
ドルコスト平均法は意味ない?向いている人と効果を最大化する実践法
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「ドルコスト平均法は意味がない」という意見を目にして、これから投資を始めるべきか悩んでいませんか?この投資法は万能ではありませんが、リスクを抑えながら資産形成を目指せる有力な選択肢の1つです。
本記事では、ドルコスト平均法が批判される理由と、それでも多くの専門家が推奨するメリットを両面から徹底解説します。自身の状況に合った投資判断の軸を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
- ドルコスト平均法が「意味ない」といわれる5つの具体的な理由
- ドルコスト平均法と一括投資のメリット・デメリットと適切な使い分け
- ドルコスト平均法の効果を最大限に引き出すための4つの実践ポイント
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ドルコスト平均法が「意味ない」といわれる5つの理由
ドルコスト平均法(定期積立投資により購入価格をならすこと)は、投資初心者にも推奨されることが多い手法ですが、一方で「意味ない」という意見も聞かれることがあります。
この批判の背景には、特定の相場環境下でのパフォーマンスや、投資家が期待するリターンとのズレが存在します。
具体的には、市場が上昇し続ける局面での機会損失や、手数料負担などが理由として挙げられます。これらの理由を1つひとつ理解することで、ドルコスト平均法が自身の投資戦略に適しているかを客観的に判断できるようになります。
右肩上がりの相場ではリターンが劣る
ドルコスト平均法が「意味ない」といわれる最大の理由は、一貫して価格が上昇し続ける相場では、一括投資に比べてリターンが劣る点にあります。価格が上がり続けるのであれば、最初にまとまった資金を投じるほうが、その後の値上がり益を最大限に享受できるからです。
ドルコスト平均法は購入タイミングを複数回に分散するため、上昇局面でも徐々に買い進めることになります。これにより、平均購入単価が一括投資よりも高くなる可能性があり、結果として得られる利益が少なくなることがあります。これは「機会損失」と捉えることもできます。
例えば、基準価額が安定的に右肩上がりで推移した場合、「最初に一括投資をしておいたほうが結果的に最大の利益を得られた」というケースは実際に起こり得ます。
この投資法は価格変動リスクを平準化する手法であり、利益の最大化を常に追求するものではないことを理解しておく必要があります。
下落し続ける相場では損失が拡大
ドルコスト平均法は価格変動リスクを抑える手法ですが、市場が一方向に下落し続ける相場では弱点となります。価格が下がるたびに買い増しを続けるため、下落が続くと平均購入単価は下がりますが、それ以上に資産価値の減少が速く、結果として損失が拡大してしまう可能性があります。
例えば、基準価額が5000円、4000円、2500円と下がり続ける状況で毎月一定額を投資すると、購入口数は増えていきます。しかし、相場が回復せず下落が続けば、保有資産全体の評価額は投資元本を下回ることになります。
この手法は、将来的に価格が回復すること(V字回復やU字回復)を前提として効果を発揮します。そのため、長期的に成長が見込めない資産や、下落トレンドが続く市場においては、損失を積み重ねる結果になりかねない点に注意が必要です。
高値圏が続くと高値掴みのリスク
バブル相場のように、市場価格が高い水準で長期間推移する局面では、ドルコスト平均法が「高値掴み」につながるリスクがあります。
この手法では、価格が高い時期でも機械的に一定額を買い付け続けるため、割高な水準で資産を積み増してしまう可能性があります。
もし、高値圏で買い続けた後に市場が急落した場合、平均購入単価が高い水準にあるため、大きな含み損を抱えることになります。相場が回復するまでに長い時間がかかるか、回復しない可能性も考えられます。
ドルコスト平均法は相場のタイミングを計らないことがメリットですが、それが裏目に出て、長期間にわたって割高な価格で買い続けてしまうリスクも内包しているといえるでしょう。
