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ボーナスの使い道でベストな方法は?お金のプロが後悔しないためのおすすめの活用法を解説

ボーナスの使い道でベストな方法は?お金のプロが後悔しないためのおすすめの活用法を解説

お金2025/06/06
  • #会社員
  • #公務員

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ボーナスのベストな使い道が知りたい」「せっかくだから何かに使いたいけど、全部使ってしまうのは不安」とボーナス(賞与)の使い道に迷う人は少なくありません。

ボーナスは年に数回しかない“自由なお金”だからこそ、計画的に使うことで満足度が大きく変わります。ボーナスをそのまま全額預貯金に回す人もいれば、趣味などに使う人もいるでしょう。

本記事では「ボーナスの使い道に悩んでいる」「周りがどんな風にボーナスを使っているか知りたい」という人に向けて、ボーナスの使い道ランキングや平均支給額を紹介しながら、「後悔しないボーナスの使い方」を目的別・年代別にわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • ボーナスは「使う・貯める・備える・増やす」の視点で賢く活用する
  • ボーナスの一部をNISAで運用することで、将来の資産形成ができる


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ボーナスの平均支給額|年代別・業種別

ボーナスの使い道を考えるうえで、まずは「みんな、どれくらいもらっている?」という平均支給額を知っておくことも参考になります。

厚生労働省や政府統計のデータによると、ボーナスの支給額は年代や業種によって差があります。

自分の状況と比較しながら、現実的な使い方を考えてみましょう。

(参考:毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等|厚生労働省
(参考:令和4年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口

年代別|20代〜50代の支給額の相場

一般的に、年齢が上がるほどボーナス支給額も増加する傾向があります。

政府統計のデータによると、以下のように年代ごとにボーナスの金額が上がっています。

年間賞与その他特別給与額
企業規模:10~99人 (単位:千円)

年代

金額

金額

20~24歳

金額

282.2

25~29歳

金額

433.6

30~34歳

金額

538

35~39歳

金額

634.1

40~44歳

金額

674.5

45~49歳

金額

702.3

50~54歳

金額

684.6

55~59歳

金額

664.9

年間賞与その他特別給与額
企業規模:100~999人(単位:千円)

年代

金額

金額

20~24歳

金額

385.6

25~29歳

金額

635

30~34歳

金額

771.1

35~39歳

金額

846.6

40~44歳

金額

980.5

45~49歳

金額

1042.6

50~54歳

金額

1097.1

55~59歳

金額

1111.4

年間賞与その他特別給与額
企業規模:1000人以上(単位:千円)

年代

金額

金額

20~24歳

金額

452.2

25~29歳

金額

834.8

30~34歳

金額

1054.7

35~39歳

金額

1278.7

40~44歳

金額

1380.5

45~49歳

金額

1499.5

50~54歳

金額

1670.4

55~59歳

金額

1684.5

上記の金額はあくまで平均であり、業種や勤続年数、企業の業績によっても異なります。

(参考:令和4年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口)

業種別|製造業・IT・公務員など

業種ごとのボーナス支給傾向も知っておきたいポイントです。

政府統計によると、業種ごとにボーナスの金額に差があります。

(単位:千円)

業種

金額

金額

製造業

金額

1530.9

情報通信業

金額

1597.3

金融業・保険業

金額

1474.2

宿泊業・飲食サービス業

金額

412

  • 製造業:景気に左右されやすいが、支給額は比較的安定
  • 情報通信業:企業の成長性によって差がある
  • 金融業・保険業:成果報酬型も多く、平均以上の支給も
  • 宿泊業・飲食サービス業:労働集約型で利益率が低い傾向にあり、ボーナス額は低い水準に

ボーナス額の大小だけにとらわれず、「自分にとって使いやすい金額の分配方法」を考えることが大切です。

(参考:令和4年賃金構造基本統計調査|政府統計の総合窓口)

ボーナスの使い道|年代別・目的別

ボーナスの使い方はライフステージや目的によっても異なります。

消費者庁の調査によると、多くの人が「貯蓄」「旅行」「ローン返済」「自己投資」など、さまざまな目的にボーナスを活用しています。

年代別の傾向

  • 20代:旅行や趣味などの自己投資に使う傾向が強く、経験や満足度を重視して使う
  • 30代:住宅資金や教育費、老後の備えといった長期的な視点での貯蓄・運用に関心が高まる
  • 40代〜50代:家族のための支出やローン返済、老後資金の確保に充てるケースが多く、計画的な資産形成が重視される

