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【プロ監修】少ない給料で貯金する方法を解説。今日から始められる簡単5ステップ

【プロ監修】少ない給料で貯金する方法を解説。今日から始められる簡単5ステップ

貯蓄2025/07/24
  • #20代
  • #30代
  • #初心者向け

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少ない給料でも貯金する方法はあるの?」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、給料が少なくても、貯金を諦める必要はまったくありません。

この記事では、お金のプロが「手取り15万でも無理なく貯まる5つのステップを解説します。家計簿なしでOKな固定費の見直し術から、お金が自動で貯まる仕組みづくりまで、今日から実践できる具体的な方法で、将来の不安を安心に変えましょう。

この記事を読んでわかること
  • 少ない給料でも無理なく貯金を始めるための具体的な5ステップ
  • 家計簿なしでも実践できる固定費・変動費の効果的な見直し術
  • 貯金を楽しく続け、さらに収入アップを目指す方法


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少ない給料でも貯金する方法・簡単5ステップ

「給料が少ないから貯金は無理」と感じていませんか?それは誤解です。手取りが少なくても、正しい知識と方法を実践すれば、誰でも着実に貯金を増やし、貯金体質になれます。

以下で早速、少ない給料でも効果的に貯金を進めるための、簡単で実践しやすい5つのステップを解説していきます。

ステップ1.まずは現状把握。「何にいくら使っているか」を知る

貯金の第一歩は、自分が毎月何にいくら使っているのかを正確に把握することです。これにより、無駄な支出を見つけ、節約の糸口をつかむことができます。

固定費と変動費を分けて洗い出す

支出は大きく「固定費」(家賃、通信費、保険料など毎月ほぼ定額でかかる費用)と「変動費」(食費、交際費、娯楽費など月によって変動する費用)に分けられます。これらを明確に区別し、それぞれいくら使っているかを洗い出しましょう。

特に固定費は一度見直せば継続的な節約効果が期待できます。家計簿が苦手な方でも、まずは大きな出費から把握していくことが重要です。

アプリやキャッシュレス決済で支出を見える化

毎月の収支を確認する際には、手書きで家計簿をつけてもよいですが、それが面倒な場合は、家計簿アプリを使うのもおすすめです。

現金派の場合はレシート読み取り機能で簡単に支出管理ができますし、キャッシュレス派であればクレジットカードや電子マネーサービスとアプリを連携することで自動で支出を見える化できます。

これにより、手間なく自分の支出傾向を把握でき、どこを節約すべきか一目瞭然になります。

ステップ2.目標を設定する

現状を把握したら、次に具体的な貯金目標を設定しましょう。目標があることでモチベーションを維持しやすくなります。

手取り月収別・貯金の目安

貯金目標は、手取り月収や生活スタイルによって異なります。最初は無理のない範囲からスタートし、徐々に習慣化していきましょう。

【手取り10万円の場合】

  • 一人暮らし:家賃4万円、食費2万円、水道光熱費8000円、通信費7000円、趣味・交際費1万円、雑費5000円程度に抑えられれば、月に1万円程度の貯金が可能です。
  • 実家暮らし:一人暮らしに比べて家賃や光熱費の負担が少なめです。実家に3万円程度入れるとして、節制すれば月3万円程度の貯金も可能です。

【手取り15万円の場合】

  • 一人暮らし:家賃5万円、食費2.5万円、水道光熱費8000円、通信費7000円、趣味・交際費2万円、雑費5000円程度で暮らせる場合、月に3.5万円程度を貯金できる計算です。若干生活に余裕を持たせて2~3万円程度を目標にしてもよいでしょう。
  • 実家暮らし:実家暮らしであれば、貯金額にも余裕が出てきます。家賃の分を貯金に回せるため、月5万円以上の貯金も十分視野に入ってきます。

【手取り20万円の場合】

  • 一人暮らし:家賃6.5万円、食費3.5万円、水道光熱費8000円、通信費7000円、趣味・交際費2.5万円、雑費5000円程度の暮らしを目安に、月に5万円程度の貯金を目指すとよいでしょう。
  • 実家暮らし:月に5万円程度を実家に入れるとしても十分な貯金が可能です。場合によっては月10万円に迫る貯金ができるケースもあるでしょう。

