
貯金できない人が貯金する方法とは?無理なく始められる簡単ステップ
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貯金できない人が貯金する方法はあるのでしょうか。
貯金ができない主な原因の1つに、収入よりも支出が多いことが挙げられます。つまり貯金を成功させるには、収支を把握し、貯金の仕組みを整えることが重要です。
この記事では、支出の見直し方や効率的な貯蓄方法、楽しく続けるコツをわかりやすく解説します。今日からできる簡単なステップで、ストレスフリーな家計管理と貯金体質を目指しましょう。
- 貯金ができないそもそもの理由・原因
- 上手に貯金できるようになるための簡単4ステップ
- 貯金できない人が陥りがちな落とし穴と対処法
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貯金できない人(貯蓄ゼロ)はどれくらいいる?
「貯金をしたい気持ちがあるけれど、なかなか思うようにお金が貯まらない」とお悩みの方も多いでしょう。まずは、貯蓄ゼロ世帯の割合をデータで確認し、実態を把握しましょう。
【年代別】貯蓄ゼロ世帯の割合
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)によると、単身世帯・二人以上世帯における貯蓄ゼロ世帯の割合は以下のとおりです。
データで見ると意外といずれの年代でも貯蓄ゼロの世帯が一定の割合で存在し、特に単身世帯で高い傾向があります。
20代・30代の若い世代は、その先に結婚や子育て、住宅購入、老後資金など、多くのライフイベントを控えています。お金の使い道や重要度も年代を経るごとに変わっていくため、早めに貯金の習慣を身につけておくことが大切です。
貯金できない人の特徴・原因は?
貯金ができない人には共通の特徴や原因があります。以下で、具体的な原因を解説します。
収入に対して支出が多い
貯金ができない一番の要因は、収入に対して支出が多いことです。当然ながら、収入よりも支出が多ければ貯金はできません。
冠婚葬祭や医療費、家電の買い替えなど、突発的な支出が原因の場合は一時的な影響で済みますが、日常の生活で赤字が出るような場合は貯金どころではないでしょう。
まずは日々の収入と支出を確認し、赤字の場合や、収支がほとんどプラスマイナスゼロの場合は、支出の見直しが必要です。
お金の流れを把握していない
貯金できない人は、「毎月何にいくら使ったのかをよく把握していない」というケースが珍しくありません。毎月適当にお金を引き出したり、クレジットカードの明細を確認する習慣がなかったりすると、いつの間にかお金がなくなっている、ということになりがちです。
「クレジットカードの締め日が何日だから、それまでは買い物を控えよう」といった計画的な行動ができず、無駄な支出にも気づきにくいため、改善もなかなか進みません。
「なんとなく」お金を使っている
貯金できない人に多いのが、なんとなくお金を使ってしまっているケースです。よくいわれるのが「ラテマネー」です。ラテマネーとは毎日通勤の途中でコンビニに寄ってコーヒーを買ったり、出先でカフェや喫茶店に入ってコーヒーを飲んだりするお金のことを指します。
1回のお金がさほど高くはないため、気にせずに使ってしまいがちですが、積み重なれば大きな金額になります。コンビニに寄る習慣があると、コーヒーだけでなく、お菓子やパンなどを「なんとなく」手に取って買ってしまう可能性も高まり、支出の増加につながります。
明確な目標を設定していない
貯金のモチベーションを保つには、明確な目標が欠かせません。目標がないと「なんとなく」使ってしまう傾向が強まり、優先順位も曖昧になります。いつまでにいくら貯めるかを具体的に設定することで、毎月の貯蓄額や必要な行動が明確になり、支出の見直しにもつながります。
貯金できない人から、できる人へ。基本の4ステップ
貯金できない人の特徴を踏まえ、貯蓄体質になるための4つのステップを解説します。
ステップ1.収入と支出を把握する
貯金の第一歩は、収入と支出の現状を把握することです。収入は給与明細を確認し、特に実際に口座に振り込まれる金額=「手取り」に注目しましょう。手取りは、税金や社会保険料を差し引いた自由に使える金額(可処分所得)です。
