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マネーセミナーで何が学べるの?なぜ無料?参加のメリットと自分に合うセミナーの選び方

マネーセミナーで何が学べるの?なぜ無料?参加のメリットと自分に合うセミナーの選び方

資産運用2021/10/22 (最終更新:2024/08/01)

    マネーセミナーと聞くと、どこか怪しいと感じる人もなかにはいるかもしれません。

    マネーセミナーは知識がない人でも家計資産運用年金などお金について気軽に学べる講座です。

    専門家が講師をしているため、安心して学ぶことができます。

    とはいっても、数あるマネーセミナーの中からどうやって選べば良いか、悩むのではないでしょうか。

    本記事ではマネーセミナーの基本知識とあなたに合ったセミナーの選び方のコツについて、わかりやすく解説します。

    マネーセミナーとは「お金について学べる講座」のこと

    マネーセミナーとは「お金について学べる講座」のことです。
    マネースクール、マネー講座などと呼ばれることもあります。

    2022年度から高校の授業に「資産形成」の内容が導入される予定ですが、日本ではお金について学ぶ機会があまり多くありません。

    そのため、マネーセミナーはお金について誰でも学ぶことができる点で近年注目されています。

    マネーセミナーの多くは無料で参加が可能です。
    主催者が設定する参加要件(男性向け、女性向け、40代向けなど)を満たせば、誰でも気軽に参加できるようになっています。

    2019年までは「会場に足を運んで2時間話を聞く」のが一般的でしたが、現在ではオンライン開催が多くなっています。
    講座の時間も30分からと、より気軽に参加できる環境になっています。

    Q.具体的にどんなことが学べるの?

    家計の見直し

    マネーセミナーで学べる内容は、資産運用教育費住宅資金年金家計の見直しなど、主催者によって様々です。

    例えば、家計の見直しに関するセミナーでは、家計の状態把握のやり方や、家計の節約のポイントなどが学べます。

    最近では、つみたてNISA(ニーサ)iDeCo(イデコ)など、資産運用に関するセミナーが特に人気です。

    セミナーでは制度の内容、始め方、活用法など、わかりやすく解説されています。そのため、つみたてNISAやiDeCoを勢いで始める前に、一度マネーセミナーに参加しておくと、失敗するリスクを軽減できるでしょう。

    Q.なぜ無料で開催できるの?その目的は?

    マネーセミナーの目的

    主催者がマネーセミナーを無料で開催できる理由は大きく分けて4つあります。

    1. 無料の個別相談の機会を設けるため

    IFA(独立系資産運用アドバイザー)、銀行、証券会社、保険会社、不動産会社などが主催するマネーセミナーでは、セミナー後に無料の個別相談の機会が設けられています。

    相談の結果、相談者が何らかの金融商品(つみたてNISA、iDeCo、投資信託、生命保険、住宅ローン、不動産など)を購入した場合、主催者は収益を得られる仕組みです。

    もちろん、金融商品を購入する・しないの判断は相談者の自由です。

    2. 有料の個別相談・マネースクールへの勧誘のため

    家計の見直し相談や、ライフプラン表の作成などに特化しているFP事務所などでは、相談が有料となる傾向があります。
    イメージとしては、1時間2万円といった形でお金がかかります。

    また、有料のマネースクールも最近増えてきています。
    マンツーマンでレッスンを受けることができる一方で、授業料が高くなってしまう場合もあるようです。

    このように、有料の個別相談マネースクールへの集客の目的で、マネーセミナーを開催することもあります。

    3. ネット証券やロボットアドバイザーの口座開設をしてもらうため

    ネット証券やロボットアドバイザー(通称ロボアド)の運営会社が主催するマネーセミナーもあります。

    この場合、参加者に口座開設を促し、金融商品の売買をしてもらうことを目的としていることが多いようです。

    この場合ももちろん、口座開設や取引をする・しないは、参加者の自由です。

    4. より多くの人にお金について知ってもらうため

    利益を出すためではなく、教育を目的としたマネーセミナーも一部あります。

    自治体や日本FP協会などが主催しているものや、IFA(独立系資産運用アドバイザー)が社会貢献の一環で行うものなどが挙げられます。

    マネーセミナーに参加するメリット・デメリット

    マネーセミナーに参加するメリット・デメリットをまとめます。

    主なメリット

    メリット

    マネーセミナーに参加する主なメリット4つあります。

    1. 正しいお金の基本知識を早く正確に学べる

    お金の知識がない初心者でも、基本知識を早く、正確に学べるのが最大のメリットです。

    実はこの「早く」「正確に」というのがポイントです。

    定評のあるマネーセミナーで講師や監修を務めるお金のプロは、多くの場合10年以上の金融実務経験をもっています。少なくとも1万時間以上、金融領域の学習に時間を費やしているのです。

