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50代で年収1000万円を稼ぐ人の割合は?データで見る現実と達成への道筋

50代で年収1000万円を稼ぐ人の割合は?データで見る現実と達成への道筋

お金2026/03/19
  • #50代

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50代で年収1000万円」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。自分とはかけ離れた世界だと感じる方も、目標として意識している方もいるかもしれません。

本記事では、統計データに基づき、50代で年収1000万円を稼ぐ人のリアルな割合や特徴を解説します。さらに、今からこの年収を目指すための具体的なキャリア戦略注意点についても詳しく紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 50代で年収1000万円以上を稼ぐ人の具体的な割合
  • 高年収を実現している50代の職種や役職などの特徴
  • 今から年収1000万円を目指すための現実的な方法と注意点


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50代で年収1000万円を稼ぐ人の割合

50代で年収1000万円を稼ぐことは、多くのビジネスパーソンにとって1つの目標かもしれません。しかし、実際にこの収入水準に達している人はどのくらいいるのでしょうか。

公的な統計データをもとに、50代で年収1000万円を得ている人の割合と、同世代の平均年収との比較を見ていきましょう。

全体では6.2%、50代の割合は?

国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者のうち、年収1000万円を超える人の割合は全体の6.2%です。

年代別のデータを見ると、50代は他の年代に比べて高年収層の割合が高い傾向にあります。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」で月額賃金(賞与を含まない)が80万円以上の人の割合を見ると、以下のようになっています。

【年齢階級別 月額賃金80万円以上の割合】

年齢階級

男性

男性

女性

女性

20〜24歳

男性

0.00%

女性

0.00%

25〜29歳

男性

0.00%

女性

0.00%

30〜34歳

男性

0.40%

女性

0.20%

35〜39歳

男性

0.80%

女性

0.30%

40〜44歳

男性

1.30%

女性

0.60%

45〜49歳

男性

2.20%

女性

0.60%

50〜54歳

男性

3.90%

女性

0.90%

55〜59歳

男性

3.80%

女性

0.70%

60〜64歳

男性

2.10%

女性

0.50%

65〜69歳

男性

1.60%

女性

0.60%

70歳〜

男性

2.10%

女性

0.80%

※厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」をもとにマネイロメディア編集部が作成
※同省の調査手法・集計区分の変更にともない、該当項目の公表データは令和元年が最新となります

これによると、50代の年収1000万円以上の割合は、男性の場合で、50~54歳が3.9%、55~59歳が3.8%。女性の場合では50~54歳で0.9%、55~59歳で0.7%となっています。

このデータは月収ベースであり、賞与を含めると年収1000万円を超える人の割合はさらに高くなると考えられます。それでも、50代で年収1000万円を達成しているのは、ごく一部の層であることが分かるでしょう。

50代の平均年収との比較

国税庁の調査によると、50代の平均年収は以下の通りです。

  • 50~54歳:559万円
  • 55~59歳:572万円

年収1000万円という水準は、50代の平均年収の約2倍近くに相当します。このことからも、年収1000万円が同世代の中で高い収入レベルであることがわかります。

平均年収は一部の高所得者によって引き上げられる傾向があるため、実際には多くの人が平均以下の年収であるのが実情です。そのため、年収1000万円は、50代の中でもかなり上位の収入層といってよいでしょう。

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50代で年収1000万円を実現している人の特徴

50代で年収1000万円という高い収入を得ている人には、いくつかの共通した特徴が見られます。どのような職種やキャリアを歩んできた人が多いのでしょうか。

ここでは、業種、役職といった観点から、高年収を実現している50代の特徴を具体的に解説します。

高年収が多い職種・業種

年収1000万円を超える人が多い業種には、専門性が高く、利益率のよいビジネスモデルを持つ傾向があります。厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、平均賃金が高い主な産業は以下の通りです。

  • 金融業、保険業
  • 教育、学習支援業

これらの業種は、専門知識やスキルが求められるため、賃金水準が全体的に高くなる傾向にあります。

職種別に見ると、経営企画事業企画などの企画・管理系の職種や、医師弁護士といった専門職で高年収を得ている人が多くなっています。また、総合商社なども高年収の業種として知られています。

管理職・役員への昇進が鍵

50代で年収が伸びる要因の1つは、管理職や役員への昇進です。一般社員と管理職では、給与体系や責任の大きさが異なり、年収に大きな差が生まれます。「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、役職別の月額賃金は以下の通りです。

