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ファンドラップと投資信託の違いは?比較でわかる仕組み・費用・選び方

ファンドラップと投資信託の違いは?比較でわかる仕組み・費用・選び方

投資信託2025/08/29
  • #初心者向け

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ファンドラップと投資信託は、どちらも資産形成のための運用手段ですが、仕組みやコスト、適している人のタイプには大きな違いがあります。

また、金融機関でファンドラップを勧められて「投資信託と何が違うの?」と迷う人も多いでしょう。

本記事では、ファンドラップと投資信託の仕組みの違いをわかりやすく整理し、手数料やリスクの比較、向いている人・向いていない人の特徴を専門家視点で解説します。

判断の基準をおさえることで、自分に合った方法を選び、後悔のない投資を始められるようにしましょう。

この記事を読んでわかること
  • ファンドラップと投資信託の仕組みや手数料、リスクの違い
  • ファンドラップがおすすめな人・投資信託がおすすめな人
  • ファンドラップ、投資信託…どちらを選ぶべきか迷った時の選び方のポイント


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ファンドラップと投資信託の違い①仕組み

ファンドラップと投資信託は、どちらもプロが運用を行うという点では共通していますが、その「仕組み」には根本的な違いがあります。

仕組み

投資信託は、投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに分散して投資する「金融商品」のことです。

一方、ファンドラップは、金融機関と投資家が「投資一任契約」を締結し、投資家の資産を金融機関が運用・管理する「資産運用サービス」のことです。

金融機関は、投資家の意向や投資経験に基づいてポートフォリオを作成・提案し、投資家の資産を運用して、管理します。状況に応じて保有ファンドを売買したり、投資家へのアドバイス・報告なども行うのがファンドラップの特徴です。

注意点

このため、ファンドラップでは、投資信託で運用する際に必要な手数料に加えて、投資一任契約に関する費用を支払う必要があります。

ある意味、「お任せ」で運用できるので、手数料がかかるのは当然ですが、自分で投資信託を購入して運用するより、コストは割高になります

参考)ロボアドバイザーとの違い

ロボアドバイザーは投資家の情報等を活用し、アルゴリズムを用いて、投資家に最適なポートフォリオを設定し、運用・管理してくれるサービスのことです。

大手証券会社のファンドラップでは、営業職員がサービスを提供する場合が多いですが、ロボアドバイザーのファンドラップでは、人がほとんど関与しません。人的な介入が少ない分、手数料が比較的割安に設定されていることも特徴のひとつです。

ロボアドバイザーは、事前に設定された運用方針に従い、機械的に資産バランスの調整を行います。一方で、「なぜこの商品を購入するのか」など、判断理由を投資家自身が把握しにくく、情報の非対称性が生じやすいというデメリットも指摘されています。

ファンドの選択

ファンドラップは投資家の投信方針やリスク許容度などをもとに、金融機関の担当者やロボアドバイザーが最適なポートフォリオを構築します。投資家自身が個別のファンドを選ぶ必要はありません。   

一方、投資信託は投資家自身が、数多くある投資信託の中から、自身の投資目標やリスク許容度に合わせて個別のファンドを選び、購入します。   

ポートフォリオの策定・管理

ファンドラップは、金融機関が投資一任契約に基づき、投資家に代わってポートフォリオの策定、管理、そして市場環境の変化に応じたリバランスリアロケーションを行います。(※)