手数料負担に注意が必要
ドルコスト平均法は長期にわたって投資を続ける手法であるため、保有期間中にかかるコスト(手数料)が最終的なリターンに大きく影響します。
特に注意が必要なのは、投資信託を保有している間、継続的に発生する「信託報酬(運用管理費用)」です。 また、購入のたびに手数料(購入時手数料)がかかる商品の場合、投資元本から手数料が引かれるため、その分だけ投資効率が下がってしまいます。
チリも積もれば山となるように、わずかな手数料率の差でも、10年、20年と積み重ねると大きな金額の差になります。そのため、実践する際は「購入時手数料が無料(ノーロード)」の商品や、「信託報酬」が低い商品を選ぶことが極めて重要です。
短期投資には向かない
ドルコスト平均法は、数ヶ月や1年程度の短期間で利益を上げることを目的とした投資には向いていません。この手法のメリットは、長期間にわたって購入タイミングを分散することで、価格変動リスクを平準化する点にあります。
投資期間が短い場合、時間分散の効果が十分に得られず、価格変動の影響を直接的に受けてしまいます。例えば、積立を始めてから数ヶ月で相場が下落した場合、平均購入単価を下げる効果よりも、資産全体の評価額が下がる影響のほうが上回り、損失を抱える可能性があります。
ドルコスト平均法は、10年、20年といった長期的な視点で資産をじっくり育てていくための手法です。短期的な売買で利益を狙う戦略とは根本的に異なることを理解しておく必要があります。
それでもドルコスト平均法が推奨される理由
ドルコスト平均法にはいくつかのデメリットがある一方で、多くの金融機関や専門家が、投資初心者に向けて推奨しています。このセクションでは、その理由について詳しく見ていきましょう。
投資タイミングに悩まなくてよい
ドルコスト平均法の大きなメリットの1つは、投資を始めるタイミングや、毎回の購入タイミングを気にする必要がないことです。相場の値動きを予測して「安い時に買い、高い時に売る」というのは、プロの投資家でも簡単ではありません。
この手法では、あらかじめ決めたスケジュールで機械的に購入を続けるため、「今が買い時か」「もっと待つべきか」といった判断に悩む必要がありません。価格が高い時も安い時も淡々と買い続けることで、感情に左右された「高値掴み」や「狼狽売り」を避けやすくなります。
日中忙しくて相場を頻繁に確認できない人や、価格変動に一喜一憂してしまいがちな投資初心者にとって、この心理的な負担の軽さは大きな魅力といえるでしょう。
平均購入単価が平準化される
ドルコスト平均法の核心的なメリットは、長期的に購入単価を平準化できる点です。毎月一定額を投資することで、投資対象の価格が高い時には少ない量(口数)を、価格が安い時には多くの量(口数)を自動的に購入することになります。
この仕組みにより、価格が高い時に大量に買ってしまう「高値掴み」のリスクを軽減できます。価格が下落した局面では、より多くの口数を購入できるため、その後の価格回復時に利益が出やすくなる効果が期待できます。
結果として、長期間続けることで全体の平均購入単価がならされ、価格変動リスクを抑えながら安定した資産形成を目指すことが可能になります。これは、投資タイミングを分散させる「時間分散」の効果を最大限に活用する手法といえます。
少額から始めやすい
ドルコスト平均法は、まとまった資金がなくても少額から投資を始められる手軽さが大きなメリットです。多くの金融機関では、投資信託の積立サービスを月々1000円や、中には100円といった金額から設定できます。
一度に大きな金額を投資する一括投資とは異なり、「毎月1万円ずつ」のように、自身の家計に負担のない範囲でコツコツと資産形成をスタートできます。これにより、投資を始める心理的なハードルが下がります。
「投資に興味はあるけれど、まとまったお金がない」「まずは少しずつ試してみたい」と考える投資初心者にとって、ドルコスト平均法は資産形成の第一歩を踏み出しやすい、現実的な選択肢といえるでしょう。
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ドルコスト平均法vs一括投資、どちらを選ぶべき?
