新窓販国債の金利は?最新2026年10月の利率と個人向け国債との違いを専門家が徹底解説

新窓販国債の金利は?最新2026年10月の利率と個人向け国債との違いを専門家が徹底解説

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「新窓販国債の金利はどれくらい?」「個人向け国債と比べて金利は高い?」と気になる人もいるでしょう。

2026年10月募集分の新窓販国債は、10年債が年3.1%、2年債が年2.0%です(表面利率:税引き前|第188回債5年は10月15日発表予定)。応募者利回りはそれぞれ年3.048%、年1.923%(税引き前)となっています。

新窓販国債は固定金利で、満期まで保有すれば額面金額で償還されます。一方、途中で売却する場合は市場価格によって元本割れする可能性があるため、金利だけでなく商品性を理解して選ぶことが大切です。

本記事では、新窓販国債の最新金利や利子のシミュレーション、個人向け国債との違い、購入前に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 2026年10月募集分の新窓販国債の金利:10年3.1%・2年2.0%(表面利率:税引き前)
  • 新窓販国債は「固定金利」「市場売却可能」「法人も購入可」が特徴
  • 個人向け国債との違いを金利タイプ・中途換金・選び方の観点から解説

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新窓販国債の最新金利【2026年10月募集分】

現時点で発表されている10月募集分の発行条件を見ていきましょう(第188回債5年は10月15日発表予定)。

期間

表面利率(税引き後)

表面利率(税引き後)

応募者利回り(税引き後)

応募者利回り(税引き後)

募集価格

募集価格

2年

表面利率(税引き後)

2.0%(1.593700%)

応募者利回り(税引き後)

1.923%(1.517%)

募集価格

100円39銭

10年

表面利率(税引き後)

3.1%(2.470235%)

応募者利回り(税引き後)

3.048%(2.421%)

募集価格

100円14銭

新窓販国債は固定金利型のため、購入後に市場金利が変動しても表面利率は変わりません。ただし中途売却時には時価が適用されるため、売却損が生じる場合があります。

(参考:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」)

ポイントの解説

国債2年は短期で資金を運用したい人や、近い将来に使う予定がある資金に向いています。また、10年物は長期での安定した利子収入を得たい人に魅力的な水準です。

過去1年間の新窓販国債の金利推移

新窓販国債の金利は、対応する期間の国債市場利回りを基に毎月設定されます。日銀の利上げを背景に、2024年後半から2026年にかけて明確な上昇トレンドが続いています。

以下は財務省公表データをもとにした10年物の金利推移の概況です(表面利率・年率・税引前)。

時期

10年(表面利率)

10年(表面利率)

5年(表面利率)

5年(表面利率)

2年(表面利率)

2年(表面利率)

2025年6月

10年(表面利率)

1.4%

5年(表面利率)

1.0%

2年(表面利率)

0.8%

2026年1月

10年(表面利率)

2.10%

5年(表面利率)

1.60%

2年(表面利率)

1.10%

2026年2月

10年(表面利率)

2.10%

5年(表面利率)

1.6%

2年(表面利率)

1.3%

2026年3月

10年(表面利率)

2.10%

5年(表面利率)

1.60%

2年(表面利率)

1.3%

2026年6月

10年(表面利率)

2.40%

5年(表面利率)

2.00%

2年(表面利率)

1.40%

2026年7月

10年(表面利率)

2.70%

5年(表面利率)

2.00%

2年(表面利率)

1.40%

2026年8月

10年(表面利率)

2.70%

5年(表面利率)

2.20%

2年(表面利率)

1.50%

2026年9月

10年(表面利率)

2.70%

5年(表面利率)

2.20%

2年(表面利率)

1.70%

2026年10月

10年(表面利率)

3.1%

5年(表面利率)

(未発表)

2年(表面利率)

2.0%

金利の上昇ペースは顕著で、10年物は1年前と比べて約1%上昇しています。

この背景には、日本銀行による段階的な政策金利の引き上げと、長期国債利回りの上昇があります。

(参考:新窓販国債発行条件 : 財務省)