投資信託は投資家自身が、購入した投資信託の配分比率の決定や見直し、それに伴う購入・換金などを自ら行う必要があります。  

※リバランス…価格変動などで変わった配分を、当初設定した配分比率に戻すこと
※リアロケーション…リスク許容度やライフステージの変化に合わせて資産配分を変えること
 

ファンドラップと投資信託の違い②手数料・投資金額

手数料と最低投資金額は、ファンドラップと投資信託を比較する上で特におさえておきたいポイントです。

ファンドラップにかかる手数料

ファンドラップの手数料は、主に直接負担するファンドラップサービス自体のコストと間接的に負担する、投資対象となる投資信託のコストがあります。
 

ファンドラップにかかる手数料

1. 直接負担する費用:ファンドラップサービス自体のコスト

ファンドラップサービス自体に対して、投資家は手数料を支払う必要があります。これらの手数料は「投資顧問報酬」や「投資一任報酬」とも呼ばれます。

投資顧問報酬には、一般的に固定報酬型と成功報酬型(あるいは成功報酬併用型)があり、運用資産の時価評価額に料率を乗じて算出されるのが固定報酬型です。

一方、固定報酬型に加え、超過利益に一定の料率を乗じた額を支払うのが成功報酬型です。金融機関や契約コースによってそれぞれの料率は異なります。

一部のサービスでは、資産額が大きくなるほど料率が下がる「逓減制」を導入したり、長期で運用すると手数料率が下がるサービスを提供している金融機関もあります。

2. 間接的に負担する費用:投資対象となる投資信託のコスト

ファンドラップで組み入れられる投資信託にも、それぞれ費用がかかります。これらは投資家が間接的に負担します。

  • 信託報酬(運用管理費用):投資信託の運用や管理にかかる費用で、基準価額から日々差し引かれます
  • 購入時手数料:ファンドラップ経由で投資する場合、通常は個別の購入手数料はかかりません
  • 信託財産留保額:投資信託を解約する際に差し引かれる手数料です。かからないファンドも増えています
  • その他の費用:売買委託手数料、監査費用、租税などが含まれます。運用状況や市場環境によって変動します。

参考)主要金融機関の費用

参考)主要金融機関のファンドラップ費用

上記の手数料には投資信託に関する費用は含まれません。また、サービス名、投資一任契約に関する手数料に関しては、ホームページの記載内容に沿って掲載しています。最新の商品内容に関しては、各証券会社のホームページ、契約締結前交付書面や目論見書でご確認ください

投資信託にかかる手数料

投資信託の運用では、ファンドラップ同様に以下の3つの手数料がかかります。   

  • 販売手数料
  • 信託報酬(運用管理費用)
  • 信託財産留保額

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参考)オルカン・S&P500の手数料

近年人気の高い低コストのインデックスファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称:オルカン)や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は以下の通りです。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー): 信託報酬率0.05775%(税込・年率)以内    
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500): 信託報酬率0.08140%(税込・年率)以内    

これらの投資信託の手数料は、ファンドラップ専用の投資信託と比較しても非常に低く、長期運用におけるコスト負担を抑える上で有利な水準です。

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投資金額

ファンドラップの場合、最低投資金額は各社の商品ごとに異なります。選択できる投資信託のラインナップやオプション内容などの違いによって、数百万円で申し込める商品もあれば、1000万円以上が必要な場合もあります。

一方で、ロボアドバイザーのファンドラップなどは、1万円から投資可能な場合もあります。

また、投資信託は、金融機関やサービスにもよりますが、100円から投資できる場合もあります。

投資信託は一括投資でも積立投資でも、少額から始められる場合が多く、ファンドラップと比較して、手軽に始めやすいのが特徴です。


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ファンドラップと投資信託の違い③リスク

投資信託は、リスク性商品なので元本保証がありません。ファンドラップも、中身は投資信託で運用しているので、ファンドラップと投資信託は、ともにリスクのある金融商品、サービスということになります。

どちらも、市場環境の変化によっては元本が割れる可能性があるので注意が必要です。

注意点

元本割れの理由としては、急激な市場変化の影響以外に、ファンドラップの場合、比較的高い手数料がかかり続ける点が挙げられます。

投資信託の信託報酬等に加え、ファンドラップの投資顧問報酬がかかり、総コストが高くなりやすく、運用益が手数料に圧迫されて「手数料負け」をする可能性があります。

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ファンドラップがおすすめな人

  • 投資初心者:投資に関する専門知識がなくても、金融機関に運用を任せられるため、初めての資産運用に適しています
  • 資産運用に時間や手間をかけたくない人:ポートフォリオの構築や管理、リバランスなどをすべて一任できるため、忙しい人や運用に自信がない人に向いています
  • リスクを抑えて安定的に運用したい人:投資が不安な方にも、安定性を重視したポートフォリオを提案してくれるほか、ロスカットなどの機能を設定できる場合もあります
  • まとまった資金を効率的に運用したい人:相続などで得た大切な資産の運用先としても適しています

投資信託がおすすめな人

  • 自分で投資判断をしたい人:どのファンドに投資するか、売買のタイミングなどを自身で決めたい人に向いています
  • 手数料を抑えて投資したい人:ファンドラップに比べて手数料が低く、特にインデックスファンドを活用することでコストの抑制が可能です
  • 少額から投資を始めたい人:100円や1000円などの少額からでも積立投資ができるため、投資初心者にも始めやすい商品です
  • 特定の市場やテーマに集中して投資したい人:自身の関心ある資産やセクター、テーマに特化したファンドなどを選ぶことができます

ファンドラップvs投資信託…迷った時の選び方

ファンドラップと投資信託、どちらを選ぶべきか迷った際は、以下の視点から自身の状況に合った選択肢を見つけましょう。

「運用を任せたいか」「自分で管理したいか」で選ぶ

最も大きな違いは、運用を「任せる」か「自分で管理する」かという点です。   

投資の知識や経験が少ない、あるいは忙しくて運用に時間を割けない場合は、ファンドラップが適しています。プロがポートフォリオの構築から管理、リバランスまで一任してくれるため、手間がかかりません。   

