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貯蓄預金と普通預金の違いとは?金利・機能・使い分けを徹底比較

貯蓄預金と普通預金の違いとは?金利・機能・使い分けを徹底比較

貯蓄2026/02/16
  • #初心者向け

≫将来の資金は足りる?あなたの本当の不足額を診断


貯蓄預金」と「普通預金」、名前は似ていますが、どちらをどのように使えばよいか迷ったことはありませんか?金利や機能に違いがあることは知っていても、具体的な使い分け方まで把握している方は少ないかもしれません。

本記事では、貯蓄預金と普通預金の基本的な違いから、それぞれのメリット・デメリット賢い使い分け方までを専門家監修のもと、分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 貯蓄預金と普通預金の基本的な違い
  • それぞれのメリット・デメリット
  • 目的に合わせた賢い使い分け方


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貯蓄預金と普通預金の基本的な違い

貯蓄預金と普通預金は、どちらも身近な預金口座ですが、この役割は明確に異なります。

結論からいうと、貯蓄預金は「お金を貯める」ことに特化した預金であり、普通預金は「日常的な支払い(決済)」に使うための預金です。

この目的の違いが、金利や利用できる機能の差に表れています。

貯蓄預金とは

貯蓄預金とは、「貯める」ことを目的としており、普通預金と同じようにいつでも自由にお金の出し入れができます。

ただし、後述する普通預金とは異なり、給与や年金の自動受け取り、公共料金やクレジットカード代金の自動引き落としといった決済機能には対応していません

また、利用は個人に限られており、法人が事業用の口座として開設することはできません

普通預金とは

普通預金とは、いつでも自由に預け入れや引き出しができる、一番基本的な預金口座です。多くの人が最初に開設する銀行口座であり、銀行取引の基盤となります。

最大の特徴は、この汎用性の高さにあります。給与や年金の受け取り、家賃や公共料金、クレジットカード代金の自動引き落としなど、日常のお金の出入り(決済)に関するあらゆる取引に利用できます

個人の生活口座としてはもちろん、法人の事業用口座としても広く活用されています。

2つの預金の主な違い一覧

貯蓄預金と普通預金の主な違いを一覧表にまとめました。それぞれの特徴を比較し、違いを明確に理解しましょう。

項目

貯蓄預金

貯蓄預金

普通預金

普通預金

目的

貯蓄預金

貯蓄

普通預金

日常の決済

金利

貯蓄預金

基準残高以上で普通預金より高いことが多い

普通預金

一般的に低い

決済機能

貯蓄預金

利用不可(給与受取、自動引落など)

普通預金

利用可能

入出金

貯蓄預金

自由

普通預金

自由

利用対象者

貯蓄預金

個人

普通預金

個人・法人

金利優遇の条件

貯蓄預金

基準残高(例:10万円以上)あり

普通預金

なし

満期

貯蓄預金

なし

普通預金

なし

このように、貯蓄預金は金利面にメリットがあるものの機能が限定的で、普通預金は金利面で劣るものの機能が豊富で利便性が高い、という違いがあります。

貯蓄預金のメリットとデメリット

貯蓄預金には、金利面でのメリットがある一方で、機能面での制約も存在します。利用を検討する際には、これらのメリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。

メリット:普通預金より金利が高い可能性

貯蓄預金の最大のメリットは、金融機関が定める基準残高(例:10万円以上)を維持することで、普通預金よりも有利な金利が適用される点です。

金利のタイプには、預金残高が増えるほど段階的に金利が高くなる「金額階層別金利型」や、一定額以上の残高があれば一律で高い金利が適用される「金額別金利型」などがあります。

普通預金と同様にいつでも自由に入出金ができるため、定期預金のように資金が一定期間拘束されることなく、流動性を保ちながら少しでも有利な金利で預けたい場合に適しています。