役職

男性の月額賃金

男性の月額賃金

女性の月額賃金

女性の月額賃金

部長級

男性の月額賃金

66万6800円

女性の月額賃金

61万5800円

課長級

男性の月額賃金

53万2000円

女性の月額賃金

47万5600円

係長級

男性の月額賃金

40万5400円

女性の月額賃金

35万1500円

非役職者

男性の月額賃金

31万4000円

女性の月額賃金

26万100円

同調査によると、非役職者の平均月収が男性で約31万4000円であるのに対し、部長級では約66万6800円と、2倍以上の差があります。

賞与などを考慮すると、部長クラスの年収は1000万円を超えるケースが多くなります。

ポイントの解説

50代は、長年の経験と実績が評価され、組織の中核を担うポジションに就く年代であり、この昇進が年収1000万円達成の重要なポイントとなります。

大企業勤務と長期キャリアの影響

勤務先の企業規模も年収に影響します。一般的に、企業規模が大きいほど賃金水準は高くなる傾向があります。

厚生労働省の調査では、男性の平均月収は、従業員1000人以上の大企業で約38万300円であるのに対し、10~99人の小企業では約29万7100円と、約8万円以上の差があります。

また、50代の高年収層は、1つの企業で長くキャリアを積んできた人が多いのも特徴です。大企業では、勤続年数が長くなるほど賃金が上昇する傾向が強く、50代で賃金のピークを迎えることが一般的です。

大学卒業後、大企業に就職し、着実にキャリアを重ねてきた人が、50代で年収1000万円に到達するケースは珍しくありません。


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50代で年収1000万円を目指す際の注意点

50代で年収1000万円を目指すことは、キャリアの大きな目標となり得ますが、この過程にはいくつかの注意点やリスクも伴います。収入の数字だけを追うのではなく、長期的な視点や生活全体のバランスを考えることが大事です。

ここでは、高年収を目指す上で考慮すべき3つのポイントを解説します。

年収だけでなく生涯収入で考える

50代で年収1000万円を達成しても、この収入を得られる期間は限られています。例えば、55歳で転職して年収1000万円になっても、60歳や65歳で定年を迎えれば、その後の収入は減少する可能性があります。

一方で、年収は800万円でも長く安定して働ける職場であれば、生涯にわたって得られる総収入は前者よりも多くなるかもしれません。

ポイントの解説

目先の年収だけでなく、退職金や年金、働き続けられる期間なども含めた「生涯収入」という長期的な視点でキャリアプランを考えることが大切です。

転職リスクと年齢の壁

50代からの転職は、年収アップの可能性がある一方で、リスクも伴います。求人数は20代や30代に比べて少なく、即戦力となる高度な専門性やマネジメント経験が求められることがほとんどです。

新しい環境に適応するのに時間がかかったり、期待された成果を出せずに年収が下がってしまったりするケースも考えられます。

ポイントの解説

年齢の壁」は依然として存在するため、転職活動は慎重に進める必要があります。自身の市場価値を客観的に評価し、リスクを十分に理解した上で判断することが必須です。

ワークライフバランスとの両立

年収1000万円という高い収入は、相応の責任や労働時間を伴うことが少なくありません。管理職や専門職は、業務量が多く、精神的なプレッシャーも増す傾向があります。

50代は自身の健康や家族との時間も大切にしたい年代です。収入を増やすことだけを追求するあまり、心身の健康を損なったり、プライベートな時間を犠牲にしたりしては本末転倒です。

年収という目標と、自身の望む生活の質(ワークライフバランス)をどのように両立させるか、あらかじめ考えておくことが望ましいでしょう。

50代の年収に関するよくある質問

ここでは、50代の年収に関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で解説します。

Q. 50代の平均年収は?

国税庁の調査によると、50代の平均年収は50~54歳で559万円、55~59歳で572万円です。

注意点

ただし、この平均値は一部の高年収層によって引き上げられている点に注意が必要です。

Q. 50代で年収1000万円はトップクラスの収入層といえる?

50代で年収1000万円を稼ぐ人の割合は1割に満たないため、客観的に見れば同世代の中で上位に位置する高年収層であるといえるでしょう。

しかし、本当の意味で「豊かな生活」かどうかは、収入額だけでなく、働きがいや生活の満足度など、個人の価値観によって決まるもので、一概に断言はできません。

Q. 50代から年収を上げるのは難しい?

一般的に、年齢が上がるにつれて年収を上げるのは難しくなるといわれています。しかし、不可能ではありません。

管理職への昇進や、これまでのキャリアで培った高度な専門性や実績を活かした転職専門資格の取得などを通じて、50代からでも年収を上げることは可能です。

ポイントの解説

ただし、現実的な目標設定と戦略的なキャリアプランが不可欠です。

まとめ

50代で年収1000万円を稼ぐ人の割合は少数派であり、同世代の中でも上位層に位置します。この多くは、金融やITといった高年収業種に勤務していたり、部長級以上の管理職や役員に就いていたりする特徴があります。

今から年収1000万円を目指すには、現職での昇進専門性を活かした転職などが考えられます。

ただし、50代からのキャリアチェンジにはリスクも伴うため、目先の年収だけでなく、生涯にわたって得られる収入やワークライフバランスも考慮した上で、慎重に判断することが重要です。

もし将来のお金について漠然とした不安を抱えているなら、まずは自身の状況を客観的に把握することから始めてみましょう。

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監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

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