一方の支出は、家計簿アプリや紙の家計簿を使って記録すると便利です。自分に合った方法を選び、まずは1ヶ月間の収支を可視化するところから始めましょう。
ステップ2.貯金の目標を決める
収支を把握したら、貯金の目標を設定します。目標があると、毎月どのくらい貯蓄に回せるかが明確になります。
小さな目標から始めよう
最初から大きな目標を掲げてしまうと挫折してしまいやすくなります。最初は小さな目標を掲げて、習慣ができたら少しずつ大きな目標にしていくのがよいでしょう。
例えば、まったく貯金ができなかった人であれば、「1ヶ月で1万円貯金する」という目標も達成できれば大きな一歩になります。それが上手くいくようになったら、目標を大きくしていけばよいのです。
さらに先を見据えて、「家族の記念日プレゼントを買う」「旅行に行く」といった具体的な使い道まで意識できるようになるとモチベーションも上がるでしょう。
目標の進捗をチェックできるようにしよう
目標設定ができたら、どこまで目標達成しているのかを目に見えるようにしておくとよいでしょう。視覚化することでモチベーションの維持・向上につながります。
進捗チェックが習慣になれば、進捗状況によって目標達成のためにやらなければいけないことも考えられるようになります。徐々に貯金を軌道に乗せていくことができるようになるでしょう。
ステップ3.支出を見直して貯金の余力を確保する
貯金を増やすには、収入を増やすか支出を減らすかのいずれかが必要です。すぐに収入を増やすのは難しいため、まずは支出の見直しで貯蓄余力を確保しましょう。
固定費の見直し
固定費(住居費、水道光熱費、通信費、保険料、サブスクリプションなど)は、毎月一定額かかる支出です。一度見直すと継続的な節約効果が得られ、節約による精神的負担も少ないのが特徴です。
たとえば、スマホ代のプラン変更や保険の見直し、不要なサブスクリプションの解約を検討することで、月に数千円以上、場合によっては数万円、支出を減らすことができるでしょう。
変動費の無駄遣いを減らす
固定費の見直しができたら次は変動費も見直してみましょう。変動費は毎月支払額が変動するものです。例えば食費や日用品、交通費や医療費、交際費などが挙げられます。
変動費はコントロールするのが比較的難しい支出です。無理に節約をしようとすると、ストレスがかかり、逆に支出が増えてしまうケースもあります。
変動費を見直す際は予算立てと実績を出すのが効果的です。予算を立てて月末に振り返りをすることで無駄がなかったかどうか確認してみましょう。月ごとに、必要な支出と無駄な支出を見極める習慣をつけることが大切です。
ステップ4.「先取り貯金」を仕組み化する
収支が明確になったら、「先取り貯金」を仕組み化しましょう。先取り貯金とは、振り込まれた給与から、まず貯金する分を先に確保してしまうことを指します。貯金分を先に取ってしまうため、必然的に残りのお金で生活することになります。
少ないお金でも生活できるような習慣がつけば、その後、収入が上がった際にはさらに貯金を加速させることができるでしょう。
先取り貯金は、給与口座から自動で貯金口座に振り替える設定を行うなどで対応できます。
将来資金が気になるあなたへ
将来、お金の不安なく暮らすために、老後資金の必要額を早めに把握して準備を始めましょう。マネイロでは、将来資金の準備を便利に進められる無料ツールを利用できます。
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貯金できない人が陥りがちな落とし穴とその対策
貯蓄を始める際、つまずきやすい落とし穴とその対策を紹介します。
目標が高すぎる、または曖昧すぎる
「1年で100万円貯める」など、高すぎる目標設定は挫折の原因になります。一方で「できるだけ貯める」のような曖昧な目標設定では、途中でやるべきことを見失ってしまいます。
貯金できるようになるには、「1ヶ月で1万円」など、十分達成可能で、かつ具体的な目標を立てることが大切です。小さな目標でも1つずつクリアしていくことで、次の目標への意欲が高まります。
無理な節約・我慢で挫折する
食べたいものを我慢する、行きたいところに行くのをやめる、人付き合いも減らす、など、過度な節約に意識を高めていくと、大きなストレスを抱えることになります。人によっては、その反動によって逆に支出が増えてしまうこともあります。