    お金に関して知識のない初心者が、何から勉強すべきか判断するのはとても難しく、自分で一から調べるのには膨大な時間がかかります。

    また、ネットの記事の中には正確ではないものも混在しているため、正しい情報を身につけるのは大変困難です。

    30分~2時間程度、お金のプロの話を聞くことで、将来のお金に関する知識は身につけられるので、結果的に大きな時短につながります。

    2. 自分に合った資産運用が見つけられる

    資産運用イメージ

    「同僚がやってるから、つみたてNISAを始めてみたけど…」
    「ネットでよく見るからロボットアドバイザーを始めてみたけど…」

    最近よく目にする資産運用の失敗事例です。

    資産運用は「みんなと同じ」ことをするのが成功ではありません。

    自分に合った、つまり、自分の目的達成に役立つ資産運用を選ぶことが大切です。

    資産運用を始める前に複数のマネーセミナーに参加して、メリットだけではなくデメリットにも、しっかりと目を通すことをおすすめします。


    自分に合う資産運用をプロにすぐ相談したい方はこちらから!


    3. 手っ取り早く運営会社について把握できる

    マネーセミナーに参加することで、お金を預ける前に運営会社の情報を得ることができたり、優秀なアドバイザーがいる会社を知ることもできます。

    以下のような点をチェックすることで、長く付き合うべき会社を選びましょう。

    会社選び

    ・セミナーがわかりやすく、しっかりと作り込まれている
    ・様々な切り口のセミナーを提供している
    ・参加後に、しつこい電話勧誘などがない

    4. オンライン開催では途中退出なども可能

    マネーセミナーには大きく3種類の形態があります。

    1.会場型:ホテルやオフィスビルの会議室で開催されるリアルイベント
    2.オンラインの参加型:ZOOMなどを使って、参加者にも顔出しや発言を求めるもの
    3.オンラインの視聴型:参加者は顔出しなし、発言もなしで、講師の話を聞くだけのもの


    3の「オンラインの視聴型」の場合、「ただ聞いているだけ」で途中退出も可能なケースが多いので、気軽に参加したい人にはおすすめです。

    主なデメリット

    デメリット

    マネーセミナーのデメリット(リスク)3つあります。
    全てのマネーセミナーが該当するわけではありませんが、違和感があった場合は下記3つの点を参考に判断してみてください。

    1. セミナーで説明された情報が誤っている場合がある

    マネーセミナーによっては、十分な分析力や経験がない講師が監修をしているケースがあります。

    そういった講師の場合、例えば、つみたてNISAの制度は正しく紹介できても、使い方やどんな目的に合うのかなど、重要な点について分析や説明が不十分なことがあります。

    「自分に合ったマネーセミナーを選ぶ5つのコツ」を参考に、どのセミナーに参加するか、見極めることが必要です。

    2. 主催者が売りたい商品の魅力だけ説明される

    マネーセミナーはあくまでお金に関して勉強する場です。

    セミナー主催者が特定の商品だけ魅力的に見えるように、説明しているケースは要注意です。

    例えば、不動産会社主催のマネーセミナーで、「老後資産作りには不動産投資一択」と思わせるような説明をしている場合などです。

    全ての金融商品や制度には一長一短があり、「これで完璧」というものはありません。

    参加したマネーセミナーで上記のような違和感があれば、他のセミナーにも参加して比較することを推奨します。

    3. 会場開催ではセミナーとは関係のない勧誘をされる場合がある

    会場型のマネーセミナーでは、ネットワークビジネスなどの勧誘をしてくる参加者(参加者を装った業者)がいる可能性に注意が必要です。

    これはマネーセミナーに限らず、人が集まるイベントにおいて同じことがいえます。

    当然主催者は「参加者を装った業者」が紛れ込まないよう細心の注意を払ってはいるものの、完全には防ぎきれないのが実態です。

    会場やトイレなどで「フレンドリーに話しかけてくる参加者」に対して、気軽に連絡先を教えないよう、参加者自身が一定の警戒感をもっておいた方が良いでしょう。

    自分に合ったマネーセミナーを選ぶ5つのコツ!

