
FIREにはいくら必要?年代やFIREの種類別の必要資金をシミュレーション
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「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」、つまり経済的自立と早期リタイアは、多くの人の憧れライフスタイルとなっています。
しかし、「具体的にFIREにはいくら必要?」「どのようなFIREの形が自分に合っているのか」といった疑問を抱えている方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、FIREの種類ごとの特徴から、目標に合わせた必要資金の計算方法、そして年代別の資金目安までを詳しく解説します。この記事を参考に、理想のFIREを実現するための具体的な道筋を見つけましょう。
- FIRE(Financial Independence, Retire Early)の多様なスタイルとそれぞれの特徴
- FIRE達成に必要な資金を算出するための具体的な3ステップ
- 年代やライフスタイルに応じたFIRE必要資金の目安と、それを達成するための資産形成戦略
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FIREとは?4つのFIRE+α
FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字をとった言葉です。これは、単に早期に仕事を辞めるだけでなく、投資による不労所得などで生活費をまかなえる状態を指します。
つまりFIREとは、お金のために働く必要がなくなり、自分の時間や情熱を注ぎたいことに集中できる自由な生き方を実現することです。
FIREにはいくつかの種類があり、それぞれ目指すライフスタイルや必要な資金が異なります。まずは、各FIREの定義について見ていきましょう。
ファットFIRE(フルFIRE)
ファットFIRE(またはフルFIRE)は、もっとも理想とされるFIREの形です。これは、早期リタイア後も現役時代と変わらない、あるいはそれ以上の豊かな生活水準を維持できるだけの十分な資産を築くことを目指します。
具体的には、年間の生活費をすべて投資からの不労所得(配当金や資産売却益など)でまかなえる状態を指します。生活の質を落とさずに早期リタイアしたい人や、旅行や趣味に多くの時間とお金を費やしたい人に適したスタイルといえるでしょう。
ただし、それだけに他のFIREスタイルと比較してもっとも多額の資金が必要となります。例えば、年間生活費が400万円の場合、後述の「4%ルール」を適用すると、生活費を賄うためには単純計算で1億円の資産が必要になります。
リーンFIRE
リーンFIREは、極力支出を抑えた質素な生活を送ることを前提としたFIREの形です。必要最低限の生活費で暮らすことで、ファットFIREよりも少ない資金での早期リタイアを目指します。
投資からの不労所得だけで生活費をまかなう点はファットFIREと同じですが、年間生活費を大幅に抑えることが特徴です。例えば、年間生活費が200万円であれば、4%ルールを適用すると5000万円の資産でFIREが可能になります。
節約志向が強く、物質的な豊かさよりも自由な時間を優先したい人、ミニマリスト的な生活に魅力を感じる人に向いています。生活水準を低く抑えることで、FIRE達成までの期間を短縮できる可能性があります。
サイドFIRE
サイドFIREは、投資からの不労所得に加え、フリーランスの副業など、無理のない範囲で収入を得ながら生活するスタイルです。
投資による収入だけでは生活費のすべてをまかなえない場合でも、不足分を労働収入で補うことで早期リタイアを実現します。例えば、年間生活費が300万円で、投資収入が150万円、残りの150万円を副業で得るという形です。
ファットFIREとリーンFIREの中間のような位置づけで、完全に労働から解放されるわけではありませんが、精神的な負担が少なく、好きな仕事を選びやすくなるのが魅力です。
まったく働かないことに不安がある人や、自分のペースで仕事と向き合いたい人に適しています。
バリスタFIRE
バリスタFIREは、サイドFIREと似ていますが、より具体的な労働形態を示唆する名称です。これは、パートタイムやアルバイトなど、比較的拘束時間が短く、精神的・肉体的な負担の少ない仕事(例:カフェのバリスタなど)をしながら生活費の一部を稼ぎ、残りを投資収入でまかなうFIREの形です。