金利の決まり方と変動要因

新窓販国債の金利は、対応する年限の国債市場利回り(入札結果)をもとに財務省が決定します。

具体的には、各期間の国債の入札が行われた後、その落札利回りに基づいて表面利率と募集価格(発行価格)が設定されます。

金利が動く主な要因は次のとおりです。

  • 日銀の金融政策:政策金利の引き上げは短期金利を押し上げ、それが中長期の金利にも波及します。2026年6月には日銀が31年ぶりとなる政策金利1.0%への引き上げを実施しました。利上げ継続の観測が市場に織り込まれています。
  • 国内の物価動向:インフレ率が高止まりすると、投資家は実質的な利回り維持のために名目金利の上昇を求めるため、国債利回りは上昇しやすくなります。
  • 海外金利(特に米国債):米国の金利動向も日本の長期金利に影響を与えます。米国が高金利を維持すれば、日本国債の相対的な魅力を維持するため、国内金利も上昇圧力を受けます。
  • 国債の需給バランス:財政赤字の拡大により国債の発行量が増えると、投資家の需要を 確保するため、市場で求められる利回りが上昇する場合があります。

新窓販国債を購入したらいくらになる?シミュレーション

新窓販国債は、額面100円に対する「募集価格」が毎回異なります。さらに、購入時には「初回の利子の調整額(経過利子)」も支払う必要があります。

そのため、「100万円投資する」といっても、100万円ちょうどの額面を購入できるとは限りません。

新窓販国債は額面5万円から5万円単位で購入できます。

ここでは、2026年10月募集分の金利・募集条件をもとに、100万円・500万円・1000万円を予算の上限として、それぞれ購入できる最大額面で試算します。 

【2026年10月募集分の金利】

期間

表面利率(税引後)

表面利率(税引後)

応募者利回り(税引後)

応募者利回り(税引後)

募集価格

募集価格

2年

表面利率(税引後)

2.0%(1.593700%)

応募者利回り(税引後)

1.923%(1.517%)

募集価格

100円14銭

10年

表面利率(税引後)

3.1%(2.470235%)

応募者利回り(税引後)

3.048%(2.421%)

募集価格

100円39銭

【100万円を購入した場合】

項目

2年債

2年債

10年債

10年債

購入できる額面

2年債

95万円

10年債

95万円

実際の購入時支払額

2年債

95万1330円

10年債

95万3705円

税引後の年間利子

2年債

約1万5140円

10年債

約2万3467円

満期までの税引後利子総額

2年債

約3万280円

10年債

約23万4672円

【500万円を購入した場合】

項目

2年債

2年債

10年債

10年債

購入できる額面

2年債

495万円

10年債

495万円

実際の購入時支払額

2年債

495万6930円

10年債

496万9305円

税引後の年間利子

2年債

約7万8888円

10年債

約12万2277円

満期までの税引後利子総額

2年債

約15万7776円

10年債

約122万2766円

【1000万円を購入した場合】

項目

2年債

2年債

10年債

10年債

購入できる額面

2年債

995万円

10年債

995万円

実際の購入時支払額

2年債

996万3930円

10年債

998万8805円

税引後の年間利子

2年債

約15万8573円

10年債

約24万5788円

満期までの税引後利子総額

2年債

約31万7146円

10年債

約245万7884円

※2026年10月募集分の金利・募集価格をもとに試算。購入額面は5万円単位とし、初回利子の調整額、利払いごとの端数処理、購入価格と償還額の差額は考慮していません。実際の受取額とは異なる場合があります。

なお、上表の「税引後利子総額」は利子のみを示しています。新窓販国債は募集価格と満期時の償還価格(額面100円)が異なるため、最終的な損益を確認する際は、償還差益・差損もあわせて考える必要があります。

(参考:「新窓販国債2年」8月債 発行条件|財務省)
(参考:「新窓販国債5年」8月債 発行条件|財務省)
(参考:「新窓販国債10年」8月債 発行条件|財務省)

100万円を予算とした場合の計算例

新窓販国債(10年)を額面100万円分購入する場合、購入時に必要な金額の計算は大きく2つのステップに分かれます。

(参考:「新窓販国債10年」10月債発行条件)

下記は満期まで保有した場合の概算です。満期時には額面100円につき100円で償還されます。ただし、購入価格と償還額との差による償還差益・差損もあり、償還差益は課税対象となります。実際の最終的な手取り額は、税務上の取り扱いや口座管理手数料などによって異なる場合があります。

