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「オール・カントリーだけ」「米国株だけ」で本当に大丈夫?2026年、NISAの見直しポイント

「オール・カントリーだけ」「米国株だけ」で本当に大丈夫?2026年、NISAの見直しポイント

NISA2026/01/15
  • #初心者向け

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NISAなら、とりあえずオール・カントリー(全世界株式)かS&P500(米国株)に積み立てておけば間違いない

2024年、日本中でそんな言説が飛び交っていました。
しかしその「正解」が、あなたの資産を危険にさらしているとしたらどう思いますか?

2025年を振り返ったとき、そこにあるのは「米国株最強の世界」ではありませんでした。 本記事では、多くの個人投資家が冷や汗をかいた2025年のデータを振り返りながら、2026年から絶対に意識すべき「負けないための運用ルール」を解説します。


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2025年にリターンが大きかったのは?

まず、主要な4つの投資先(アセット)について、2025年の1年間でどれだけ増えたかを表した「成績表」をご覧ください。

【2025年 年間リターン順位】

アセット

年間リターン

年間リターン

金(ゴールド)

年間リターン

+59.2%

日経平均株価

年間リターン

+28.4%

オール・カントリー

年間リターン

+22.3%

S&P500

年間リターン

+17.7%

 (※2025年1月〜12月の指数推移より算出)

いかがでしょうか。 「最強」と言われていたS&P500が、まさかの最下位。 一方でトップに立ったのは「金(ゴールド)」。その上昇率は約60%と、米国株の3倍以上のパフォーマンスを叩き出しました。

オールカントリーだけ、あるいはS&P500だけに投資していると気づかなかったかもしれませんが、じつは2025年は金(ゴールド)や日本株を取り入れていた人のほうが資産成長できた年だったのです。

4月の下落「トランプショック」を覚えていますか?

数字上のリターン以上に、2025年は変化の大きな1年でした。 特に記憶に新しいのが2025年4月の急落、いわゆる「トランプショック」です。

当時のチャートを振り返ってみましょう。
 年始から順調に見えた株式市場でしたが、4月初旬に状況が一変しました。S&P500などの株式指数は、年始から15%近く下落。資産が目減りする恐怖に、多くの人が不安を感じていました。

2025年1月から5月の日経平均、SP500、オルカン、金の値動きについて

しかし、その横で上昇していた資産がありました。 それが「金(ゴールド)」です。
データを見ると、4月初旬の金価格は年初から11%高い値をつけています。
有事の金」と言われる通り、株式から逃げる資金の受け皿になっていたといえるでしょう。

もし、資産の20%でも金に入っていればどうなっていたでしょう?
株のマイナスを金のプラスが打ち消し、資産全体のダメージは軽傷で済んだはずです。

「オール・カントリーなら分散されている」という大きな誤解

「でも、オール・カントリー(全世界株式)なら十分に分散されているのでは?」
そう思った方も要注意です。

確かにオール・カントリーは世界中の国に分散投資していますが、その中身の60%はアメリカの株式。 2025年のデータが示す通り、S&P500とともに下落しています。

同じ株式であるかぎり、世界規模の暴落からは逃げられません。 2026年からの新常識として必要なのは、「値動きの違う資産」を持つことです。

まずはおおまかに、以下のように分けて捉えておきましょう。

株式(アクセル): 景気がいい時に資産を大きく増やす
金・債券(ブレーキ・エアバッグ): 危機が起きた時に資産を守る

この2つを組み合わせることこそが、プロが実践している「真の分散投資」なのです。

2026年、今すぐできる「ちょい足し」修正

2026年も、市場が平穏である保証はどこにもありません。 むしろ、2025年にS&P500の勢いが陰りを見せたことは、「米国株一強時代の転換点」を示唆している可能性もあります。

実際、1月に入ってから米国によるベネズエラへの攻撃やトランプ大統領による国際機関からの脱退指示がニュースになるなど、アメリカを取り巻く情勢は大きく動きつつあります。
そうした流れのなかで、新年に入ってまた金(ゴールド)が勢いを取り戻しつつあります。

この状況で、あなたのポートフォリオ(資産配分)が米国株に偏っているとしたら、今一度リスクを見直すべき時かもしれません。

「じゃあ、オール・カントリーやS&P500はすべて売って、金を買うべき?」
 いいえ、その必要はありません。

おすすめなのは、資産配分を少し変える「ちょい足し」戦略です。人によってライフステージや資産状況が違うため、最適解は一概には言えませんが、ここでは年齢別におおまかな方針を整理してみます。

【20~30代の方】

運用期間が長いので、まだまだ「攻め」重視でもいいでしょう。

オール・カントリーに加えて、日本や新興国など、米国以外の地域に分散しておくイメージで、不安なら金(ゴールド)も取り入れましょう。

【40代の方】

オール・カントリーだけに積立投資しているなら、そろそろ「守り」も意識しておきたいところです。

成長投資枠で金に投資できるETF/投資信託を組み入れたり、格付けの高い債券を取り入れておくなど、NISAと金/債券のハイブリッドが基本路線になります。

【50代・60代の方】

資産を「守りながら増やす」フェーズです。昨年4月のトランプショックでヒヤッとしたなら、それは明らかに「リスクの取りすぎ」です。株価下落とインフレの両方に備えましょう。

積立投資はバランス型ファンドも取り入れて、まとまった貯蓄は金(ゴールド)のETF/投資信託や高格付け債券への分散を検討しましょう。

資産配分を考えるにあたっては、そもそも「老後にいくら必要になるのか=どれくらい資産形成すべきなのか」を把握しておく必要があります。

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監修
泉田 良輔
  • 泉田 良輔
  • 証券アナリスト/経営者/元機関投資家

愛媛県出身。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2018年11月、株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)を共同設立し、取締役に就任。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。

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執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

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