このスタイルでは、資産形成のハードルがファットFIREやリーンFIREに比べて低くなります。例えば、年間生活費が250万円で、そのうち150万円を投資収入で稼ぎ、残りの100万円をアルバイトでまかなうといったケースです。
これにより、目標資産額を抑えつつ、ある程度の社会とのつながりを持ちながら早期リタイア後の生活を送ることができます。
サイドFIREとバリスタFIREは似ている概念ですが、雇用形態が大きな違いです。サイドFIREは、主にフリーランスや個人事業主として収入を得るスタイルを指し、バリスタFIREは、組織に雇われて収入を得るスタイルのことを指すのが一般的です。
そのため、バリスタFIREは「社会保険の恩恵も受けられるFIRE」ともいえます。
【新しい概念】コーストFIRE
コーストFIREは、比較的最近注目され始めたFIREのスタイルです。ある時点までに将来の老後資金に必要な額を投資で用意し、その後は追加投資をしなくても、複利運用により資産が自然に成長して目標額に到達する状態を指します。
例えば、40歳で1000万円をインデックスファンドに投資し、年平均5%で運用できたとします。この場合、追加投資をしなくても、60歳には約2650万円に成長します。もし老後に必要な資金を2000万円と想定している場合であれば、40歳の時点で十分にコーストFIREを達成しているということになります。
コーストFIREを達成した後は、新たに投資をする必要がないため、以後の収入を自由に使えます。将来の安心を確保しつつ、現在の生活も充実させたい人に向いたスタイルといえるでしょう。
コーストFIREは達成後もフルタイムで働き続けることを前提にしたスタイルであることから、厳密にはFIREではない、という意見もあります。
FIREに必要な資金の計算方法3ステップ
FIRE達成のために必要な資金を把握することは、目標設定の第一歩です。ここでは、具体的な必要資金を算出するための3つのステップを解説します。
1.年間生活費を正確に把握する
FIREに必要な資金を計算する上で、もっとも重要なのが「年間生活費」を正確に把握することです。
リタイア後の生活費は、現在の生活費から通勤費や外食費など、仕事に関連する支出が減る一方で、趣味や旅行など自由な時間が増えることによる支出が増える可能性もあります。まずは、現在の家計簿を見直し、年間の総支出を把握しましょう。
次に、FIRE後の理想の生活を具体的にイメージし、それに応じた支出の内訳をシミュレーションします。住居費、食費、光熱費、通信費、医療費、保険料、交通費、娯楽費、被服費、交際費、税金、社会保険料などを細かく算出し、現実的な年間生活費を算出しましょう。
この年間生活費が、FIRE達成後の生活を維持するために最低限必要となる金額の基準となります。正確な把握が、無理のないFIRE計画の土台となります。
2.「4%ルール」で必要資金を算出する
FIREを語る上で欠かせないのが「4%ルール」です。アメリカのトリニティ大学の研究グループによる考え方で、「年間支出の25倍の資産を貯め、その4%を年間の生活費として取り崩すことで、理論上は資産を減らすことなく生活できる」というものです。
具体的な計算式は以下の通りです。
FIREに必要な総資産額 = 年間生活費 × 25
例えば、年間生活費が300万円であれば、必要な総資産額は300万円 × 25 = 7500万円となります。この4%ルールは、資産運用による年間の実質リターンが4%程度見込めると仮定し、インフレや市場の変動を考慮した上で、資産を長期的に維持できる可能性が高いとされています。
ただし、これはあくまで目安であり、市場環境や個人のリスク許容度によって調整が必要です。また、税金が考慮されていない点にも注意が必要です。
3.インフレ率や税金を考慮して調整する
FIREに必要な資金を算出する際には、インフレ率と税金を考慮して調整することが非常に重要です。
インフレとは物価が上昇することであり、現在の年間生活費が将来も同じ価値を持つとは限りません。例えば、年率2%のインフレが続けば、現在の100万円は20年後には約67万円の価値にまで目減りしてしまいます。
そのため、リタイア後の期間が長くなるほど、インフレによる生活費の増加を見込んで、必要な資産額を上乗せする必要があります。また、投資による収益や資産取り崩しには税金がかかります。
