した個人で年金を作る私的年金制度です。
iDeCoの最大のメリットは3つの節税効果がある点です。
まず、積立金額は全額所得控除の対象になります。積立金の運用は定期預金、投資信託、保険商品などから、自分で選択します。
仮に投資信託で運用した場合、運用で得た利益は非課税となり、その分再投資することができます。
また、将来年金として受け取る際は「公的年金控除」、退職金として受け取る際は「退職所得控除」の対象となり、受け取る時にも節税メリットがあります。
参考)iDeCoとNISAの違い
拠出金額の上限が国民年金の被保険者によって変わるのがiDeCoですが、NISAの場合は誰でも一律です。
また、流動性が高くいつでも引き出しできるのはNISAですが、iDeCoは原則60歳まで引き出しができません。
投資可能期間についても、NISAは2024年から恒久化となりますが、iDeCoは国民年金の加入期間である原則60歳まで(国民年金任意加入の場合は65歳まで)となります。
このように、それぞれの特徴を理解して自分に合ったものを選びましょう。
投資初心者がやりがちな行動と失敗例
初心者がやりがちな積立投資での失敗例を見てみましょう。
投資で失敗する人がやりがちな行動
投資で失敗する人がまずやりがちなのは、「とりあえず」で投資を始めてしまうことです。
運用目的や金融商品のリスクをよく理解しないままに始めてしまう人が多くいます。投資を始めた後で、投資先のリスクが高いことや短期で解約すると損することを知っても、既に投資目的に合わない運用状況となっている可能性があります。
また、「短期間」で大儲けしようと投資資金を一度に投資してしまう人も多くいます。
その場合、投資に失敗をして損をした後、さらに損失を取り戻そうと生活資金や借金をするケースもあります。
投資にのめり込んだり一喜一憂してしまう人は、投資に失敗しやすいでしょう。
失敗例①:金融商品の特徴やリスクを理解せず選んでしまう
投資を始める時は、金融商品の特徴やリスクを理解したうえで、自分に合ったものを選びましょう。
周りの人がやっているからといって同じものを選んでも、自分にはリスクが大きい可能性があります。
金融商品は、商品によってリスクとリターンが異なります。
自分の性格や、資金用途、運用期間などに照らし合わせて考える必要があります。
投資初心者の人は、自分がどれくらいのリスクを許容できるか想像ができないかもしれません。まずは、少額からの投資や、長期投資を目的に始めてみることをおすすめします。
金融商品を自分で調べてもよく理解できないという人は、お金の専門家や投資のプロに相談してみるのも良いでしょう。
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失敗例②:積立金額を何度も変えてしまう
積立投資では、毎月一定の金額を積み立てることをおすすめします。
投資している金融商品の価格が下がると、損失を恐れて積立金額を減らしたり、逆に価格が安い時をチャンスと捉えて積立金額を増やす人もいるでしょう。
しかし、このような個人的な判断は結果的に誤ることが多く、日々の価格変動に過敏に反応してしまう原因にもなりかねません。
積立投資の基本は無理のない範囲で一定金額を、価格変動に左右されずに継続することです。価格が高い時も安い時も一定額を積み立てることで、平均購入価格を抑える効果が期待できます。
失敗例③:ちょっとした値動きで売却してしまう
多くの投資初心者に当てはまるのは、少しの値動きに対して短期間で売却してしまうことです。
特に、損をした場合に動揺してすぐに売却するのは避けましょう。
また、利益が出ていたとしても、より資産を大きくするには長期間投資をすることが大切です。
例えば、毎年10%増える金融商品に100万円を投資した場合をシミュレーションしてみましょう。
3年で売却した場合:100万円×1.1×1.1×1.1=133.1万円
長期の場合、寝かせておくと増えた利益も運用されて、さらに利益が大きくなります。
このように、増えた利益を再投資して運用することを「複利」と呼びます。
長期の目線で「複利」の効果を使い、資産を成長させることを心がけましょう。
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投資初心者が失敗しないための3つのポイント
投資初心者が失敗しないコツを投資のプロが解説します。
投資する目的・目標額をきちんと決める
投資を始める前に、まずは目的と目標金額を明確にしましょう。なぜ投資をするのか、いつまでにいくら必要なのか、具体的な目標を定めることが大切です。
