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【6月15~19日】日経平均動向:米国とイランの交渉進展への期待から日経平均も続伸か

【6月15~19日】日経平均動向:米国とイランの交渉進展への期待から日経平均も続伸か

資産運用2026/06/15

    トランプ米大統領の発言により、米国とイランの戦闘終結に向けた合意への期待が一気に高まっています。

    これを受けた米株高の流れから、2026年6月12日の東京株式市場では日経平均株価が1800円超の大幅高となり、1週間ぶりに6万6000円台を回復しました。

    相場を力強く牽引するAI・半導体関連銘柄が乱高下を見せる中、米国ではイーロン・マスク氏率いるスペースXが上場初日から大盛況となるなど、テック株への強い需要が改めて証明されています。

    今週は日銀の追加利上げ(1.0%への引き上げ方針)や米FOMCといった超重要イベントが控えています。

    25日移動平均線で綺麗に反発し、再び「7万円突破」を視野に入れ始めた日経平均の最新チャートと、今週の投資戦略を詳しく解説します。

    米国とイランの間で戦闘終結に向けた合意が成立

    2026年6月12日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1802円77銭高の6万6020円04銭でした。大幅に続伸し1週間ぶりに6万6000円台を回復しました。上げ幅は一時2800円を超え、6万7000円を上回る場面もありました。

    トランプ米大統領は11日、SNSなどを通じて、イランとの戦闘終結に向けた合意が数日以内に最終決定に至る見通しであることを示しました。これを受けて同日の米株式市場では、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が7%以上上昇しました。

    日経平均は1週間ぶりに6万6000円台を回復

    東京市場でもAI、半導体関連株が買われました。アドバンテスト、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンなどに買いが広がり、4銘柄だけで日経平均を1200円以上押し上げました。

    ディスコ、イビデンなども大幅に上昇しました。イビデンは11日の米株式市場で主要顧客である米半導体大手インテルの株価が急伸したことから連想買いされました。

    一方で、週末を控え、中東情勢の動向を見極めたいという動きも出て、積層セラミックコンデンサー(MLCC)を手がける村田製作所太陽誘電などは下げました。

    AI・半導体関連銘柄が相場を左右する展開

    米株、日本株ともにAI・半導体関連銘柄が市場をけん引する動きが続いています。難しいのは、短期的に乱高下すること。過熱感もあり、利益確定の売りも出やすくなっています。

    フジクラは先週、一時4118円と、3月31日以来、2カ月半ぶりの安値を付ける場面がありました。5月14日に付けた上場来高値から1カ月足らずで5割近く下落しています。ソフトバンクグループも急落と急騰を繰り返す荒い値動きが続いています。

    米国株日本株ともに底堅い展開か

    日米の金融政策決定会合が注目される

    今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。

    12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比353ドル51セント高の5万1202ドル26セントでした。米国とイランが近く戦闘終結に向けて合意するとの期待が高まったことから幅広い銘柄が買われました。

    イーロン・マスク氏が率いるスペースXが12日にナスダック市場に上場しました。初値は公開価格(135ドル)を11%上回る150ドル、終値は公開価格比19%高の160.95ドルでした。時価総額は2兆ドル台になりました。

    初日の取引が好調で、超大型テック株への需要が強いと受け止められ関連銘柄が買われました。ナスダック総合株価指数も続伸しています。日本株も週初から上値を狙う展開になることが期待されます。

    今週は15日~16日に日銀の政策委・金融政策決定会合、16日~17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。

    日銀金融政策決定会合では、植田和男総裁が入院中のため、内田真一副総裁が代理で会見を行う予定です。日銀は今回の会合で政策金利を現状の0.75%から1.0%に引き上げる方針です。内田氏が今後の利上げペースについてどのように言及するかが注目されます。

    日経平均は25日線で反発、再度7万円突破が視野に

    チャートの形は悪くありません。最高値更新後は調整も入りましたが、25日線にタッチするとそこから押し目買いが入り再度上昇しています。

    まず目標となるのが6月3日の高値(6万8786円)で、ここを超えるともちろん心理的節目となる7万円が迫ります。今後の値動きや市場環境を慎重に見極める必要がありそうです。

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    執筆・監修
    下原 一晃
    • 下原 一晃
    • テクニカルアナリスト

    マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。

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