一方、投資について学びたい、自身の判断でファンドを選びたい、ポートフォリオを自分で調整したいという場合は、投資信託が向いています。

「手数料の高さ」と「手間の少なさ」を天秤にかける

ファンドラップを利用すると、自分で投資信託を購入して運用するより、全体の手数料が高くなります。

しかし、投資に自分の時間をあまり割けない、運用管理の手間をできるだけ少なくしたい人にとっては、ファンドラップの手数料は「手間賃」と捉えることもできるでしょう。

一方、手間はかかっても「自分で低コストファンドを選んでリターンを最大化したい。そのためには運用管理も自分で行う」という人には、自分で投資信託を購入して運用する方が効率的かもしれません。

投資金額と投資経験の有無で判断する

投資信託は100円から購入できる証券会社もあるので、少額投資からスタートして投資経験を積むのに適しています。   

また、投資経験が豊富で、余裕資金がある場合は、自分でポートフォリオを構築して運用する方が、柔軟な運用ができて手数料も抑えられます。

一方、まとまった資金があるものの、投資経験が少ない場合、ファンドラップでプロに一任する方が安心感があるでしょう。   

運用に迷った時はIFAに相談するのも選択肢

資産運用について迷いや不安がある場合、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談することも有効な選択肢です。

IFAに相談するメリット

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は特定の金融機関に属さず、中立の立場で資産運用のアドバイスを提供する専門家です。   

そのため、銀行や証券会社の営業職員と異なり、会社の方針に縛られない、自由な営業活動が可能です。顧客に最適な金融商品を提案できるだけでなく、販売ノルマもないため、無理な勧誘も行いません

また、原則として、IFAには転勤や配置換えがなく、同じ担当者が長期にわたって資産運用をサポートできる体制が整っています。顧客のライフステージの変化にも柔軟に対応でき、継続的な関係を築きやすい点もメリットのひとつです。

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アドバイザーに相談することでベストな運用ができる

ファンドラップを利用しなくても、信頼できるアドバイザーがいれば、必要な時にアドバイスを受けて資産運用を行うことも可能です。

例えば、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、金融知識が豊富なお金のアドバイザーで、さまざまなお金の悩みを相談できます。

ファンドラップは、利用に手数料が必要ですが、IFAへの相談料は無料の場合も珍しくありません。IFAを上手に活用すれば、必要なサポートを受けながら、ファンドラップよりもコストを抑えて運用できるでしょう。

また、IFAのなかには、投資信託以外の金融商品の販売資格を保有している人もいるので、さまざまなお金の悩みに対応することも可能です。

注意点

ただし、IFAは顧客の資産を直接運用することはできません。実際の事務的な手続きなどは、相談者自身が行う点がファンドラップとの違いです。

マネイロはSBI証券と提携しているIFA

マネイロの特徴

マネイロは、SBI証券と提携しているIFAです。SBIグループとの連携により、投資信託だけではなく、幅広い商品ラインナップの中から、お客様一人ひとりに合った資産運用のプランを提案しています。

投資金額に関わらず専任のアドバイザーがつき、長期的なサポートを提供しているため、初心者や少額から始めたい方も安心して相談できます。

相談はすべて無料であり、オンラインで自宅から気軽に相談できる点も特徴です。

まとめ

ファンドラップと投資信託は、どちらもプロが運用を行う資産運用サービス・商品ですが、その仕組み、手数料、投資金額、そしてリスクの特性において明確な違いがあります。

ファンドラップは、運用をプロに一任したい、手間をかけずに包括的なサービスを受けたいと考える人に適しています。一方、投資信託は、自身でファンドを選び、手数料を抑えながら運用したい、少額から始めたいという人におすすめです。

自身の投資経験、資産状況、投資目標、そして運用にかけられる時間や手間を考慮し、どちらがより自身のニーズに合致するかを慎重に検討しましょう。

迷った際にはIFAのような中立的な専門家に相談し、アドバイスを受けることも、賢い資産運用のための有効な選択肢となるでしょう。

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監修
土屋 史恵
  • 土屋 史恵
  • ファイナンシャルプランナー/金融ライター/編集者

神戸市外国語大学卒業後、外資系生命保険会社、都市銀行にてリテール営業、法人営業に携わる。遺言信託など資産承継ビジネスに強み、表彰歴あり。その後は長年の金融機関勤務経験を活かし、金融メディアに転職。記事執筆や編集などを担当。現在はフリーランスとして活動中。AFP、FP2級、証券外務員一種を保有。

記事一覧

執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

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