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新窓販国債の金利は?最新利率と個人向け国債との違いを徹底解説

新窓販国債の金利は?最新利率と個人向け国債との違いを徹底解説

資産運用2026/06/30

    »あなたに債券は必要?投資目的に合った投資を無料診断

    日本銀行による利上げ局面が続くなか、国が発行する安全資産として新窓販国債への関心が高まっています。

    一方で「個人向け国債とどう違うのか」「どちらを選べばよいのか」と迷う方も多いでしょう。

    本記事では、財務省の公式データをもとに、2026年6月募集分の最新金利から過去1年の推移、個人向け国債との違い、シミュレーション、購入方法まで徹底解説します。

    この記事を読んでわかること
    • 2026年6月募集分の新窓販国債の金利:10年2.4%・5年2.0%・2年1.4%(表面利率)
    • 新窓販国債は「固定金利」「市場売却可能」「法人も購入可」が特徴
    • 個人向け国債との違いを金利タイプ・中途換金・選び方の観点から解説


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    新窓販国債の最新金利(2026年6月募集分)

    期間別の金利一覧

    2026年6月24日、財務省より新窓販国債(5年・10年)の最終的な利率が発表され、6月募集分の発行条件がすべて出そろいました。2年物は同年6月1日に先行発表されています。

    期間

    表面利率(年率・税引前)

    表面利率(年率・税引前)

    応募者利回り

    応募者利回り

    募集価格

    募集価格

    2年

    表面利率(年率・税引前)

    1.40%

    応募者利回り

    1.33%

    募集価格

    100円13銭

    5年

    表面利率(年率・税引前)

    2.00%

    応募者利回り

    1.84%

    募集価格

    100円70銭

    10年

    表面利率(年率・税引前)

    2.40%

    応募者利回り

    2.60%

    募集価格

    98円46銭

    新窓販国債は固定金利型のため、購入後に市場金利が変動しても表面利率は変わりません。ただし中途売却時には時価が適用されるため、売却損が生じる場合があります。

    (参考:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」(令和8年6月24日現在)

    ポイントの解説

    国債2年(1.4%)は短期で資金を運用したい方や、近い将来に使う予定がある資金に向いています。また、10年物(2.4%)は長期での安定した利子収入を得たい人に魅力的な水準です。

    なお、10年物の募集価格が額面100円を下回っている(98円46銭)のは、市場実勢金利が表面利率を上回っているためです。

    過去1年間の新窓販国債の金利推移

    新窓販国債の金利は、対応する期間の国債市場利回りを基に毎月設定されます。日銀の利上げを背景に、2024年後半から2026年にかけて明確な上昇トレンドが続いています。

    以下は財務省公表データをもとにした10年物の金利推移の概況です(表面利率・年率・税引前)。

    時期

    10年(表面利率)

    10年(表面利率)

    5年(表面利率)

    5年(表面利率)

    2年(表面利率)

    2年(表面利率)

    2025年6月

    10年(表面利率)

    1.4%

    5年(表面利率)

    1.0%

    2年(表面利率)

    0.8%

    2026年1月

    10年(表面利率)

    2.10%

    5年(表面利率)

    1.60%

    2年(表面利率)

    1.10%

    2026年2月

    10年(表面利率)

    2.10%

    5年(表面利率)

    1.6%

    2年(表面利率)

    1.3%

    2026年3月

    10年(表面利率)

    2.10%

    5年(表面利率)

    1.60%

    2年(表面利率)

    1.3%

    2026年6月(最新)

    10年(表面利率)

    2.40%

    5年(表面利率)

    2.00%

    2年(表面利率)

    1.40%

    金利の上昇ペースは顕著で、10年物は1年前と比べて約1%上昇しています。

    この背景には、日本銀行による段階的な政策金利の引き上げと、長期国債利回りの上昇があります。

    (参考:新窓販国債発行条件 : 財務省

    金利の決まり方と変動要因

    新窓販国債の金利は、対応する年限の国債市場利回り(入札結果)をもとに財務省が決定します。

    具体的には、各期間の国債の入札が行われた後、その落札利回りに基づいて表面利率と募集価格(発行価格)が設定されます。

    金利が動く主な要因は次のとおりです。

    日銀の金融政策

    政策金利の引き上げは短期金利を押し上げ、それが中長期の金利にも波及します。

    2026年6月時点では、日銀が31年ぶりとなる政策金利1.0%への引き上げを検討しているとの報道もあり、利上げ継続の観測が市場に織り込まれています。

    国内の物価動向

    インフレ率が高止まりすると、投資家は実質的な利回り維持のために名目金利の上昇を求めるため、国債利回りは上昇しやすくなります。

    海外金利(特に米国債) 

