【5月25~29日】日経平均動向:⽶国とイランの戦闘終結期待から⽇本株も底堅い展開か

【5月25~29日】日経平均動向:⽶国とイランの戦闘終結期待から⽇本株も底堅い展開か

トランプ米大統領の発言をきっかけに米国とイランの戦闘終結への期待が高まり、日米の株式市場が活気づいています。

2026年5月22日の日経平均株価は1600円超の大幅高となり、終値ベースでの最高値を更新して6万3000円台に乗せました。

ソフトバンクグループなどAI・半導体関連銘柄が相場を力強く牽引する一方、激しい値動きや原油価格の高止まりなど、過度な楽観を戒める警戒材料も残っています。

本記事では、底堅い展開から「6万5000円台」への上値を狙う日経平均の最新チャート展望や、今週の主要企業の株主総会など注目すべき投資イベントについて分かりやすく解説します。

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日経平均は終値ベースで最高値を更新

AI・半導体関連銘柄が市場をけん引

2026年5月22日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1654円93銭高の6万3339円07銭でした。13日に付けた終値ベースの最高値(6万3272円)を約1週間ぶりに更新しました。

トランプ米大統領が20日、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「最終段階に入っている」と述べたことから、米国とイランの戦闘が終結に近づいているとの見方が広がりました。21日の米ダウ工業株30種平均が最高値を更新し、日本株も主力株が買われました。

21日にソフトバンクグループ(SBG)がストップ高まで買われました。出資する⽶OpenAIが新規株式公開(IPO)の申請観測が報道されたことから収益拡大につながるとの期待から投資家の買いが集まりました。SBGは22日も買われました。22日にはSBGだけで日経平均を約570円押し上げました。

AI・半導体関連ではキオクシアホールディングスが続伸。フジクラや古河電気工業も買われました。日本時間21日早朝に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が注目されました。5~7月期の売上高が前年同期比95%増えるとの見通しを示しましたが、高値圏にあることから利益確定売りなども出て、足元では若干の下げとなっています。

AI・半導体は上下に振られる展開続く

国内外ともにAI・半導体関連銘柄が市場に大きな影響を与えています。

ただ、ボラティリティが大きく、銘柄によってはストップ高水準とストップ安水準を往復するような値動きのものもあります。短期的な売買は難易度が高くなります。中長期的な視点でホールドするか、他のセクターの物色も検討したいところです。

20日には化学大手のUBEがストップ高まで買われました。同日発表した2031年3月期を最終年度とする6カ年の中期経営計画(中計)の改定版で、配当方針を従来計画から引き上げたことが好感されました。

米イラン情勢は過度な楽観は禁物

国内では主要企業の株主総会が相次いで開催

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。

22日の米株式市場でダウ平均は3日続伸し、終値は前日比294ドル04セント高の5万0579ドル70セントでした。2日連続で最高値を更新しました。米国とイランの交渉が進展しているとの期待感から幅広い銘柄が買われました。

S&P500種株価指数も続伸し、2年半ぶりの8週連続上昇となっています。日本株も週初から底堅い展開になることが期待されます。

イランとの戦闘終結に向けた交渉の進展期待からニューヨーク原油先物は1バレル100ドルを割り込む場面もありました。ただ、依然として高止まり水準で予断を許しません。長期金利が再び上昇することもありそうです。目線を上にもちながらも柔軟に対応できるよう、備えておきたいところです。

25日(月)は、メモリアルデーで米市場が休場となります。国内では大手企業の株主総会が相次いで開かれます。26日には高島屋、吉野家ホールディングス、27日にはセブン&アイ・ホールディングス、イオン、28日にはJ・フロントリテイリングの株主総会が行われます。

日経平均は6万5000円台を狙う展開か

5月14日には一時6万3799円と最高値を更新しました。その後は軟調な動きとなり、20日には一時5万9292円と6万円を割り込みました。

しかし、25日移動平均線付近で反発すると大きな陽線となり、22日には終値ベースでの最高値を更新(6万3339円)となりました。

チャートの形は悪くありません。25日線付近まで押しが入ると直近の安値を割ることなく切り上げています。短期的には力強い上昇トレンドが見えています。チャネルの上限までの上昇であっても6万5000円台も期待できます。目線を上に持ち、チャンスについていきたいところです。

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執筆・監修
下原 一晃
  • 下原 一晃
  • テクニカルアナリスト

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。