例えば、日本では、株式投資の配当金や譲渡益に対して20.315%の税金が課されます。この税金を考慮せず資産計画を立てると、想定よりも早く資産が減少してしまうリスクがあります。
NISAやiDeCoといった非課税制度を最大限に活用しつつ、税引き後の手取り収入で生活費をまかなえるよう、計画を調整することが賢明です。
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ケース別・FIREに必要な資金目安
ここからは、FIREの種類と年代別の必要資金の目安をシミュレーションしていきます。ここで提示する金額は、あくまで一般的な目安であり、個人の年間生活費やライフスタイル、運用状況によって大きく変動することを理解した上で参考にしてください。前述の4%ルールを基本として計算を行います。
なお、4%ルールをもとに考えた場合、FIREする年代による必要資金に差は出ないことになります。逆にいうと、必要資金が変わらないということは、早期のFIREほど、資金達成の難易度は上がるということでもあります。
次では、各FIREのスタイル別の必要資金目安について解説していきます。
ファットFIRE(フルFIRE)を目指す場合
ファットFIREは、現役時代と同等、またはそれ以上の豊かな生活を送ることを目指すスタイルです。ここでは、比較的ゆとりのある年間生活費として、月の生活費を40万円(年間480万円)とした場合と50万円(年間600万円)とした場合を前提にシミュレーションしてみましょう。
年間生活費を480万円としてファットFIREを目指す場合は「480万円 × 25 = 1億2000万円」が必要となり、年間生活費を600万円とした場合は「600万円 × 25 = 1億5000万円」が必要となります。仮に20~30代で達成を目指す場合の難易度はかなり高いといえるでしょう。
リーンFIREを目指す場合
リーンFIREは、必要最低限の生活費で暮らすことを前提としたスタイルです。ここでは、年間生活費を抑えた場合として、月の生活費を15万円(年間180万円)とした場合と25万円(年間300万円)とした場合を前提にシミュレーションしてみましょう。
年間生活費を180万円としてリーンFIREを目指す場合は「180万円 × 25 = 4500万円」が必要となり、年間生活費を300万円とした場合は「300万円 × 25 = 7500万円」が必要となります。
ファットFIREと同じ「働かないFIRE」ですが、必要金額は大幅に抑えられることが分かります。
サイドFIREを目指す場合
サイドFIREは、投資収入とパートタイム収入を組み合わせて生活するスタイルです。ここでは、投資収入で生活費の半分をまかなうケースとして、月の生活費を30万円(年間360万円)の場合、月の生活費40万円(年間480万円)の場合、それぞれでシミュレーションしてみましょう。
年間生活費が360万円で、半分(180万円)を資産から充当する場合、サイドFIREを目指すには「180万円 × 25 = 4500万円」が必要になります。また、年間生活費が480万円で、半分の240万円を資産から充当する場合は、「240万円 × 25 = 6000万円」が必要ということになります。
サイドFIREは労働を伴うため、資産収入がさほど多くない場合でも、働いて得るお金で補えるのが強みといえます。
バリスタFIREを目指す場合
バリスタFIREは、パートやアルバイトなど比較的ストレスの少ない仕事で生活費の一部を稼ぐスタイルです。ここでは、投資収入で生活費の1/3をまかなうケースとして、月の生活費を30万円(年間360万円)の場合、月の生活費40万円(年間480万円)の場合、それぞれで半分を副業による収入でカバーする場合でシミュレーションしてみましょう。
年間生活費が360万円で、1/3(120万円)を資産から充当する場合、サイドFIREを目指すには「240万円 × 25 = 6000万円」が必要になります。また、年間生活費が480万円で、1/3の160万円を資産から充当する場合は、「320万円 × 25 = 8000万円」が必要ということになります。
バリスタFIREでは、比較的軽い労働による収入で生活費を補うことになることが多いため、サイドFIREよりもやや多めの資金を想定しておくと安心です。
【新しい概念】コーストFIREを目指す場合
コーストFIREは、将来の老後資金を早期に確保し、その後の追加投資は行わず複利運用に任せるスタイルです。ここでは、定年(65歳)までに必要な老後資金を確保することを目標とします。