まずは直近の支出を洗い出し、大きな負担を感じない範囲で支出を見直すことが大切です。
突発的な出費で心が折れる
冠婚葬祭や家電の故障など、日々生活していると、避けられない突発的な支出も出てきます。こうした出費で貯金を切り崩すと「せっかく貯めたお金が……」と、モチベーションを下げる原因になります。
そのため、可能であれば旅行など、目標・目的別の貯金と緊急用貯金を分けて管理するのがおすすめです。緊急用貯金があれば、目標のための貯金を守れます。
すぐに結果が出ずに諦める
貯金はコツコツ積み上げるもので、即座に結果が出るものではありません。すぐに結果を求めるのではなく、長い視点で物事を考えるようにしましょう。また焦りも禁物です。
他人と比較せず、自分のペースで無理なく続けられる目標を設定し、長期的な視点で取り組むことが大切です。
貯金できない人必見。貯金を楽しく続けるためのコツ
貯金の仕組み化が軌道に乗れば負担は減りますが、習慣化するまでは工夫が必要です。楽しく続けるためのコツを紹介します。
小さな目標達成を喜ぶ・ご褒美を設定する
小さな目標を達成したら、ささやかなご褒美を設定しましょう。例えば、「3万円貯めたら好きなランチを楽しむ」「10万円達成で週末に小旅行をする」など、楽しみを兼ねた目標はモチベーションを高めることにつながります。
達成感を積み重ねていくことで、苦しかった貯金が、楽しいものに変わっていくはずです。
貯金専用口座を設け、残高が増えるのを楽しむ
お金が貯まっていくのが見えると、楽しい、もっと増やしていきたいと思えるようになります。そのため、貯金専用口座を設けるのはおすすめの方法です。
また、生活費口座と分けることで、貯金が減る心配がなくなるほか、給与振込後に自動で貯蓄分を振り替える設定をすれば、先取り貯金も簡単に実現できます。
無理な節約や我慢はしない
無理に節約や我慢をしてしまうと、どこかのタイミングでストレスになってしまうかもしれません。支出の中にもメリハリをつけましょう。外食や趣味など、自分が何に幸福を感じるかを考えながら、支出の優先順位を明確にすることで、ストレスを最小限に抑えながら貯金していくことができるでしょう。
SNSなどで仲間を見つける・宣言する
貯金の目標をSNSで宣言すると、「有言実行」の意識が働き、モチベーションが維持しやすくなります。また、同じ目標を持つ仲間とつながることで、励まし合いながら貯金を続けられます。SNSを活用して、楽しみながら習慣化しましょう。
貯金できない人によくある質問
最後に、貯金に関するよくある質問と回答をまとめました。
Q. 収入が少なくても貯金できる?
はい、収入が少なくても貯金は可能です。貯金できない原因の多くは支出をコントロールできていないことにあります。
まずは、毎月の支出をどう減らすか(どの支出を減らせるか)を考えることから始めましょう。そして少額からでも貯金の習慣をつけることで「貯められる人」になっていくことができます。
Q. どのくらいの金額から貯金を始めればいい?
まずは無理のない金額で貯金を始めましょう。まずは収入の5%程度を目標に設定してみるとよいでしょう。いきなり身の丈に合っていない目標を設定してしまうと、途中で「やっぱり無理」となり、挫折の原因になってしまいます。まずは「小さな目標」をクリアすることを重視しましょう。
Q. やらないほうがいい節約は?
変動費の過度な節約には注意が必要です。例えば、電気代を節約しようとエアコンを使わず我慢したことで体調を崩し、想定外の医療費がかかって逆効果、ということもよくある話です。ストレスや我慢を強いられる節約は長続きしないため、自分にとって必要な支出を見極め、メリハリをつけることが大切です。
まとめ
貯金できない人が貯金を始めるには、まず収入と支出を把握することが重要です。収支がわからないままでは、貯蓄体質の家計は築けません。
支出の見直しや先取り貯金の仕組み化にはある程度の手間がかかりますが、一度整えてしまえばストレスなく、健全な家計管理を実現できます。
また貯金で大切なのは他人と比較しすぎないことです。最初は小さな目標からでよいので、自分のペースで無理のない貯金を続け、理想の家計を目指しましょう。
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