【8月17~21日】日経平均動向:日経平均は高値圏でもみ合う動きか。米株安が重荷に

【8月17~21日】日経平均動向:日経平均は高値圏でもみ合う動きか。米株安が重荷に

日経平均株価は4日続伸し、約1カ月ぶりの高値水準まで上昇しました。一方、これまで相場をけん引してきたAI・半導体関連株では利益確定売りも目立ち、銘柄によって明暗が分かれています。

今週は、米国の個人消費の減速を背景とした米株安が日本株の重荷となりそうです。ただし、国内企業の好決算や景気への期待が下支えし、日経平均は7万円を意識した高値圏でもみ合う展開が予想されます。

本記事では、直近の日経平均の動きを振り返りながら、国内GDPやFOMC議事要旨などの注目材料を踏まえ、今週の日本株の見通しを解説します。

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日経平均は4日続伸で高値圏へ

AI・半導体関連は利益確定売りへ

2026年8月14日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比405円21銭高の6万8713円80銭でした。4日続伸です。7月15日以来およそ1カ月ぶりの高値水準となっています。

前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反発したことを受けて東京市場でも買われる動きとなりました。朝方には1300円近く上昇する場面もありました。

ただし、買いは続かず、人工知能(AI)・半導体関連株はむしろ7月に急落した銘柄の利益確定売りや持ち高整理の売りも出て高安まちまちといったところ。ソフトバンクグループ、キオクシアは買われましたが、アドバンテスト、イビデン、フジクラ、レーザーテックは売られました。

ゲーム関連が上昇。自動車も買われる

一方、同日にはコナミグループ、任天堂、バンダイナムコホールディングスなどゲーム関連は上昇。13日に特別配当を実施すると発表した「メイプルストーリー」などオンラインゲームのネクソンは制限値幅の上限(ストップ高水準)で比例配分されました。トヨタ、スズキ、ホンダなど自動車関連銘柄なども買われました。

13日にはTOPPANホールディングスが急伸。一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる前日比700円(14.23%)高の5618円まで上昇しました。12日に発表した2026年4〜6月期の連結決算で純利益が前年同期比2.3倍の216億円だったことなどが好感されました。

米株安を受けて日本株も上値が重い展開か

中東情勢の再度の緊迫化にも注意

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。14日の米株式市場でダウ平均は反落し、終値は前日比107ドル58セント安の5万3732ドル41セントでした。

同日発表の7月の米小売売上高は前月比0.6%減少し、市場予想(0.1%増)に反して落ち込みました。また、同日ミシガン大学が公表した8月の米消費者態度指数(速報値)は51.0と、こちらも市場予想(54.5)を下回りました。

投資家の間に、米個人消費が勢いを失っているという見方が広がり主要な銘柄が売られました。日本株も週初から上値の重い展開になることが予想されます。

ただし、下値も限定的でむしろ底堅い展開になりそうです。心理的節目となる7万円を挟んでもみ合う展開になることも想定されます。

内閣府は17日に4〜6月期の国内総生産(GDP)速報値を発表します。3四半期連続のプラス成長となるとの見方が大勢で、中東情勢で楽観はできないながらも、国内需要が景気を支えるとの期待感が広がっています。

19日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月28〜29日開催分)が発表されます。20日には米ウォルマートの5~7月決算が発表されます。8月下旬には経済シンポジウムのジャクソンホール会議や米エヌビディアの決算が控えていることから、その結果を見極めたいと、今週は投資家が様子見傾向になることもあり得ます。

国内株式相場の上昇機運高まる

国内では主要企業の決算発表が出そろいつつあります。その中身を見ると好決算が続いています。足元ではAIや半導体関連にけん引される動きが続いていましたがその後は調整気味で、一時、6万円近くにまで下げる場面もありました。

ただし、今後は出遅れ気味の内需株なども物色される動きが加速しそうです。再度の7万円台回復も視野に入ってきました。年末に向け、仕込みの時期と言えるかもしれません。

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執筆・監修
下原 一晃
  • 下原 一晃
  • テクニカルアナリスト

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。