デメリット:決済機能が使えない

貯蓄預金のデメリットは、決済機能が利用できない点です。具体的には、以下のような取引には使えません。

  • 給与年金の自動受け取り
  • 公共料金(電気、ガス、水道など)の自動引き落とし
  • クレジットカード利用代金の自動引き落とし
ポイントの解説

これらの取引はすべて普通預金口座で行う必要があります。そのため、貯蓄預金は単独で利用するというよりは、決済機能を持つ普通預金口座とセットで、貯蓄専用の口座として活用するのが基本的な使い方となります。

個人専用で法人は利用不可

貯蓄預金は、個人の資産形成をサポートすることを目的とした商品です。そのため、利用できるのは個人に限られており、法人や個人事業主が事業用の資金を管理する口座として開設することはできません。

事業用の口座が必要な場合は、普通預金や当座預金などを利用することになります。

普通預金のメリットとデメリット

日常の資金管理に欠かせない普通預金にも、メリットとデメリットがあります。この特性を理解することで、貯蓄預金との使い分けがより明確になります。

メリット:決済機能が充実

普通預金の最大のメリットは、決済機能が充実していることです。日常生活におけるお金のやり取りのほとんどを、この1つの口座で完結させることができます。

  • 給与や年金の自動受け取り
  • 公共料金、家賃、保険料などの自動引き落とし
  • クレジットカード代金の決済
  • 他口座への振込

このように、お金の「入口」と「出口」を一元管理できる利便性の高さは、他の預金にはない大きな強みです。まさに「お財布代わり」として使える口座といえるでしょう。

デメリット:金利が低い

普通預金のデメリットは、一般的に金利が低く設定されていることです。貯蓄預金や定期預金と比較すると、預けておくだけでお金を増やす効果は期待しにくいでしょう。

ただし、これはあくまで金利面での話です。安全性については貯蓄預金と同様に、預けた元本は保証されており、預金保険制度(ペイオフ)の対象となります。

ポイントの解説

万が一金融機関が破綻した場合でも、1金融機関あたり元本1000万円とこの利子までが保護されます。

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貯蓄預金と普通預金の賢い使い分け方

貯蓄預金と普通預金、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、両方を上手に使い分けることが効率的な資産管理の鍵となります。

ここでは、具体的な活用方法をご紹介します。

普通預金は生活口座として活用

普通預金は、給与の受け取りや公共料金、家賃、クレジットカード代金の引き落としなど、毎月の収入と支出を管理する「生活口座(メインバンク)」として活用するのが基本です。

日常的な入出金はこの口座に集約させることで、家計の状況が把握しやすくなります。口座には、急な出費にも対応できるよう、生活費の1〜2ヶ月分程度の金額を常に入れておくと安心です。