    セミナー選びの5つのコツ

    ここでは、自分に合ったマネーセミナー選びの5つのコツをご紹介します。

    1.参加する目的、今後の目標に合ったセミナーを選ぶ

    セミナー主催者ごとに、マネーセミナーを開催する目的があります。

    主催者の収益源を見た上で、セミナーに参加する目的自分の目標に合った話が聞けそうか、確認することが大事です。

    例えば、IFAは節約系の相談は得意ではなく、一方で保険代理店・保険会社・FP事務所などは資産運用の専門家ではありません。

    また、不動産会社に積立投資の相談をしても、IFAほどの専門的な回答を得ることはできません。

    主催者の得意領域を知っておくことで、ミスマッチを防げます。


    主催者ごとの収益源・得意領域一覧▼

    主催者の業態

    主な収益源

    主な収益源

    得意領域

    得意領域

    IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

    主な収益源

    投資信託(iDeCo、NISA含む)、債券、株式、保険の仲介

    得意領域

    資産運用全般

    証券会社

    主な収益源

    投資信託(iDeCo、NISA含む)、債券、株式の販売

    得意領域

    主に富裕層向け資産運用全般

    銀行

    主な収益源

    投資信託(iDeCo、NISA含む)、債券、株式、保険の仲介

    得意領域

    主に富裕層向け資産運用全般

    保険代理店

    主な収益源

    保険の仲介

    得意領域

    保険

    保険会社

    主な収益源

    保険の販売

    得意領域

    保険

    不動産会社

    主な収益源

    不動産の販売・仲介

    得意領域

    不動産

    FP事務所

    主な収益源

    有料相談 保険の仲介

    得意領域

    節約、社会保険

    マネースクール

    主な収益源

    有料講座

    得意領域

    主催者によって様々

    2.主催者の保有している資格を確認

    主催者が何の専門家なのか、それを判断するために役立つのが、保有資格・登録の確認です。

    資産運用の話を聞きたい場合は少なくとも以下どれかの資格・登録がある主催者のマネーセミナーに参加するのが良いでしょう。

    ・金融商品取引業者:証券会社など
    ・金融商品仲介業者:IFA、銀行など

    不動産の話を聞きたい場合は、宅地建物取引業者が主催のマネーセミナーに参加することを推奨します。

    3.自分の知識のレベルに合っているか確認

    初心者向け

    初めてマネーセミナーに参加される人は、「初心者向け」と明記されている無料セミナーから始めるのがおすすめです。

    初心者向けのセミナーについては、無料・有料関係なく、セミナーの内容自体に大きな差が出るとは考えにくいからです。

    自分の知識のレベルが合っていることと、セミナーに参加する目的主催者の専門性が合っているかどうかを重視しましょう。

    4.料金を確認

    多くのマネーセミナーが無料で開催されていますが、どこまで無料で対応してもらえるのか、必ず確認しましょう。

    例えば、全3回形式で1回だけ無料、マネースクールの体験講座だけ無料、マネーセミナーと相談1回は無料など、様々な組み合わせが存在します。


    1時間の無料相談で自分に合う資産運用がわかる

    5.口コミや実績を確認

    口コミの内容も確認すると良いでしょう。
    ただ、マネーセミナーは参加者によって興味関心事項にばらつきがあります。

    Aさんにとって最高のセミナーが、Bさんにはあまり良くなかったということがあり得るため、口コミは参考程度にしましょう。

    なお、参加者数やセミナー種類の豊富さも、主催者の実力を見る上で参考になります。

    参加するセミナーのHPなどで主催者の過去の実績などを確認すると良いでしょう。

    マネイロのオンラインマネーセミナーは初心者向け!知識ゼロからでも大丈夫

    マネイロで開催されているオンラインマネーセミナーはお金の知識がない人向けの内容になっています。

    「今から老後のためにお金を準備したいけど、何から始めて良いかわからない…」
    「お金について勉強なんてしたことがないから、イデコ?ニーサも名前しか聞いたことがない…」