目的別の傾向

  • 貯金・預金:多くの人が行っている使い道。将来への備えとして一定額を確保する人が多数
  • 旅行・レジャー:家族との思い出作りやリフレッシュを目的に使う人が多い
  • ローン返済:住宅ローンや車のローン返済に充てるケース
  • 投資・資産形成:将来の資産づくりに活用する人も多い

(参考:ゴールデンウィークの過ごし方及び ボーナスの使途予定に関する意識調査結果|消費者庁

ボーナスの使い道で失敗したケース

せっかくのボーナスも、使い方を間違えると「使わなければよかった……」と後悔することになりかねません。

よくある失敗例について見ていきましょう。

ケース1.ご褒美に使いすぎてしまった

ボーナスは一時的な“ご褒美予算”として捉えられやすく、つい財布の紐が緩みがちです。

例えば、高級ディナーやブランド品、家電などを勢いで購入してしまい、使った後に「残しておけばよかった」と後悔することもあるでしょう。

特に金額の目安を決めずに使ってしまうと、気づいた時にはほとんど残っていないという状況になりがちです。

ケース2.とりあえず定期預金に入れて満足して放置

「安全に貯めておきたい」という気持ちから、ボーナスをすべて定期預金に回す人も少なくありません。

悪い選択ではありませんが、現在の低金利の環境ではお金がほとんど増えないというデメリットもあります。

必要なタイミングに備える貯金と、資産を増やすための運用とのバランスを意識することが大切です。

ケース3.投資に挑戦したが、仕組みを理解せず損失に

「ボーナスを活用して資産運用を始めよう」と投資にチャレンジする人も増えていますが、知識不足のまま始めると、思わぬ損失を出してしまうことも。

特に、値動きの大きい商品仕組みが複雑な商品を選んだ場合、運用に失敗して資産が減る可能性もあります。

投資初心者は少額から始めたり、NISAなどの制度を活用したり、事前にしっかりと情報収集することが大切です。

ボーナスの使い道で後悔しないためのポイント

ボーナスを使った後に後悔しないために、以下のポイントをおさえて使い道を考えましょう。

①目的を明確にする

まず「このボーナスを何に使いたいか?」という目的を明確にすることが大切です。

旅行、自己投資、教育資金、老後資金など、用途を先に決めておくことで、無駄遣いを防ぎやすくなります。

家族がいる場合は、一度話し合って方向性をそろえておくのもおすすめです。

②「使い道の割合」を決めておく

ボーナスはひとつの目的に全額を使用するのではなく、使い道のバランスを取りましょう。

例えば、「貯める40%」「使う30%」「投資20%」「予備費10%」など、自分に合った割合を決めておくと、計画的に管理できます。

いくらまで使ってOK?ボーナス活用の金額目安

目安として3割〜5割程度を自由に使い、残りは貯蓄や運用に充てることを検討しましょう。ただし、人によって収入や家計状況はさまざまなため、自身の状況に合わせることが大切です。