ステップ3.5つの「固定費」を見直す

毎月自動的に出ていく固定費は、一度見直すだけで継続的な節約効果を生み出します。特に効果の高い5つの項目を見ていきましょう。

家賃

ステップ2で手取り収入別の貯金額目安を解説しましたが、いずれのケースでも、もっとも大きなウェイトを占める可能性が高いのが家賃です。もし安く住めるところが見つかった場合は、検討してみる価値はあるでしょう。

とはいえ、家賃は手取り月収の25~30%が理想とされています。仮に手取り収入が低い場合、その予算内の部屋を探すのが困難なケースも少なくありません。そのような場合は、通常の賃貸ではなくシェアハウスを検討したり、駅から遠い部屋を探すなどの工夫が必要です。

職場や学校が比較的近い場合は実家に戻るというのも有力な選択肢になるでしょう。

光熱費

電気、ガス、水道などの光熱費も見直しの余地があります。

電力・ガス自由化により、今ではさまざまな電力会社・ガス会社から安いところを選べるようになっています。比較サイトなどで、住んでいるエリアで安い会社・プランを選べば、節約の努力なく固定費を抑えることも可能です。

これに加えて、手の届く範囲で省エネ家電の導入を検討したり、こまめな消灯やエアコンの設定温度の見直しなど、日々の習慣を変えることでも節約につながります。

通信費

スマートフォン料金やインターネット回線費は、見直しによる効果が非常に大きい固定費のひとつです。

例えば、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで、月々の通信費を数千円単位で削減できることもあります。加えて、不要なオプション契約を解除したり、自宅のWi-Fi環境を整えることでモバイルデータの使用量を減らすといった工夫も有効です。

さらに、データ容量無制限のモバイルWi-Fiルーターを活用して、スマートフォンと自宅インターネットを一本化すれば、通信費をさらに効率的に抑えられる可能性があります。

サブスクリプションサービス

動画配信サービスや音楽アプリ、フィットネスジムの月会費など、利用していないサブスクリプション(定額サービス)はありませんか?

現在契約しているサブスクをすべてリストアップし、利用頻度や本当に必要かどうかを見直してみると、意外と「なんとなく続けているけど使っていない」サービスが見つかることもあります。

それらを解約するだけでも、月々の支出を確実に減らすことができます。小さな金額でも積み重なれば、年間で大きな節約につながります。

保険

特に手取り収入が少ない方にとっては、保険の保障内容や保険料を定期的に見直すことが非常に重要です。

結婚・出産・転職など、ライフステージの変化によって必要な保障内容は変化します。その都度、加入している保険が自分にとって本当に必要かを見直すことで、無駄な保険料の支払いを防ぐことができます。

また、複数の保険会社のプランを比較検討し、必要最低限の保障に絞ることも節約につながります。

保険は内容が複雑なため、ファイナンシャルプランナーや保険相談窓口などの専門家に相談するのも効果的です。

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ステップ4.「変動費」を見直す。基本テクニックで無理なく続ける

固定費の見直しを進めたら、次に日々の生活で変動する費用、すなわち変動費の節約に取り組みましょう。以下で3つのポイントを紹介します。

食費

食費は節約効果を実感しやすい項目の1つです。自炊を基本とし、外食やコンビニ利用を減らす、週に1度のまとめ買いで無駄をなくす、食材を使い切る献立を考える、旬の食材や特売品を活用するなど、工夫次第で大きく削減できます。

交際費

友人や同僚との付き合いは大切ですが、予算を決めて管理することが重要です。

飲み会やイベントの参加回数を調整する、ランチは自作のお弁当にする、家飲みや公園ピクニックなど費用を抑えたレジャーを提案するなど、メリハリをつけることで無理なく交際費を抑えられます。