    という人でも、安心して参加することができます。

    マネイロのマネーセミナーで学べること

    マネイロでは、資産運用に関するオンラインセミナー4種類あります。
    (①と②のマネーセミナーは特に人気が高いものになります)

    ①申込数1万件突破!賢いお金の増やし方入門
    老後に本当はいくら必要なのか?初心者が知っておくべき資産運用の鉄則がわかります

    投資初心者向け!つみたてNISA100%活用術
    つみたてNISAで老後は大丈夫なのか?初心者でも失敗しない資産運用のコツがわかります

    つみたてNISA失敗しない始め方
    つみたてNISAの概要やメリット・デメリット、始める際に初心者がつまづきやすい金融機関や商品の選び方がわかります

    教育・住宅・将来資金 賢い準備と増やし方
    教育・住宅・老後資金の目安、お金の増やし方がわかります

    マネイロのマネーセミナーが選ばれる理由

    マネイロマネーセミナーが選ばれる理由

    マネイロのマネーセミナーには月間1000件を超える参加申し込みがあります。

    数あるマネーセミナーの中で、マネイロが評価を集めているのは、以下のような理由があります。

    セミナーの質が高い
    ⇒世界的な資産運用会社でプロとして資産運用に携わってきたプロが、セミナーを企画・監修

    参加しやすい
    ⇒各セミナーは30分完結。毎日10コマ用意されているため、忙しい人でもスキマ時間で参加ができます。オンライン視聴型のため、参加者はカメラオフ、発言無しの参加でOK

    面倒な勧誘がなく安心
    ⇒セミナーの後で金融商品購入の勧誘電話がかかってくるなど、参加者の意向を無視した迷惑行為はありません

    こんな人におすすめ!

    マネイロは、はたらく世代に特化したIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)です。

    主に30代、40代の方々が、積立投資(月2-10万円)や生命保険によるリスクマネジメントを適切な形で行えるようサポートをしており、その一貫としてマネーセミナーを開催しています。

    そのため、マネイロのマネーセミナーは、既に大きな資産がある富裕層ではなく、これから資産を作っていこうと考えている資産形成層の方々に役に立つ内容となっています。

    セミナー後に無料オンライン相談もできる

    マネイロでは、セミナー後のオンライン相談も全て無料です。

    相談後、相談者が納得し、資産運用プランに沿って投資信託や保険などを購入・加入する場合、マネイロは証券会社や保険会社から仲介料を受け取ります。
    そのため、セミナーもオンライン相談も無料で運営することができるのです。
    (参考:主催者ごとの収益源・得意領域一覧

    相談の結果、「適切なプランが見つからない」「もう少し勉強を続けたい」といった結論になることももちろんありますが、この場合でも相談料などは一切発生しません。

    また、セミナー後に相談相手となるアドバイザーを選ぶことができます。

    まずはセミナーにお気軽にご参加ください。

    まとめ

    マネーセミナー

    マネーセミナーは、お金について学ぶ機会の少ない日本において、早く正確にお金のことを理解するきっかけになるものです。

    主催者の目的収益源を理解した上で上手に活用できれば、授業料が高めのスクールに何度も通うことなく、お金に関する不安を解消することも可能です。

    今、お金の知識が全くない人でも、短時間で効率よく知識を身につけることもできるので、これを機に自分に合ったセミナーを探してみてはいかがでしょうか。

    ※本記事の内容は記事公開時や更新時の情報です。現行と期間や条件が異なる場合がございます

    ※本記事の内容は予告なしに変更することがあります。予めご了承ください

    執筆・監修
    原田 慎司
    • 原田 慎司
    • 証券アナリスト

    株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)代表取締役CEO。2018年にmoneiro(マネイロ)を運営するOneMile Partnersを創業。それ以前は一橋大学卒業後、大和総研、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ドイツ証券およびシティグループ証券に証券アナリストおよびM&Aバンカーとして勤務。シティグループ証券では総合電機業界の調査責任者を務める。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

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