    米国の金利動向も日本の長期金利に影響を与えます。米国が高金利を維持すれば、日本国債の相対的な魅力を維持するため、国内金利も上昇圧力を受けます。

    国債の需給バランス

    財政赤字の拡大により国債の発行量が増えると、投資家の需要を 確保するため、市場で求められる利回りが上昇する場合があります。

    新窓販国債と個人向け国債の違い

    新窓販国債」と「個人向け国債」はいずれも財務省が発行する国債ですが、商品性はかなり異なります。

    自分に合った商品を選ぶために、主な違いを整理しておきましょう。

    金利タイプの違い

    最大の違いは金利の仕組みです。

    比較項目

    新窓販国債

    新窓販国債

    個人向け国債

    個人向け国債

    金利タイプ

    新窓販国債

    固定金利のみ(2年・5年・10年)

    個人向け国債

    変動金利(変動10年)+固定金利(固定5年・固定3年)

    最低金利保証

    新窓販国債

    なし

    個人向け国債

    あり(年0.05%)

    購入単位

    新窓販国債

    最低5万円(5万円単位)

    個人向け国債

    最低1万円(1万円単位)

    購入者

    新窓販国債

    個人・法人・団体いずれも可

    個人向け国債

    個人のみ

    購入上限

    新窓販国債

    1申込あたり3億円

    個人向け国債

    制限なし(個人)

    新窓販国債はすべての期間で固定金利です。一方の個人向け国債には、半年ごとに金利が見直される「変動10年」があります。

    市場金利が上昇した場合には、変動10年が有利になる可能性がある一方、固定型は将来の利子収入が確定しているという特徴があります。

    2026年6月募集分の金利の比較

    商品

    種類

    種類

    金利タイプ

    金利タイプ

    金利(年率・税引前)

    金利(年率・税引前)

    新窓販国債

    種類

    2年

    金利タイプ

    固定

    金利(年率・税引前)

    1.40%

    新窓販国債

    種類

    5年

    金利タイプ

    固定

    金利(年率・税引前)

    2.00%

    新窓販国債

    種類

    10年

    金利タイプ

    固定

    金利(年率・税引前)

    2.40%

    個人向け国債

    種類

    固定3年

    金利タイプ

    固定

    金利(年率・税引前)

    1.51%

    個人向け国債

    種類

    固定5年

    金利タイプ

    固定

    金利(年率・税引前)

    1.86%

    個人向け国債

    種類

    変動10年

    金利タイプ

    変動(初回)

    金利(年率・税引前)

    1.74%

    同じ5年固定で比較すると、新窓販国債5年(2.0%)が個人向け国債固定5年(1.86%)を約0.14%上回っています

    10年については、新窓販国債(2.4%)が個人向け国債変動10年(初回1.74%)を大幅に上回ります。
    これは、個人向け国債の変動10年の利率が「10年物国債利回り×0.66」という計算式で算出されるためです。

    (参考:現在募集中の個人向け国債・新窓販国債 : 財務省

    中途換金時の扱い

    ここが両者の大きな違いのひとつです。

    個人向け国債(中途換金)

    • 発行から1年経過後であれば中途換金が可能
    • 換金額=額面金額 + 経過利子 -「直近2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」
    • 元本は保証される(市場価格ではなく、国が定めたルールで買い取り)

    新窓販国債(中途売却)

    • 発行後はいつでも市場で売却可能
    • 売却価格はそのときの市場価格(時価)
    • 金利が上昇した局面では、時価が購入価格を下回り売却損が発生する可能性がある
    ポイントの解説

    新窓販国債は「いつでも売れる」柔軟性がある一方で、売却タイミングによっては損をするリスクがある点が、元本を保証している個人向け国債とは大きく異なります。

    選び方のポイント

    新窓販国債と個人向け国債は、それぞれ特徴が異なるため、自身の投資目的や資金の使い道に応じて選択することが重要です。 

    【新窓販国債が向いているケース】

    • 発行時点の固定利率で運用したい
    • 法人・マンション管理組合など個人以外の立場で購入したい
    • 将来、金利が低 下すると見込み、現在の固定金利を長期間確保したい 
    • 市場売却の柔軟性を持ちながらも高利回りを狙いたい(ただしリスク理解が必要) 

    【個人向け国債が向いているケース】

    • 市場価格の変動による元本割れを避けたい 
    • 将来の金利上昇を見込み、変動10 年で恩恵を受けたい
    • 少額(1 万円単位)から始めたい
    • 最低年率0.05%の金利保証を重視する

    診断|あなたはどちらが向いている?

    以下の設問に答えて、自分に合う商品を確認しましょう。

    Q1. 運用目的は?

    • 老後資金・10年以上使わない余裕資金 → 新窓販国債10年 または 個人向け国債変動10年
    • 3〜5年後に使う予定がある資金 → 個人向け国債固定5年・固定3年 または 新窓販国債5年
    • 急に必要になる可能性がある資金 → 個人向け国債(中途換金しやすい)

    Q2. 金利の見通しは?

    • これからも金利が上昇すると思う → 個人向け国債変動10年(半年ごとに利率が見直される)
    • 現在の高金利を長期間固定したい → 新窓販国債10年・5年

    Q3. 購入者の立場は?