コーストFIREは、達成時点では資産の取り崩しを行わないため、4%ルールは適用されません。また、複利による成長を前提とするため、達成年代によって必要な金額は大きく異なります。若いほど運用期間を長く確保できるため、必要資金は少なく済むのがコーストFIREの特徴です。
20代でのコーストFIRE
20代でコーストFIREを目指す場合、仮に65歳で老後資金5000万円が必要だとします。資産を年利5%で25歳から65歳までの40年間複利運用すると仮定した場合、25歳時点で約720万円あれば、追加投資なしで65歳までに5000万円に到達可能です。
ここまでに紹介した金額と桁が1つ異なるため、「これなら達成できるかも」と感じる人もいるかもしれません。
30代でのコーストFIRE
30代でコーストFIREを目指す場合を見てみましょう。同じく、65歳で老後資金5000万円が必要だとし、年利5%で運用でき35歳から65歳までの30年間複利運用すると仮定した場合では、約1160万円あれば、追加投資なしで65歳までに5000万円に到達できます。
若いうちからコツコツ資産形成を進めていけば、十分到達可能な金額といえるでしょう。
40代でのコーストFIRE
次に、40代でコーストFIREを目指す場合です。同じく、65歳で老後資金5000万円が必要だとし、年利5%で運用でき45歳から65歳までの20年間複利運用すると仮定した場合では、追加投資なしで65歳までに5000万円に到達するためには約1900万円の資金が必要になります。このあたりから金額がかなり大きくなって来るのが分かります。
50代でのコーストFIRE
最後に、50代でコーストFIREを目指す場合です。同じく、65歳で老後資金5000万円が必要だとし、年利5%で運用でき55歳から65歳までの10年間複利運用すると仮定した場合では、追加投資なしで65歳までに5000万円に到達するには、約3100万円もの資金が必要になります。
ここまで来ると、もう10年がんばって資産形成を続けようかと迷う人も出てくるかもしれませんが、定年までの期間で無理なく資産を増やす選択肢の1つにはなるでしょう。
リタイア後に必要な資金を簡単シミュレーション
現在の年収や資産額から、リタイア後に必要な金額を知りたい場合は、マネイロの「将来の必要額診断」が役に立ちます。
これは、簡単な質問に答えていくだけで、将来の必要資金が算出できるほか、あなたにおすすめの資産形成方法なども分かるスグレモノです。
診断を行うことで、FIREの目標金額やその到達のための手段についての計画を立てる上で大きな助けとなるでしょう。無料でできるので、ぜひ一度試してFIRE計画の参考にしてみましょう。
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FIRE達成のための資産形成戦略
FIREを達成するためには、単に目標金額を設定するだけでなく、効率的な資産形成戦略を立て、実行することが不可欠です。
資産形成のプロセスは、「資産形成期」と「資産受け取り期(取り崩し期)」の大きく2つのフェーズに分けられます。それぞれのフェーズで最適な戦略を講じることで、FIREへの道のりを着実に進めることができます。
【攻め】資産形成期の戦略
資産形成期は、FIRE目標額を達成するために、いかに効率よく資産を増やすかを考えるフェーズです。この時期は、積極的にリスクを取りながらも、長期的な視点での運用を心がけることが重要です。
NISAで長期目線の資産運用
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になるお得な制度です。日本では、年間投資上限額や非課税保有限度額が設定されており、この枠内で投資を行うことで、通常20.315%かかる運用益の税金がかかりません。
複利効果を最大化するには、少額から分散投資ができるインデックス型の投資信託などを積み立て、長期的な資産形成を行うのが効果的です。NISAではこれを非課税で行うことができ、非常に効率的な資産形成が可能になります。
非課税投資枠が1800万円まで大幅に拡大された新しいNISAは、FIREを目指す上での強力なツールです。
その非課税メリットを最大限に活用することが、資産増加の速度を速める鍵となります。
iDeCoで老後資金を非課税で準備