①国債の購入代金を計算する

国債の募集価格は、額面100円あたりの金額で表示されます。2026年10月募集分の新窓販国債(10年)は、額面100円あたり100円39銭です。

  • 購入代金:100万円 × 100.39円 ÷ 100円 = 100万3900円

② 初回利子の調整額を計算する

新窓販国債では、発行日から初回利払日までの期間が6ヶ月に満たないため、購入時に利子の調整額を支払います。今回の発行条件では、調整額は額面100円あたり0.4331506円(51日分)です。

  • 利子調整額:100万円 × 0.4331506円 ÷ 100円 = 約4331円

③購入時に必要な総額を計算する

最後に、購入代金と初回利子の調整額を合計します。

  • 支払金額:100万3900円 + 4331円 = 約100万8231円

つまり、2026年10月募集分の新窓販国債(10年)を額面100万円分購入するには、約100万8231円が必要です。

なお、満期時には額面100万円が償還されます。購入価格が額面を上回るため、利子だけでなく購入価格と償還額の差も考慮して収益性を判断しましょう。

また、100万円の予算内で購入する場合は、額面95万円分まで購入できます。新窓販国債は額面5万円単位で申し込めるためです。


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新窓販国債と個人向け国債の違い

「新窓販国債」と「個人向け国債」はいずれも財務省が発行する国債ですが、商品性はかなり異なります。

自分に合った商品を選ぶために、主な違いを整理しておきましょう。

金利タイプの違い

最大の違いは金利の仕組みです。

比較項目

新窓販国債

新窓販国債

個人向け国債

個人向け国債

金利タイプ

新窓販国債

固定金利のみ(2年・5年・10年)

個人向け国債

変動金利(変動10年)+固定金利(固定5年・固定3年)

最低金利保証

新窓販国債

なし

個人向け国債

あり(年0.05%)

購入単位

新窓販国債

最低5万円(5万円単位)

個人向け国債

最低1万円(1万円単位)

購入者

新窓販国債

個人・法人・団体いずれも可

個人向け国債

個人のみ

購入上限

新窓販国債

1申込あたり3億円

個人向け国債

制限なし(個人)

新窓販国債はすべての期間で固定金利です。一方の個人向け国債には、半年ごとに金利が見直される「変動10年」があります。

市場金利が上昇した場合には、変動10年が有利になる可能性がある一方、固定型は将来の利子収入が確定しているという特徴があります。

中途換金時の扱い

ここが両者の大きな違いのひとつです。

個人向け国債(中途換金)

  • 発行から1年経過後であれば中途換金が可能
  • 換金額=額面金額 + 経過利子 -「直近2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」
  • 元本は保証される(市場価格ではなく、国が定めたルールで買い取り)

新窓販国債(中途売却)

  • 発行後はいつでも市場で売却可能
  • 売却価格はそのときの市場価格(時価)
  • 金利が上昇した局面では、時価が購入価格を下回り売却損が発生する可能性がある
ポイントの解説

新窓販国債は「いつでも売れる」柔軟性がある一方で、売却タイミングによっては損をするリスクがある点が、元本を保証している個人向け国債とは大きく異なります。

選び方のポイント

新窓販国債と個人向け国債は、それぞれ特徴が異なるため、自身の投資目的や資金の使い道に応じて選択することが重要です。 

【新窓販国債が向いているケース】

  • 発行時点の固定利率で運用したい
  • 法人・マンション管理組合など個人以外の立場で購入したい
  • 将来、金利が低 下すると見込み、現在の固定金利を長期間確保したい 
  • 市場売却の柔軟性を持ちながらも高利回りを狙いたい(ただしリスク理解が必要) 

【個人向け国債が向いているケース】

  • 市場価格の変動による元本割れを避けたい 
  • 将来の金利上昇を見込み、変動10 年で恩恵を受けたい
  • 少額(1 万円単位)から始めたい
  • 最低年率0.05%の金利保証を重視する

診断|あなたはどちらが向いている?

以下の設問に答えて、自分に合う商品を確認しましょう。

Q1. 運用目的は?

  • 老後資金・10年以上使わない余裕資金 → 新窓販国債10年 または 個人向け国債変動10年
  • 3〜5年後に使う予定がある資金 → 個人向け国債固定5年・固定3年 または 新窓販国債5年
  • 急に必要になる可能性がある資金 → 個人向け国債(中途換金しやすい)

Q2. 金利の見通しは?

  • これからも金利が上昇すると思う → 個人向け国債変動10年(半年ごとに利率が見直される)
  • 現在の高金利を長期間固定したい → 新窓販国債10年・5年

Q3. 購入者の立場は?