    • 法人・マンション管理組合 → 新窓販国債(個人向け国債は個人のみ)
    • 個人 → どちらでも購入可能

    Q4. 資金の規模は?

    • 5万円未満の少額資金 → 個人向け国債(1万円から購入可)
    • 5万円以上 → どちらでも購入可能


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    新窓販国債の購入方法と募集スケジュール

    取扱金融機関と購入手続き

    新窓販国債は、全国の証券会社・銀行・ゆうちょ銀行・信用金庫・JAバンクなど幅広い金融機関で購入できます。

    初めて購入する場合の流れ
    1
    口座開設
    購入を希望する金融機関で国債専用の振替口座を開設。運転免許証などの本人確認書類、マイナンバー、印鑑が必要です。
    2
    募集期間内に申込み
    各期間の募集期間内に購入申込みを行います。
    3
    購入代金を入金
    申込み後、期日までに購入代金を払い込みます。
    4
    発行日に国債が振替口座に記録
    新窓販国債はペーパーレス(振替国債)のため、国債証券の発行はなく、口座に保有状況が記録されます。

    初回利子の調整について

    新窓販国債は発行日から初回の利払日までの期間がちょうど半年にならないため、購入時に不足分の利子(日割り計算)を「調整額」として払い込む仕組みになっています。

    毎月の募集スケジュール

    新窓販国債は毎月発行されます。ただし、期間によって募集期間の開始・終了時期が異なります。

    期間

    金利公表時期

    金利公表時期

    一般的な募集期間

    一般的な募集期間

    2年

    金利公表時期

    各月初旬(月の第1営業日前後)

    一般的な募集期間

    月初〜月末(約1ヶ月間)

    10年

    金利公表時期

    月の第1〜2週

    一般的な募集期間

    月初〜月末(約1ヶ月間)

    5年

    金利公表時期

    月の第4週

    一般的な募集期間

    中旬(時には20日の時もあり)~月末で約1~2週間程度

    ※2026年6月の場合:2年(6月3日〜29日)、10年(6月5日〜29日)、5年(6月26日〜30日)。

    2026年6月募集分の発行日

    期間

    発行日

    発行日

    2年

    発行日

    2026年7月9日

    10年

    発行日

    2026年7月9日

    5年

    発行日

    2026年7月10日

    金利は各年限とも募集開始日の2営業日前に公表されます。財務省の「新窓販国債発行スケジュール」ページで最新情報を確認するようにしましょう。

    新窓販国債の金利に関するよくある質問

    新窓販国債の金利はいつ決まる?

    新窓販国債の金利(表面利率・募集価格)は、募集開始日の2営業日前に財務省から公表されます。各年限の公表タイミングは異なり、一般的には2年物が月の第1営業日付近、10年物が月の第1〜2週、5年物が月の第3~第4週に発表されます。

    金利の決定には、対応する年限の国債入札結果(市場実勢金利)が反映されるため、発表前に正確な数値を予測することは困難です。事前に財務省のWebサイトやニュース等で公表日を確認しておくとよいでしょう。

    購入後に金利は変わる?

    変わりません。 新窓販国債はすべて固定金利型のため、購入後に市場金利が変動しても、受け取る利子の金額は購入時の表面利率に基づいて計算されます。

    ただし、中途売却時の価格(時価)は変動します。 市場金利が上昇すると既発債の価格は下落し、逆に市場金利が下落すると価格は上昇します。購入価格と売却価格の差が、売却損益として発生する点に注意が必要です。

    まとめ

    新窓販国債の2026年6月募集分は、10年2.4%・5年2.0%・2年1.4%(表面利率・年率・税引前)と、日銀の利上げ継続を背景に高い水準が維持されています。

    個人向け国債と比べると、金利タイプや中途換金の仕組みに大きな違いがあります。

    比較項目

    新窓販国債

    新窓販国債

    個人向け国債

    個人向け国債

    金利タイプ

    新窓販国債

    固定のみ

    個人向け国債

    固定+変動

    金利水準(5年)

    新窓販国債

    2.0%(6月)

    個人向け国債

    1.86%(6月)

    中途換金

    新窓販国債

    市場売却・時価での売買

    個人向け国債

    1年経過後に元本保証で換金可

    募集価格

    新窓販国債

    100円70銭

    個人向け国債

    100円

    最低購入単位

    新窓販国債

    5万円

    個人向け国債

    1万円

    購入者

    新窓販国債

    個人・法人・団体

    個人向け国債

    個人のみ

    高い固定金利を長期確保したい方、法人・団体として購入したい方には新窓販国債が適しています。一方、元本を守りながら金利上昇の恩恵を受けたい方、少額から始めたい方には個人向け国債が向いています。

    金利上昇局面が続く現在、どちらの国債も「安全資産+相応の利回り」という観点で注目度が高まっています。

    自分の資金の使い道・期間・リスク許容度に合わせて選択しましょう。

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    ※本記事の内容は予告なしに変更することがあります。予めご了承ください

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    執筆・監修
    高橋 明香
    • 高橋 明香
    • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

    みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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