それ以上の余剰資金は、次に紹介する貯蓄預金などに移すことを検討しましょう。

貯蓄預金は貯める口座として活用

貯蓄預金は、ボーナスや当面使う予定のないお金、万が一のための生活防衛資金などを預けておく「貯める口座(サブバンク)」として活用するのがおすすめです。

決済機能がないため、生活費と貯蓄を明確に分けることができ、意図しない使い込みを防ぐ効果が期待できます。

定期預金のように満期まで資金が拘束されることがなく、必要な時にはいつでも引き出せる柔軟性を持ちながら、普通預金より有利な金利で運用できるのが魅力です。

「普通預金の利便性」と「定期預金の金利」の、中間的な位置づけの預金と考えるとよいでしょう。

普通預金と貯蓄預金を連動させる

多くの金融機関では、普通預金と貯蓄預金をセットで利用することを想定しており、両口座間で資金を自動的に移動させるサービスを提供している場合があります。

例えば、「スウィングサービス」と呼ばれる機能を使えば、毎月の給料日に普通預金から貯蓄預金へ一定額を自動で振り替える設定が可能です。

この仕組みを活用することで、意識せずとも自動的に「先取り貯蓄」を実践でき、着実に資産を形成していく助けになります。

サービス内容は金融機関によって異なるため、利用を検討する際は手数料の有無などを確認しましょう。


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貯蓄預金の金利の仕組みと注意点

貯蓄預金の魅力である「高い金利」ですが、この仕組みや注意点を正しく理解しておくことが大切です。

金利のタイプや、金利が変動する条件について詳しく見ていきましょう。

金額階層別金利型と金額別金利型

貯蓄預金の金利の適用方法には、主に「金額階層別金利型」と「金額別金利型」の2つのタイプがあります。

金額階層別金利型

預金残高に応じて、適用される金利が段階的に高くなるタイプです。例えば、「10万円以上30万円未満」「30万円以上50万円未満」といった階層ごとに異なる金利が設定されており、残高が増えるほど有利になります。

金額別金利型

預金残高が「10万円以上」「30万円以上」といった一定の基準額を超えていれば、残高全体に対して一律で普通預金より高い金利が適用されるタイプです。

基準残高を下回ると金利が下がる

貯蓄預金を利用する上で一番注意すべき点は、預金残高が金融機関の定める基準残高(一般的には10万円など)を下回った場合、金利が普通預金と同じか、それ以下の利率になることです。

高い金利の恩恵を受けるためには、常に基準残高以上の金額を維持する必要があります。

注意点

急な出費で残高が基準を下回ってしまうと、貯蓄預金ならではのメリットが失われてしまうため、残高管理には注意が必要です。

変動金利で満期はない

貯蓄預金は、定期預金のような「満期」の概念がなく、適用される金利は「変動金利」です。

変動金利とは、市場の金利情勢に応じて適用金利が定期的に見直される仕組みのことです。そのため、預け入れた時点の金利が将来にわたって保証されるわけではありません。

市場金利が上昇すれば有利になりますが、低下すれば不利になる可能性もあります。

また、金融情勢によっては、基準残高を上回っていても普通預金と金利差がほとんどつかない場合があることも理解しておきましょう。

貯蓄預金と普通預金に関するよくある質問

ここでは、貯蓄預金と普通預金に関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。

Q. 貯蓄預金はATMでおろせる?

はい、おろせます。

貯蓄預金は普通預金と同様に、キャッシュカードを使って銀行やコンビニのATMで自由に入出金することが可能です。

ただし、一部の金融機関では、ATMでの取引は普通預金口座を介して行われる場合があるなど、取り扱いが異なるケースもあるため、詳細はご利用の金融機関にご確認ください。

Q. 貯蓄預金と普通預金はどちらがお得?

一概にどちらがお得とはいえず、お金の「目的」によって異なります

まとまった資金を、普通預金より有利な金利で、かつ定期預金より柔軟に預けたい場合は「貯蓄預金」が適しています。

一方、日常的な支払いや給与の受け取りなど、決済機能の利便性を重視するなら「普通預金」が必須です。

両方を使い分けるのが一番賢い方法です。

Q. 貯蓄預金で給与振込はできる?

いいえ、できません。貯蓄預金は、給与振込や年金受取といった自動受取の口座として利用することはできません

同様に、公共料金などの自動引き落とし口座にも指定できません。これらの取引には、決済機能を持つ普通預金口座を利用する必要があります。

まとめ

本記事では、貯蓄預金と普通預金の違いについて、金利や機能、使い分けの観点から詳しく解説しました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • 普通預金:日常の支払いを管理する「生活口座」。決済機能が豊富で利便性が高い。
  • 貯蓄預金:当面使わないお金を預ける「貯める口座」。基準残高以上で金利が優遇されるが、決済機能はない。

お金を効率的に管理するためには、それぞれの預金の特性を理解し、目的別に使い分けることが大切です。普通預金で日々の生活費を管理しつつ、余剰資金は貯蓄預金に移して少しでも有利な条件で貯めていく、という流れを作るのが理想的でしょう。

まずは自身のライフプランやお金の使い方を見直し、最適な口座の組み合わせを見つけることから始めてみましょう。

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監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

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