ドルコスト平均法と一括投資は、それぞれ異なる特徴を持ち、どちらが優れているかは投資家の状況や相場環境によって変わります。ドルコスト平均法がリスクを平準化することに長けているのに対し、一括投資はリターンを最大化する可能性があります。
両者のメリット・デメリットを理解し、自身の資金状況、リスク許容度、そして市場に対する見通しに応じて、最適な手法を選択することが鍵となります。また、両者を組み合わせるという戦略も考えられます。
一括投資が有利なケース
一括投資は、将来的に相場が右肩上がりに上昇すると強く期待できる場合に有利な手法です。価格が上昇し続ける局面では、できるだけ早いタイミングで多くの資金を投じることで、値上がりによる利益を最大限に享受できます。
具体的には、以下のようなケースで一括投資が選択肢となります。
- 長期的な上昇トレンドが見込まれる市場:米国株式市場のように、歴史的に右肩上がりの成長を続けてきた市場への投資など。
- まとまった投資資金がある場合:退職金など、一度に大きな資金を運用できる状況。
- 投資経験が豊富で、相場観に自信がある場合:市場のサイクルを読み、割安と判断できるタイミングで投資できる人。
ただし、一括投資は投資したタイミングがその後の高値であった場合、大きな含み損を抱えるリスクも伴います。ハイリスク・ハイリターンな手法であることを理解しておく必要があります。
ドルコスト平均法が有利なケース
ドルコスト平均法は、相場の先行きが不透明な場合や、価格変動リスクを抑えたい場合に有利な手法です。購入タイミングを分散することで、高値掴みのリスクを避け、価格が下落した際には平均購入単価を引き下げる効果が期待できます。
具体的には、以下のようなケースでドルコスト平均法が適しています。
- 相場の変動が激しい、または先行きが読めない市場:価格の上下動を利用して、平均購入単価の平準化効果を狙えます。
- まとまった投資資金がない場合:毎月の給料からなど、少額でコツコツと投資を始めたい人。
- 投資初心者で、タイミングの判断が難しいと感じる人:感情に左右されず、機械的に投資を続けたい人。
ドルコスト平均法は、利益の最大化よりも、リスクを管理しながら着実に資産形成を進めたいと考える投資家にとって、心理的な負担も少なく、続けやすい手法といえるでしょう。
併用という選択肢も
ドルコスト平均法と一括投資は、二者択一で考える必要はありません。両者のメリットを活かす「併用」という戦略も有効な選択肢です。
例えば、まとまった資金がある場合、この一部をまず一括で投資し、残りの資金は月々の積立に回すという方法が考えられます。これにより、初期の段階である程度のリターンを狙いつつ、残りの資金で時間分散によるリスク軽減効果も得ることができます。
また、相場が下落したタイミングで、通常の積立額に加えて追加で資金を投入する(スポット購入)のも、併用戦略の1つです。これは、ドルコスト平均法の規律性を保ちながら、割安な局面を積極的に活用する考え方です。
このように、自身の資金状況やリスク許容度に応じて両者を柔軟に組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを調整した、より効果的な資産運用を目指すことが可能です。
ドルコスト平均法が向いている人・向いていない人
ドルコスト平均法は、この特性からすべての人にとって最適な投資法というわけではありません。自身の投資目的や性格、資金状況などによって向き不向きがあります。
ここでは、どのような人がドルコスト平均法に向いているのか、また逆に向いていないのかを具体的に整理します。
ドルコスト平均法が向いている人
ドルコスト平均法は、以下のような特徴を持つ人に適しています。
- 投資初心者:いつ、いくら投資すればよいか分からない人でも、ルールを決めてしまえば自動で投資を進められます。
- まとまった資金がない人:月々数千円や数万円といった少額から始められるため、無理なく資産形成をスタートできます。
- 投資に時間をかけられない忙しい人:一度設定すれば自動で買い付けが行われるため、日々の値動きを気にする必要がありません。
- 感情に左右されやすい人:相場が急落した時に慌てて売ってしまう(狼狽売り)などの感情的な判断を避け、規律ある投資を続けやすくなります。
- 長期的な視点でコツコツ資産形成をしたい人:老後資金や教育資金など、10年以上の長期的な目標に向けて着実に資産を育てたい人に最適です。
ドルコスト平均法が向いていない人
一方で、ドルコスト平均法は以下のような人にはあまり向いていない可能性があります。