「流行っているから」「人から勧められたから」という理由だけで投資を始めるのは危険です。話題になっている投資商品は、メリットばかりが強調され、リスクが見過ごされがちです。
また、既に価格が高騰している可能性もあり、安易な投資は思わぬ損失につながるかもしれません。
情報に惑わされず、慎重に判断するためにも、投資を始める前に「投資の目的」「目標金額」などを決めてから金融商品を選びましょう。
「成長する資産」に長期で積立投資をする
投資先選びに悩んだら、まず「成長する資産」を選びましょう。
少子高齢化で経済が後退しつつある日本に集中投資をしても、大きな成長は期待できないかもしれません。
一方、世界に目を向けると、先進国は既に成熟しているものの安定した成長が見込めます。
また、新興国は今後急激に経済が発展する可能性があります。世界規模では人口拡大に伴い経済成長が見込まれるため、世界全体に分散投資することをおすすめします。
全資産を一括投資せず、タイミングと金額を分ける
一度に全資産を投資するのではなく、積立でコツコツ投資しましょう。
運用資産が手元に1000万円あるとして、一度に一つの投資先に投資するのは危険です。
投資先は、値動きの違う金融商品に分散させてリスクを分散させましょう。投資先の一部が下がっていても、他の投資先は上がっている可能性があり、全体的に大きな損失を防げるためです。
また、投資をするタイミングも分散させましょう。
価格が高い時も安い時も一定額積み立てることで取得価格は平準化され、結果的に高値で買いすぎてしまうことを防ぐことができます。
そもそも投資にはどんなものがある?
投資をするうえで知っておくべき仕組みを解説していきます。投資について、さらに理解を深めていきましょう。
参考)投資におけるリスクとリターンの関係性
投資における「リスク」とは値動きの大きさやブレ幅を表し、リターンは運用の成果を表します。つまり、運用中の値動きが大きいほど、運用の成果も大きくなります。
投資目的や自分が許容できるリスクを考えたうえで、金融商品を選ぶことが大切です。
ローリスク・ローリターンの金融商品
ローリスク・ローリターンの金融商品について見ていきましょう。
預貯金
金融機関に預けたお金は万が一、銀行などが破綻したとしても、預金保険制度で一定金額まで保証されます。
元本保証があるため、金融商品の中で最も安全性が高いといえます。
しかし、現在日本の金利は低い状況にあるため、効率的にお金を増やすことは難しいでしょう。
債券(円建て)
債券とは、国や企業が投資家からお金を借りる際に発行する証券のことを指します。
債券の発行体である国や会社が破綻しない限り、償還日に債券の額面金額が返ってきます。
また、償還日まで投資家はお金の貸し手として利子を得ることができます。
債券のメリットは、満期まで保有すれば原則元本割れしない点です。
ただし、中途解約の場合は、債券の価格次第で返ってくる金額が変動します。
金利水準などの要因で、元本が増える可能性もあれば、割れる可能性もあります。
ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品
次に、ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品を見てみましょう。
外貨預金
外貨預金とは、外国の通貨で保有する預金のことです。
近年、外国の預金金利は日本より高いため、日本円よりも効率的にお金を増やすことができます。
ただし、外貨預金のデメリットは、円高や円安の影響で預け入れ資産が変動する点です。
そのため、高金利で外貨は増えたとしても、円に戻したら円高の影響で元本割れする可能性があります。
特に新興国通貨は、為替が大きく変動しやすいため注意が必要です。
金投資
金投資とは、その希少性に対して価値を置く投資方法です。
「有事の金買い」と言われるほど、戦争や金融危機の際に金が買われやすくなります。金自体の値上がりを期待したり、資産の分散先として活用されています。
金投資の方法は、毎月少額から積み立てる純金積立がよく知られています。他には金価格に連動したETF(上場投資信託)、金鉱株関連企業に投資する投資信託などがあります。
債券(外貨建て)
外貨建の債券は外国の通貨で保有する債券のことです。一般的に外貨建の債券は日本の債券より金利が高いため、高い利子を受け取ることができます。
ただし、外貨建て債券のデメリットは、円高や円安の影響で償還時の資産が変動する点です。また、受け取る利子についても、その都度円に戻す場合は為替次第で変動します。