  • 法人・マンション管理組合 → 新窓販国債(個人向け国債は個人のみ)
  • 個人 → どちらでも購入可能

Q4. 資金の規模は?

  • 5万円未満の少額資金 → 個人向け国債(1万円から購入可)
  • 5万円以上 → どちらでも購入可能

新窓販国債の購入方法と募集スケジュール

取扱金融機関と購入手続き

新窓販国債は、全国の証券会社・銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫・JAバンクなど幅広い金融機関で購入できます。

初めて購入する場合の流れ
1
口座開設
購入を希望する金融機関で国債専用の振替口座を開設。運転免許証などの本人確認書類、マイナンバー、印鑑が必要です。
2
募集期間内に申込み
各期間の募集期間内に購入申込みを行います。
3
購入代金を入金
申込み後、期日までに購入代金を払い込みます。
4
発行日に国債が振替口座に記録
新窓販国債はペーパーレス(振替国債)のため、国債証券の発行はなく、口座に保有状況が記録されます。

初回利子の調整について

新窓販国債は発行日から初回の利払日までの期間がちょうど半年にならないため、購入時に不足分の利子(日割り計算)を「調整額」として払い込む仕組みになっています。

毎月の募集スケジュール

新窓販国債は毎月発行されます。ただし、期間によって募集期間の開始・終了時期が異なります。

期間

金利公表時期

金利公表時期

一般的な募集期間

一般的な募集期間

2年

金利公表時期

各月初旬(月の第1営業日前後)

一般的な募集期間

月初〜月末(約1ヶ月間)

5年

金利公表時期

月の第4週

一般的な募集期間

中旬(時には20日の時もあり)~月末で約1~2週間程度

10年

金利公表時期

月の第1〜2週

一般的な募集期間

月初〜月末(約1ヶ月間)

※2026年10月募集分の場合の期間:2年(10月5日〜28日)、5年(10月19日〜30日)、10年(10月9日〜28日)

【2026年10月募集分の発行日】

期間

発行日

発行日

2年

発行日

2026年11月10日

5年

発行日

2026年11月12日

10年

発行日

2026年11月10日

金利は各年限とも募集開始日の2営業日前に公表されます。財務省の「新窓販国債発行スケジュール」ページで最新情報を確認するようにしましょう。

新窓販国債の金利に関するよくある質問

新窓販国債の金利はいつ決まる?

新窓販国債の金利(表面利率・募集価格)は、募集開始日の2営業日前に財務省から公表されます。各年限の公表タイミングは異なり、一般的には2年物が月の第1営業日付近、10年物が月の第1〜2週、5年物が月の第3~第4週に発表されます。

金利の決定には、対応する年限の国債入札結果(市場実勢金利)が反映されるため、発表前に正確な数値を予測することは困難です。事前に財務省のWebサイトやニュース等で公表日を確認しておくとよいでしょう。

購入後に金利は変わる?

変わりません。 新窓販国債はすべて固定金利型のため、購入後に市場金利が変動しても、受け取る利子の金額は購入時の表面利率に基づいて計算されます。

ただし、中途売却時の価格(時価)は変動します。 市場金利が上昇すると既発債の価格は下落し、逆に市場金利が下落すると価格は上昇します。購入価格と売却価格の差が、売却損益として発生する点に注意が必要です。

まとめ

新窓販国債の2026年10月募集分は、10年3.1%・2年2.0%(表面利率・年率・税引前)と、日銀の利上げ継続を背景に高い水準が維持されています。

個人向け国債と比べると、金利タイプや中途換金の仕組みに大きな違いがあります。

高い固定金利を長期確保したい方、法人・団体として購入したい方には新窓販国債が適しています。一方、元本を守りながら金利上昇の恩恵を受けたい方、少額から始めたい方には個人向け国債が向いています。

金利上昇局面が続く現在、どちらの国債も「安全資産+相応の利回り」という観点で注目度が高まっています。

自分の資金の使い道・期間・リスク許容度に合わせて選択しましょう。

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ご留意事項

  • 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
  • 本記事の内容は記事公開時または更新時点の情報に基づいています。制度・法令・税制等の変更により、現在の情報と異なる場合があります。
  • 本記事の内容の正確性、完全性、最新性を保証するものではなく、予告なく変更または更新する場合があります。
  • 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。

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執筆・監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。