- 短期間で大きな利益を狙いたい人:ドルコスト平均法は時間分散によってリスクを抑える手法であり、短期的なハイリターンを追求するのには不向きです。
- まとまった投資資金があり、積極的にリターンを追求したい人:相場が上昇基調にあると判断した場合、一括投資のほうが大きな利益を得られる可能性があります。
- 自分自身で相場を分析し、売買タイミングを判断したい人:市場の動向を読んで積極的に売買したい投資家にとって、機械的に買い続けるドルコスト平均法は物足りなく感じられるかもしれません。
- 手数料コストを極限まで抑えたい人:取引回数が多くなるため、売買手数料がかかる商品ではコストが積み重なります。取引回数を抑えたい人には不向きな場合があります。
ドルコスト平均法の効果を最大化する実践ポイント
ドルコスト平均法は、ただ機械的に続ければ必ず成功するわけではありません。この効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントがあります。
デメリットを理解した上で、これらのポイントを意識することで、より安定的で効果的な資産形成を目指すことができます。投資対象の選び方から、続ける上での心構え、そして最終的な出口戦略まで、具体的な実践方法を見ていきましょう。
長期・分散投資を前提にする
ドルコスト平均法の効果を最大化するための一番の前提は、「長期・分散投資」を徹底することです。
長期投資
ドルコスト平均法は、購入価格の平準化という時間分散の効果を活かす手法です。この効果は、投資期間が長くなるほど高まります。最低でも5年、できれば10年以上の長期的な視点を持ち、短期的な価格変動に惑わされずに続けることが成功の鍵となります。
分散投資
投資対象を1つの資産に集中させるのではなく、国内外の株式や債券など、値動きの異なる複数の資産に分散させることも欠かせません。これにより、特定の市場が不調な時でも、他の資産でカバーすることができ、資産全体のリスクをさらに低減できます。
手数料の低い商品を選ぶ
ドルコスト平均法では、長期間にわたって何度も金融商品を購入するため、手数料のコストが運用成績に与える影響は無視できません。効果を最大化するためには、できるだけ手数料の低い商品を選ぶことが肝となります。
注目すべき手数料は以下の2つです。
購入時手数料
商品を購入するたびにかかるコストです。これが無料の「ノーロード」と呼ばれる投資信託を選ぶのが基本です。NISAのつみたて投資枠で選べる商品は、すべて購入時手数料が無料です。
信託報酬(運用管理費用)
投資信託を保有している間、継続的にかかるコストです。年率で表示され、日々の基準価額に反映されます。わずかな差でも長期間では大きな違いとなるため、同種のファンドを比較する際は、信託報酬が低いものを選ぶのが賢明です。
相場を見ずに淡々と続ける
ドルコスト平均法の最大のメリットの1つは、感情を排して投資を続けられることです。この効果を最大限に活かすためには、日々の相場の上げ下げに一喜一憂せず、決めたルールを淡々と守り続けることが極めて欠かせません。
市場が急落すると、「もっと下がるかもしれない」と不安になって積立をやめたくなったり、逆に急騰すると、「もっと買っておけばよかった」と後悔したりするのが人間の心理です。
しかし、そこで感情的な判断をしてしまうと、ドルコスト平均法のメリットである「安い時に多く買う」機会を逃したり、「高値掴み」をしてしまったりする可能性があります。
金融機関の自動積立サービスを利用することで、自身の感情が入り込む余地をなくし、機械的に投資を続ける仕組みを作ることが推奨されます。相場を見るのは年に1回のリバランスの時だけ、といったように、意識的に距離を置くことも有効な方法です。
売却タイミングを意識する
ドルコスト平均法は購入を自動化し、タイミングの悩みを解消してくれますが、最終的な利益を確定させる「売却」のタイミングは自分で判断する必要があります。どんなに長期間積立を続けて平均購入単価を下げても、売却時の価格が低ければ、損失が出てしまう可能性もゼロではありません。
そのため、あらかじめ「いつ」「何のために」お金を使うのかという出口戦略を考えておくことが鍵となります。例えば、「65歳になったら生活費のために少しずつ取り崩す」「子供の大学入学資金として18歳で売却する」「目標金額の2000万円に達したら売却する」といった具体的な計画を立てておくとよいでしょう。
売却の際も、一度にすべてを売るのではなく、数回に分けて売却する「時間分散」の考え方を取り入れることで、売却価格の変動リスクを抑えることができます。購入だけでなく、売却のタイミングも意識することが、ドルコスト平均法を成功させる最後のポイントです。
