【9月14~18日】日経平均動向:中東情勢リスクが再燃。日米中銀の動向にも注目

【9月14~18日】日経平均動向:中東情勢リスクが再燃。日米中銀の動向にも注目

2026年9月11日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比1259円安と大幅に続落し、約1ヶ月ぶりの安値水準となりました。背景にあるのは、再び高まる中東情勢のリスクと原油価格の上昇、そして日米の金利上昇です。

さらに今週は、15~16日の米FOMC、17~18日の日銀金融政策決定会合と、日米中央銀行の動きが最大の焦点となります。相場が大きく振れやすい不透明な局面で、投資家はどう向き合えばよいのでしょうか。

今回は、先週の株式市場の動きを振り返りながら、今週の見通しを読み解いていきます。

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日経平均は大幅に続落し1ヶ月ぶりの安値水準

中東情勢のリスクが再び高まり原油高へ

2026年9月11日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比1259円61銭安の6万4011円34銭でした。8月4日以来およそ1ヶ月ぶりの安値水準となっています。

前日の米市場が下落したことを受けて日本株も売られました。背景には中東情勢のリスクが再び高まっていることがあります。

米国とイランとの戦闘終結が11月の米中間選挙後になるとの見方があり、イランが弾道ミサイルの生産を再開したと報道されました。中東情勢の混乱が長引くとの警戒感が強まったことからニューヨーク原油先物相場が1バレル104ドル台と5月中旬以来の高値となっています。

金利上昇も相場を下押ししました。8月の米卸売物価指数(PPI)の伸びが市場予想を上回ったことでインフレ再燃が根強く意識され、10日の米長期金利は2023年10月以来の高水準となりました。11日には日本の長期金利も節目の3%まで上昇する場面がありました。

また、前日の米市場で半導体株が下げたことから、東京市場でもアドバンテスト、ソフトバンクグループなどAI・半導体関連株が売られました。

任天堂が手じまい売り。金利上昇で建設銘柄が下げる

任天堂は先週、一時反発する場面もありましたが全体的に上値の重い展開。8日夜に「ゼルダの伝説」の40周年を記念した番組、9日夜には新作ゲームの紹介動画「ニンテンドーダイレクト」を配信しました。

人気作品「星のカービィ」の新作「星のカービィ ワールドビヨンド」を2027年春に発売すると発表したほか、主力のゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」向けの「モンスターハンターワイルズ」を今年12月に販売開始すると明らかにしました。

ただ、市場では物足りない内容だったと受け止められ、目先の材料が出尽くし感から売られる流れとなりました。

日銀の利上げ観測などを背景に長期金利が高水準で推移しています。金利の上昇は有利子負債の拡大につながります。

中でも建設事業の採算悪化懸念からゼネコン銘柄が売られています。清水建設は先週、大幅に反落しました。大成建設、鹿島もじり安となっています。

中東情勢、原油価格に影響を受けた神経質な動きか

日米中銀の動きが焦点に

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、終値は前日比509ドル19セント高の5万2573ドル29セントでした。

湾岸諸国とイランが外相会合を開き、ホルムズ海峡の航行を巡って協議する見通しだと報じられました。エネルギー供給を巡る過度な警戒感が後退し原油価格は下落。原油高は一服しました。

今週は、日米中銀の動きが最大の焦点になりそうです。15~16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。17日~18日には日銀の金融政策決定会合が開かれます。

米国は利上げ観測が高まっており、日銀も政策金利を1.0%から1.25%に引き上げる方針です。

その結果もさることながら、米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長、日銀の植田和男総裁の記者会見にも注目が集まりそうです。

内容を見極めたいと、週初の相場が様子見傾向になることも考えられます。

不透明な局面では値動きを追い過ぎない

中東情勢や原油価格に加え、日米の金融政策を巡って相場が大きく振れる可能性があります。先行きが読みづらい局面では、短期的な値動きに振り回されず、投資の目的や保有銘柄の業績などを改めて確認しておきたいところです。

株価を動かすニュース、投資家はどこを見る? 

株式市場は、金利や為替、雇用統計、地政学リスクなど、さまざまな要因によって動きます。
ニュースを見て、「自分の投資にどう活かせばいい?」「今は買うべき、それとも待つべき?」と迷う人も多いでしょう。

投資判断に活かすために知っておきたいのが、株価が何を材料に動いているのかです。

例えば、企業の決算発表。株価は業績によって動くと思われがちですが、実は業績とあわせて確認すべき重要なポイントがあります。それを理解すると、好決算なのに株価が下がる理由も見えてきます。

今回は、株価を動かす仕組みについて、元機関投資家の泉田良輔が初心者にもわかりやすく解説します。
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ご留意事項

  • 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
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  • 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。

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執筆・監修
下原 一晃
  • 下原 一晃
  • テクニカルアナリスト

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。