買い物

衣類や雑貨などの買い物をする際は、衝動買いを避けるために、「本当に必要か」「他のもので代用できないか」を一度立ち止まって考える習慣を身につけましょう。

どうしても必要なものがある場合は、フリマアプリでの中古品購入や、レンタルサービスの活用も、賢い選択肢となります。

また、定価販売が基本のコンビニで頻繁に買い物をしている人は、その行動を見直すことでも、無駄な出費を減らすことができます。

ステップ5.貯金を「自動化」する

節約術を実践したら、最後にもっとも重要な「貯金の自動化」を設定しましょう。これにより、意思の力に頼らずに確実に貯金が増えていきます。

「先取り貯金」の具体的なやり方

先取り貯金とは、給料が振り込まれたら使う前に一定額を貯金用口座などに移す方法です。生活費で残ったお金を貯めるのではなく、先に貯金分を確保することで、計画的に貯蓄を増やすことができます。

事前に貯金用の口座として積立預金口座を開設しておき、給料日に給与口座から自動で所定の額を移すよう設定すれば、手間もかからず継続しやすくなります。

少ない給料でも楽しく貯金する方法

貯金は我慢ばかりでは続きません。ゲーム感覚で楽しく続けられる方法も取り入れて、モチベーションを維持しましょう。

小銭貯金

毎日、毎週など定期的に財布に残った小銭を貯金箱に入れるだけの手軽かつシンプルな方法です。銀行の店舗内ATMでは、硬貨の入金ができる場合もあります。

定期的に記帳することで、貯まっていくのが目に見え、達成感を味わいやすくなるでしょう。

貯金アプリ

最近、気軽に楽しく貯金できると人気を集めているのが貯金アプリです。

クレジットカードを使った際、設定した単位のおつりを自動で貯金したり、「5000歩クリアしたら300円」「お弁当を作ったら300円」といったマイルールをクリアすることで連携口座から自動で貯金するといった機能があります。

ゲーム感覚で自動でお金が貯まっていくため楽しみながら貯金習慣をつけることができます。

節約チャレンジ

貯金をゲーム感覚で楽しむために、期間限定の節約チャレンジを設定してみるのもおすすめです。

「週に3日自炊チャレンジ」「1週間コンビニに行かないチャレンジ」「1週間3000円生活」など、達成可能な「節約チャレンジ」の目標を立てましょう。

クリアできたら小さなご褒美を用意したりすると、楽しみながら節約習慣が身につきます。

「仲間」と一緒に貯金する

1人で貯金を続けるのは簡単ではありませんが、仲間がいればモチベーションを維持しやすくなります。

SNSで節約や貯金に関する情報を発信しているアカウントをフォローしたり、同じ目標を持つ人とグループを作って進捗を共有したりするのも効果的です。お互いに励まし合い、情報交換をすることで、楽しみながら貯金を継続できます。

貯金額を増やすために「収入UP」も考えよう

節約も大切ですが、貯金を加速させるために収入アップも同時に考えるとより効果的です。

現職で昇給や昇進を目指すのが王道ですが、それ以外にも収入を増やす方法がありますので以下で紹介します。

転職を検討する

現在の職場での収入アップが見込みにくい場合、より高い給料が得られる職場への転職を検討するのも手です。

自身のスキルや経験を活かせる業界や企業を探し、積極的に情報収集を行うことで、市場価値を再認識できることもあります。

副業を行う

勤務時間外を利用して副業を始めることで、効率的に収入を増やせます。

プログラミングやデザインなどスキルを活かせるもの、デリバリーサービスのようなスキマ時間でできるもの、ブログやSNSでの情報発信、オンラインでのライティングなど、さまざまな選択肢があります。

無理なく続けられる範囲で、自分に合った副業を見つけましょう。

不用品販売でお小遣い稼ぎ

継続的な収入アップにはなりにくいですが、自宅に眠っている不用品をフリマアプリやリサイクルショップで販売するのも、手軽にお小遣いを稼ぐにはよい方法です。

使わなくなった服や本、家電製品などが思わぬ収入源になることがあります。家の中も片付き、一石二鳥です。定期的に見直しを行い、不要なものを現金化しましょう。

まとめ

今回は、少ない給料で貯金する方法について詳しく解説しました。給料が少ないと、貯金はどうしても後回しになりがちですが、収入の大小にかかわらず貯金は可能です。

維持で紹介したように、まずは現状把握から始め、具体的な目標を設定固定費・変動費の見直し、そして「先取り貯金」による自動化までを実践しましょう。

さらに、楽しく貯金を続けるための工夫も取り入れながら、貯金習慣を身に付け、将来への不安を安心に変えていきましょう


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監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

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