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、将来の老後資金を準備するための私的年金制度です。iDeCoの最大の魅力は、掛け金が全額所得控除の対象となり、所得税や住民税の負担を軽減できる点にあります。さらに、運用益も非課税で再投資され、将来受け取る際も税制優遇が適用されます。
ただし、iDeCoで積み立てた資産は原則60歳まで引き出すことができません。
そのため、早期にリタイアした場合の生活費全般をまかなう資金としては活用しにくい側面もありますが、老後資金の確実な準備として非常に有効です。
FIREと老後資金という2つの目標を同時に達成するために、iDeCoを積極的に活用し、節税メリットを享受しながら資産形成を進めるのがおすすめです。
【守り】資産取り崩し期の戦略
FIRE達成後の資産取り崩し期は、築き上げた資産をいかに長持ちさせ、枯渇させずに生活を維持するかを考えるフェーズです。この時期は、攻めの運用から守りの運用へと切り替え、リスクを抑えながら安定的な収入を得る戦略が求められます。
低リスク資産への移行
資産取り崩し期では、市場の大きな変動に耐えられるよう、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)を低リスク資産へと徐々に移行させることが重要です。
例えば、株式の比率を減らし、債券や預貯金、不動産などの安定性の高い資産の比率を高めます。これにより、一時的な株価の暴落などがあっても、生活資金に大きな影響が出にくいようにします。
また、生活に必要な数年分の生活費は、いつでも引き出せる流動性の高い預貯金として確保しておくことも有効です。これにより、市場が低迷している時期に無理に資産を売却する必要がなくなり、回復を待つことができるため、長期的な資産の維持に貢献します。
資産収入の確保
資産取り崩し期においては、定期的な「資産収入」を確保する戦略も重要です。これは、単に資産を切り崩すだけでなく、資産から安定したキャッシュフロー(現金収入)を生み出すことを意味します。
例えば、高配当株投資や不動産投資、債券の利子収入など、定期的に収入が得られる投資に一部の資産を割り当てることで、毎月の生活費の足しにすることができます。これにより、元本をすべて切り崩すことなく、資産をより長く維持することが可能になります。
また、一部を労働収入で補うサイドFIREやバリスタFIREを選択する場合も、資産収入をベースとしつつ、不足分を柔軟に補うことで、精神的なゆとりを保ちながら生活を送ることができるでしょう。
まとめ
FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、経済的自立と早期リタイアを目指す魅力的な選択肢です。
ただし、ひと口にFIREといっても、そのスタイルは「ファットFIRE」「リーンFIRE」「サイドFIRE」「バリスタFIRE」「コーストFIRE」など多岐にわたり、それぞれで必要となる資金や目指すライフスタイルが異なります。自分の理想の生活像と照らし合わせ、最適なFIREの形を選ぶことが最初のステップといえるでしょう。
また、FIREに必要な資金を計算するためには、まず年間生活費を正確に把握し、その上で「4%ルール」を用いて必要な総資産額を算出するのが基本です。さらに、インフレ率や税金の影響を考慮し、現実的な計画を立てることが成功の鍵となります。
そして、FIRE達成には計画的な資産形成戦略が不可欠です。「攻めの資産形成期」ではNISAやiDeCoといった非課税制度を最大限活用し、「守りの資産取り崩し期」では、リスクを抑えながら資産を長持ちさせ、安定的な収入を確保する戦略へと移行するのが基本戦略となります。
FIREは一夜にして成るものではありませんが、本記事で紹介した知識と戦略を参考に、今から着実に一歩を踏み出すことで、経済的自由の実現に近づくことができるでしょう。
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監修
高橋 明香
- ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者
みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
執筆
マネイロメディア編集部
- お金のメディア編集者
マネイロメディアは、資産運用に関することや将来資金に関することなど、お金にまつわるさまざまな情報をお届けする「お金のメディア」です。正確かつ幅広い年代のみなさまにわかりやすい、ユーザーファーストの情報提供に努めてまいります。