③自分へのご褒美は上限を決める

頑張った自分へのご褒美も、もちろん大切な使い道のひとつです。ただし、「上限を決める」ことを忘れずにしましょう。

例えば、ご褒美の上限をボーナスの1〜2割程度に設定しておくことで、後悔のない満足感を得つつ、家計にも無理のない範囲で楽しむことができます。

④半年後、1年後に「使ってよかった」と思えるか考える

「この使い方は半年後、1年後にも納得できるか?」という視点を持つことも大切です。

瞬間的な満足ではなく、将来の自分が振り返って「良い使い方だった」と思える選択を心がけると、後悔しにくくなります。

ボーナスの使い道は「使う・貯める・備える・増やす」で考える

ボーナスの使い道に迷った時は、「使う」「貯める」「備える」「増やす」の4つの視点で考えると整理しやすくなります。それぞれの使い道について詳しく見ていきましょう。

使う:自己投資・旅行・趣味など心を満たすお金

自分や家族の心を豊かにする使い道も、ボーナスならではの価値ある活用方法です。

  • スキルアップや資格取得などの自己投資
  • 家族との旅行やレジャー体験などの思い出づくり
  • 趣味や推し活など、心が満たされるお金の使い方

「使ってよかった」「生きたお金だった」と思える経験を得ることができます。

貯める:定期預金・教育費・住宅購入資金など

将来の大きな支出に備えて、計画的に貯めておくことも大切です。

  • 教育費や住宅購入の頭金
  • 万が一のための生活防衛資金
  • マイホーム購入など、中長期的な目標に向けた貯蓄

目的に応じて定期預金や積立口座を活用すると管理がしやすくなります。

備える:医療費・家電の買い替え・家計の予備費など

突発的な出費や生活の変化に備えるための使い道も忘れてはいけません。

  • 医療費や介護費用などの突発的な支出
  • 冷蔵庫や洗濯機など、大型家電の買い替え
  • 月々の生活費ではカバーできない家計の予備費

備えがあることで、いざという時の安心感が大きく変わります。

増やす:金融商品・制度を活用した将来の資産形成

余裕資金がある場合は、将来に向けてお金を「増やす」ことも有効な選択肢です。

  • NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用
  • 投資信託やETFなど、分散投資による資産形成
  • 自動積立などの長期投資の仕組みを活用

運用に不安がある場合は、少額から始めたり、専門家に相談するのも一つの方法です。

ボーナスで資産運用を始めるならNISAがおすすめ

NISAの仕組み

ボーナスをきっかけに資産運用を始めたいと考える人には、まずNISA(少額投資非課税制度)の活用がおすすめです。

NISAは投資による利益が非課税となる制度で、初心者でも比較的始めやすく、将来に向けた資産形成の第一歩として適しています。

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おすすめの理由①貯金よりもお金を効率的に増やせる

銀行預金に預けていても、現在の低金利の状況下ではお金はほとんど増えません。一方、NISAを使って投資信託や株式に資金を振り分けることで、中長期的に見れば資産を増やせる可能性があります。

投資と聞くとリスクが気になる人も多いかもしれませんが、NISAでは非課税のメリットを活かしつつ、少額からスタートできるのが魅力です。

参考)ボーナスを資産運用した場合のシミュレーション

例えば、ボーナスの一部10万円を想定利回り4%の商品で20年間運用した場合、複利運用なら約22万円になります。

元本割れのリスクもありますが、計画的に資産形成を考えるなら、こうした非課税制度の活用は有効です。

(参考:資産形成シミュレーター|金融庁

おすすめの理由②少額から始められる

NISAは少額から始められる制度です。月100円から購入できる金融機関もあり、ボーナスの一部だけを使ってスタートすることができます。

まとまったお金が必要なわけではないので、「いきなり大きな金額を投資するのは不安」という人でも安心して始められます。

また、特定の月に積立金額を増やしたい場合は「ボーナス設定」で増額することも可能です。

おすすめの理由③お金と向き合う習慣が身につく

NISAでの資産運用を通じて、自然と「お金と向き合う時間」が増えていきます。投資先の選び方や経済ニュースへの関心など、日常生活の中でお金の教養が身についていくことも大きなメリットです。

「なんとなく貯金」ではなく、目的を持ってお金を動かすことは、将来の資産形成に向けた貴重な経験になります。

ボーナスの使い道で悩んだ時はプロに相談

「ボーナスをどう使えば良いかわからない」「貯金や投資、教育費など、優先順位のつけ方に迷う」と感じたら、専門家に相談するのもひとつの手です。

マネイロのようなIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)サービスを利用すれば、資産状況やライフプランに応じた最適な活用方法を一緒に考えてもらうことができます。

プロに相談することで、自分では見落としがちな視点や、より有利な制度・商品について知ることも可能です。

将来のために備える」「今を楽しむ」「資産を増やす」など、目的に合ったお金の使い方を納得して選びたい人にとって、心強いサポートになるでしょう。

まとめ

ボーナスは年に数回ある貴重な臨時収入です。自由に使えるからこそ計画的に活用しましょう

使い道に迷った時は、「使う・貯める・備える・増やす」という4つの視点で整理するのがおすすめです。また、自己投資や資産形成など、将来につながる使い方も検討してみましょう。

すべてを使い切るのではなく、目的に応じて「何割をどこに使うか」を考えるだけでも、後悔のない使い方が実現できます。

ボーナスの使い道に悩んだ時は、マネイロのような専門家に相談してみるのも有効な選択肢です。ボーナスをきっかけに、お金との付き合い方を見直し、将来に向けた第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


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執筆・監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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