【6月22~26日】日経平均動向:日経平均は史上初の7万円台へ。過熱感から上値の重い展開か

【6月22~26日】日経平均動向:日経平均は史上初の7万円台へ。過熱感から上値の重い展開か

2026年6月19日、日経平均株価はついに史上初となる「7万円」の大台を突破しました。AI・半導体関連銘柄の躍進が市場を力強く牽引し、6万円到達からわずか2ヶ月弱という驚異的なスピードでの大台更新となっています。

一方で、急ピッチな上昇に伴う過熱感や、米国とイランを巡る中東情勢の不透明感から利益確定売りに押される場面も見られ、今週の日本株は上値の重い展開が予想されます。

本記事では、相次ぐ主要企業の株主総会など今週の注目スケジュールを押さえつつ、乱高下する半導体相場で冷静に「押し目買い」のチャンスを狙うための具体的な投資戦略を解説します。

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日経平均は連日高値を更新し7万円に乗せる

AI・半導体関連銘柄が市場をけん引

2026年6月19日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比196円57銭高の7万1250円06銭でした。7日続伸で、連日で最高値を更新しました。

7日続伸は2025年4月23日〜5月2日以来です。18日には終値で初めて7万円台に乗せていました。6万円に達したのが4月27日でしたので、そこから2カ月弱という速いペースで大台を更新しました。

市場をけん引しているのがAI・半導体関連銘柄です。19日も、前日の米株式市場でハイテク株を中心に買われた流れを受け、東京市場でも関連銘柄が上昇しました。アドバンテストやキオクシアホールディングスのほか、18日に今期の業績を上方修正したフジクラなどが買われました。

AI・半導体関連株は利益確定売りも出て乱高下

依然としてAI・半導体関連株が相場に大きな影響を与えそうです。19日も、前日の米株式市場でハイテク株を中心に買われた流れを受け、東京市場でも関連銘柄が上昇しました。

アドバンテストやキオクシアホールディングスのほか、18日に今期の業績を上方修正したフジクラなどが買われました。キオクシアは同日、大幅に続伸し上場来高値を更新、株価が初めて10万円台に乗りました。

ただし、買い一巡後は利益確定目的の売りも出て、東京エレクトロンなど足元で上昇していた銘柄は下げました。イビデンも、朝方買いが先行し株式分割考慮後の上場来高値を更新する場面もありましたが、利益確定売りも出て下落しました。

中東情勢は不透明感もあり、日本株は上値の重い展開か

主要企業の株主総会が相次いで開催

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。前週末19日は米国が奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場でした。このため、上値を追う手掛かりが乏しく、逆に利益確定売りが出やすいところです。日本株も上値の重い展開になることが予想されます。

中東情勢は依然として不透明感があります。米国とイランは21日、スイスのビュルゲンシュトックで戦闘終結に向けた協議を開きました。ただ、トランプ米大統領がSNSで親イラン組織ヒズボラを止めなければイランを再び非常に激しく攻撃すると投稿するなど、楽観はできません。

今週国内では主要企業の株主総会が相次いで行われます。

22日には第一ライフグループ、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングス。23日にはソニーグループ、日本製鉄。24日はソフトバンクグループ。25日には東京電力ホールディングス、キオクシアホールディングス。26日には三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、ホンダ、三菱重工業などで株主総会が開かれます。

AI・半導体関連銘柄に振られる展開が続く

足元で急騰している日本株の株高にどこまでついていくのか、さらに上目線でいいのか、なかなか判断が難しいところです。

足元では良くも悪くもAI・半導体関連銘柄が市場をけん引していることは確か。無視することはできませんが、短期的な上げ下げに一喜一憂するのではなく、投資戦略を固めた上で市場に臨みたいところです。

テクニカル分析では、25日移動平均線に沿って上昇し、高値、安値を切り上げるような力強い上昇トレンドを示しています。若干過熱感はあるものの、目線を上に持ち、チャンスをつかみたいところです。

足元で急騰していることから入るタイミングも狙いにくいところですが、25日線のある6万7000円付近までの調整であれば押し目買いの好機と見ていいでしょう。

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執筆・監修
下原 一晃
  • 下原 一晃
  • テクニカルアナリスト

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。