ドルコスト平均法に関するよくある質問
ここでは、ドルコスト平均法に関してよくある質問とこの回答をまとめました。より具体的な疑問を解消し、安心して投資を始められるようにしましょう。
Q. 効果を実感するには何年くらい続けたほうがいい?
ドルコスト平均法の効果、価格変動リスクの平準化を実感するには、一般的に5年以上の長期投資が望ましいとされています。可能であれば、10年、20年と続けることで、より安定した成果が期待できます。
投資期間が短いと、時間分散の効果が十分に発揮されず、一時的な市場の変動によって元本割れする可能性が高まります。長期で続けるほど、複利効果も増加し、資産の成長を後押しします。短期的な成果を求めず、腰を据えて取り組むことが必須です。
Q. 下落相場でも続けるべき?
原則として、下落相場でも積立を続けるべきです。ドルコスト平均法の観点から見れば、価格が下落している局面は「同じ金額でより多くの量(口数)を購入できる絶好の機会」と捉えることができます。
下落時に積立をやめてしまうと、この「安く買う」というメリットを放棄することになります。将来、相場が回復した際に、下落時も買い続けた場合と比べてリターンが劣る可能性があります。
ただし、これは投資対象の価値が将来的には回復・成長するという信頼が前提です。もし投資対象そのものの将来性に疑問が生じた場合は、積立を続けるかどうかの見直しも必要になります。一時的な市場の変動なのか、投資対象の構造的な問題なのかを見極める視点も大切です。
Q. お金がある場合は一括投資に切り替えるべき?
ドルコスト平均法から一括投資への切り替えを検討するタイミングは、自身の投資方針や市場環境によって異なります。
例えば、市場が暴落し、歴史的に見ても明らかに割安だと判断できる強い確信がある場合や、自身の資産状況に大きな変化があり、まとまった資金を投入できるようになった場合などが考えられます。
しかし、タイミングを正確に予測することは困難です。多くの場合、ドルコスト平均法を基本としつつ、相場が下落した際に手元の余裕資金で追加投資(スポット購入)を行う「併用戦略」が現実的です。
これにより、ドルコスト平均法の安定性と、機動的な投資のメリットを両立させることができます。自身のリスク許容度を超えた判断は避けるべきでしょう。
まとめ
ドルコスト平均法は、「意味ない」と批判されることもありますが、それは利益の最大化を目指す視点からの意見であることが多いのが実情です。
この手法の本質は、投資タイミングを分散させることで価格変動リスクを平準化し、心理的な負担を減らしながら長期的な資産形成をサポートすることにあります。
右肩上がりの相場では一括投資に劣る可能性がある一方、相場の先行きが不透明な状況では強みを発揮します。自身の投資目的、リスク許容度、ライフプランを考慮し、ドルコスト平均法が自分に合った手法かどうかを判断することが大切です。
この手法の特徴を正しく理解し、長期・分散・継続の原則を守ることで、着実な資産形成の有力な手段となるでしょう。
自身の投資スタイルや目標に合った方法を見つけるために、まずは簡単な診断から始めてみましょう。
≫あなたに合った投資スタイルは?3分でシミュレーション
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監修
高橋 明香
- ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者
みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
執筆
マネイロメディア編集部
- お金のメディア編集者
マネイロメディアは、資産運用に関することや将来資金に関することなど、お金にまつわるさまざまな情報をお届けする「お金のメディア」です。正確かつ幅広い年代のみなさまにわかりやすい、ユーザーファーストの情報提供に努めてまいります。
