
【6月1~5日】日経平均動向日経平均は終値ベースで6万5000円を突破。さらに上値を狙う展開へ
2026年5月29日の日経平均株価は1600円超の急騰を見せ、終値ベースで初の6万6000円台へ到達し最高値を更新しました。
米国とイランの戦闘終結期待を背景とした米株高に加え、東京市場では村田製作所やキーエンスといったAI・半導体関連銘柄が相場を力強く牽引しています。
足元の急伸による短期的な過熱感や、1ドル159円台に突入したことによる為替介入への警戒感は燻るものの、投資家の押し目買い意欲は旺盛で、ついに「初の7万円台」も視野に入ってきました。
米雇用統計や日銀総裁講演などの重要イベントを控える今週の相場展望と、上値を狙う投資戦略を分かりやすく解説します。
米国とイランの戦闘終結への期待感から買われる

AI、半導体関連銘柄が強い
2026年5月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1636円38銭高の6万6329円50銭でした。25日以来4日ぶりに最高値を更新し、終値ベースで初めて6万6000円台となりました。
投資家の間に、米国とイランの戦闘終結への期待感が広がり、前日の米株式市場で主要3指数がそろって最高値を更新していました。東京市場でも買いが集まりました。
村田製作所がストップ高水準まで上昇
先週には人工知能(AI)・半導体関連銘柄が買われました。29日にはデータセンター向けの需要の拡大が見込まれるMLCC(積層セラミックコンデンサー)関連銘柄が上昇。
中でも村田製作所は同日、ストップ高水準まで上昇し、TDK、太陽誘電なども買われました。
キーエンスも大幅に反発しました。ゴールドマン・サックス証券が28日付で投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に引き上げ、目標株価も従来の8万2000円から10万円に上方修正したことが好感されました。
同社はAI関連の設備投資需要に応えるとして注目されています。
ソフトバンクグループも先週、連日で最高値を更新し、日経平均を押し上げました。29日には傘下の英半導体設計アーム・ホールディングスが急伸したことを受けて買われました。
引き続き米国とイラン情勢には注目

週末には米雇用統計も発表される
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比363ドル49セント高の5万1032ドル46セントと、連日で最高値を更新しています。上げ幅は一時400ドルを超えました。
米国とイランの交渉が進展しているとの観測から米原油先物価格が下落したことから主要銘柄に買いが入りました。日本株も週初から上値を狙う展開になることが期待されます。
ただし、足元で急上昇していることから過熱感もあります。利益確定売りも出やすいところです。
1日には5月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、5日には5月の米雇用統計が発表されます。国内では1日に伊藤園、4日に積水ハウスの決算が発表されます。
3日には日銀の植田和男総裁が講演を行います。金融政策についてどのように言及するか注目されます。
過熱感はあるものの、目線は上に持ちたいところ

米国とイランの交渉進展に対する期待から原油価格はやや軟調に推移しています。ただ、供給網の安定化までには時間がかかりそうです。
ここからずるずると原油価格が下がるという見方もまだ少なく、下値は限定的です。
AIブームを背景に関連銘柄が買われていますが、ストップ高水準まで買われたかと思うと、その翌日には利益確定売りが出て急落するというような値動きになっています。
足元で急騰していることからオシレーター系の指標では「買われ過ぎ」が点灯し、過熱感があります。
ただし、心理的節目となる6万5000円を終値ベースで超えたことから「買いたい」投資家が多い状況だと考えられます。初の7万円台も視野に入ってきました。
急伸していることから入るタイミングも難しいところですが、目線を上に持ち、チャンスがあればついていきたいところです。若干の調整は押し目買いの好機と見ていいでしょう。
先週には外国為替市場が1ドル=159円60銭台と、介入後の安値を更新していることから、再度の介入警戒感も高まっています。
急な値動きに対応できるよう備えておきたいところです。
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