不動産投資信託(REIT)
不動産投資信託(REIT)とは、不動産投資法人が投資家からお金を集め、複数の不動産へ投資を行い、得られた賃料収入や不動産売買益を投資家に分配する投資信託のことです。
投資家はREITを通じ、間接的に不動産に投資をしていることになります。
メリットは、不動産からの収益のほとんどを分配金として受け取ることができるため、利回りが高い点です。
一方、デメリットは、金利や景気動向に左右されるため、分配金が変動する点です。
ハイリスク・ハイリターンの金融商品
最後に、ハイリスク・ハイリターンの金融商品を見てみましょう。
(株式型)投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金を専門家が運用する仕組みの金融商品です。
メリットは少額から投資ができる点と、プロに運用を任せられる点があります。
株式に投資をする投資信託や、海外資産に投資をする投資信託は、値動きが大きくなりやすいです。そのため、売却して現金に戻すタイミングによっては元本割れする可能性もあります。
一方で、債券に投資をする投資信託や、複数の資産に分散投資する投資信託は、値動きが小さくなりやすいです。
このように投資対象によって値動き(リスク)が変わるため、自分に合ったものを選びましょう。
株式投資
株式投資とは、東京証券取引所などの国内市場に上場する株式に、投資家自身が持っている資金で投資をすることを指します。
株式は、市場が開いている時間はいつでも売買が可能なため、換金性が高い金融商品です。
メリットは、投資先の企業の株価が大きく上昇すれば、大きな利益が得られる点です。上手く運用すれば、少ない日数でお金を増やすことも可能です。
一方、業績不振や景気の悪化などで、株価が大きく下がることもあります。最悪、経営破綻などで上場廃止となれば、投資した資金は返ってきません。
景気の動向や業績に大きく左右される株式投資は、金融商品の中でハイリスク・ハイリターンといえるでしょう。
投資初心者でもすぐできる!投資の始め方
早速、下記の流れで投資を始めてみましょう。
1.投資の目的に合わせて金融商品を選択
投資において最も大切なことは、最初に投資目的を考えることです。次に、自分の投資目的に合った金融商品や制度を選びましょう。
2.ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、金融資産の組み合わせのことを指します。
運用目的や方針が決まったら、いくら積立てるか(予算)、いくら貯めたいか(目標)を明確にしましょう。
次に、予算と目標に見合った金融商品は何か、複数分散させる場合は投資比率も含めて具体的な組み合わせを考えましょう。
ポートフォリオの作り方、投資先に悩んだ時は
投資初心者の場合、ポートフォリオの組み方に悩んでなかなか投資を始められないケースもあるかもしれません。
そのような時は投資の専門家に一度相談することをおすすめします。
無料相談サービスを提供している「マネイロ」では、金融機関出身の専門家が相談者の投資目的、目標金額に合わせて商品選びのアドバイスを行っています。
相談者全員に専任の担当者がつくため、運用後も何度でも無料で相談可能です。また、マネイロはSBI証券と提携しているため、専門家と一緒にネット証券で投資を始めることができます。
3.投資先を選ぶ
投資先は、リスクや金融商品の仕組みを理解したうえで選びましょう。
それぞれの具体的な商品特徴については、運用会社ホームページや、販売会社のホームページなどで調べることができます。
自分で見てもわからない場合は、販売会社や運用のプロに相談してみましょう。
4.証券口座を開設・口座へ入金
投資先が決まったら、投資先の金融商品の取り扱いがある証券会社の口座を開きましょう。
複数の金融機関に取り扱いがある場合は、ポイントが貯まるか、使い勝手が良いかなど自分にとって最もメリットが大きい金融機関を選びましょう。
証券口座を開設したら、運用資金を証券口座に入金しましょう。
運用資金をあらかじめ証券口座に用意できるものもあれば、積立金額を毎月給与口座などから引き落とすこともできます。
証券会社によっても入金方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
投資初心者のよくある疑問にプロが回答
投資初心者が抱える投資に関するよくある疑問について、プロが回答します。
Q.積立投資はいつが始め時?
積立投資をする際、始めるタイミングは特に深く考えなくても良いでしょう。
ただ、積立投資できる期間が長いほど運用のリターンは安定する傾向があるため、なるべく早く積立投資をスタートさせることが大切です。
また、早く始めた方が投資元本も多くなるため、将来の運用結果も大きくなる可能性が高まります。
投資できる期間は限られているため、可能な限り早く投資をスタートさせて、時間を味方につけましょう。
Q.投資はいくらから始めるべき?
投資金額は、人によって目標や目的が違うため、一概にいくら必要とはいえません。
収入状況や貯蓄状況は人によってさまざまです。
そもそも貯金が少ない場合は、まず自由に使えるお金を蓄えてから投資を検討しましょう。
投資先の金融商品の評価が下落した時、投資資金を取り崩してしまうと損になってしまうからです。
また、毎月安定して貯金ができている人は、毎月の貯金額の半分を目安に考えても良いでしょう。
あくまで、毎月継続できる余裕資金で始めましょう。
Q.株は投資初心者でもできる?
株式は仕組みの理解や銘柄選びが比較的難しく、投資初心者には扱いづらいといえるでしょう。さらに、一日で大きく株価が変動するため、慣れていないと大きな損失にもつながりかねません。
貴重な運用資金を無駄にしないよう、まずはプロに運用を任せられる投資信託から検討しましょう。
国の投資制度であるNISAや私的年金制度のiDeCoでも投資信託を活用できます。
投資信託は長期運用であれば、株式のように毎日欠かさずに値動きを気にする必要もありません。
まず投資信託で値動きに慣れ、経済情報について習慣的に確認できるようになったら、株式投資を始めると良いでしょう。
Q.不動産投資は投資初心者でもできる?
不動産投資の場合、一般的に投資資金は借り入れを行うケースが多いため、リスクが伴います。また、管理会社を仲介する場合はコストがかかるため、利回りは下がる可能性があります。
一方、自分ですべて管理する場合は、メンテナンスや管理に手間がかかります。
修繕など行う度に自己資金から捻出したりなど、ある程度現金も持っておく必要があるでしょう。
入居率を上げたり維持するために工夫を考えるなど、自分で事業を行っている感覚に近いため初心者にはおすすめしません。
Q.投資について勉強は必要?
まずは、自分なりに投資について勉強してみることをおすすめします。自分で学ぶ方法をいくつかご紹介します。
日本取引所グループや日本証券業協会、投資信託協会は、定期的にオンラインセミナーを開催しています。偏った知識や情報を入れないよう、最初は中立的で信頼のおける機関から情報収集を行うようにしましょう。
②オンラインセミナーを受ける
運用の専門家のセミナーで目と耳から情報収集すると、より正確に理解できるでしょう。
③投資に関する本を読む
最初は、なるべく簡単な言葉で書いてある本を選びましょう。
自分なりに運用の基礎を学んでも、正しい方法を選択できるとは限りません。
困った時は、お金の専門家に直接相談してみると早く理解できるかもしれません。
まとめ
投資の目的は人それぞれであり、その人に合った運用方法も異なります。
自分の運用目的を明確にしたうえで、リスクや運用期間に見合った運用方法を選びましょう。
運用目的が決まったものの、どんな投資をすれば良いかわからないと悩んでいる投資初心者は、少額から始める積立投資を検討すると良いかもしれません。
長期でコツコツ続けることで、時間を味方につけて資産を大きく増やすことができます。
投資初心者にとって、投資について一から学ぶことはとても難しいことです。
悩んだ時はお金のプロに相談することも選択肢も考えて、投資の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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監修
高橋 明香
- ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者
みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
執筆
西森 遥
- ファイナンシャルアドバイザー
都留文科大学卒。大和証券株式会社にて、主にリテール営業に従事。株式、投資信託の販売など、資産運用コンサルティング業務に携わる。現在は個人向け資産運用会社にて、運用に関するコンサルティング業務を行っている。顧客に寄り添う営業をモットーとし、特に若い世代へ資産運用の必要性を伝えるべく、日々精力的に活動中。外務員一種保有。