【10月26~30日】日経平均動向:日米韓のAI・半導体関連企業の決算発表が相次いで行われる

【10月26~30日】日経平均動向:日米韓のAI・半導体関連企業の決算発表が相次いで行われる

2026年10月23日の日経平均株価は、前日比214円68銭安の6万2693円16銭で取引を終えました。米国のハイテク株安を受けてAI・半導体関連株を中心に売りが広がり、一時は6万2000円を割り込む場面もありました。

今週は、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇に加え、日米韓の主要AI・半導体関連企業の決算発表が相場を左右する材料となりそうです。

本記事では、元機関投資家の視点から、先週の日経平均の下落要因を振り返るとともに、今週の株価見通しや注目材料を解説します。テクニカル分析をもとに、今後の値動きを考えるうえで重要なポイントも紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 日経平均が一時6万2000円を割り込んだ背景と米ハイテク株安の影響
  • 中東情勢や日米韓のAI・半導体関連企業の決算を踏まえた今週の株価見通し
  • 200日移動平均線などのテクニカル指標から見る日経平均の注目ポイント

マネイロLINE公式アカウントで
お金と投資の
正しい知識が身につく!
「友だち」登録すると…
  • お金の基礎知識や最新情報をお届け
  • あなたは将来お金に困る?困らない?3分投資診断を受けられる
  • お金のプロが無料でアドバイス
    オンライン相談を簡単に予約できる
友だち登録の始めかた
方法
1
スマホの方はこちらから
方法
2
パソコンの方はこちらから
LINEアプリで[友だち追加]→
[QRコード]
下のQRコードを読み取る
LINEの友だち追加用QRコード
方法
3
LINEアプリでLINE ID検索
@moneiro

日経平均は米ハイテク株安を受けて軟調

一時6万2000円を割る場面も

2026年10月23日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比214円68銭安の6万2693円16銭でした。7月30日以来、約3カ月ぶりの安値水準となっています。

米メタが発表した2026年7~9月期決算でフリーキャッシュフロー(FCF、純現金収支)が上場以来の赤字に転じることが分かりました。投資家の間に、巨額のAI投資による財務不安が広がり、同日の米市場でハイテク株を反映する指数は大幅安となりました。米半導体製造装置大手のラムリサーチ株も急落しました。

これを受けて、23日の東京市場でもAI・半導体株に売りが先行し、アドバンテストやソフトバンクグループが下げました。下げ幅は一時1400円を超え、取引時間中として約3カ月ぶりに6万2000円を下回る場面もありました。ただし、大引けにかけては押し目買いが入り下げ幅を縮小しました。

ディスコの決算が市場予測を下回り株価も続落

23日にはディスコが大幅に続落しました。22日に、未定としていた2026年4〜12月期の連結純利益が前年同期比32%増の1219億円になりそうだと発表したものの、市場予想を下回ったことから売りが優勢となりました。

中東リスク懸念から原油先物価格が上昇

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落し、終値は前日比652ドル82セント安の5万2215ドル16セントでした。

中東地域の軍事衝突が激しくなっています。これを受けて、23日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物が前日比約4%上昇しました。原油高を通じた物価上昇が米国の消費などに響くとの懸念感から幅広い銘柄が売られました。

ダウ平均は前日までの3営業日で900ドルほど上昇していたことから、週末を前に持ち高調整や利益確定の売りも出やすい局面でした。

一方で、23日の主要な半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.44%高で終えています。日本株は週初から高安まちまちといった神経質な動きになりそうです。

値がさのAI・半導体関連への買いが進めば、全体的には日経平均は上昇することも想定されます。前週は下落していることから戻りを試す動きにもなりそうです。

日米韓のAI・半導体関連企業の決算発表に注目

今週はAI・半導体関連を中心に日米韓の有力企業が相次いで決算を発表します。

28日にはアドバンテスト、韓国SKハイニックス、米アルファベット、米マイクロソフト。29日にはルネサス、韓国サムスン電子、米アマゾン、米インテル、米サンディスク。30日はキオクシア、東京エレクトロンなどです。

決算で各社の好業績が示されれば相場を底上げするでしょう。逆に想定以下だと失望売りになります。

ローソク足が一時200日移動平均線を割り込む

日経平均の値動きをテクニカル面から見ると、10月6日には一時、7万0798円まで上昇しましたが、その後大幅に下落し、25日移動平均線、75日移動平均線をともに割ってしまいました。さらに10月23日には一時、6万1400円台まで下げました。

懸念されるのは、足元で大きな陰線が続いたことで200日線にタッチするまで落ちていることです。その後は、下ヒゲが長く反発しましたが、ここから戻りに転じるのことができるのかがポイントになります。

株価を動かすニュース、投資家はどこを見る?

株価を動かすニュースを見る際は、企業業績や金利・為替、国際情勢などが、株式市場にどのような影響を与えるかを考えることが重要です。

今回の相場では、米国のハイテク株安やAI投資に対する財務面の懸念が、日本の半導体関連株にも波及しました。また、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇は、企業のコスト増加やインフレへの警戒につながっています。

今週は、日米韓のAI・半導体関連企業の決算発表にも注目が集まります。好決算であっても市場予想を下回れば株価が下落することがあるため、業績の数字だけでなく、市場の期待との差を確認することが大切です。

短期的なニュースだけで売買を判断せず、企業の業績見通しや市場全体の動向を総合的に捉えましょう。

決算発表を例に、株価が動く仕組みやニュースの読み解き方を、元機関投資家の泉田良輔が初心者にもわかりやすく解説します。

»無料視聴:決算で株価が動く仕組み

ご留意事項

  • 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
  • 本記事の内容は記事公開時または更新時点の情報に基づいています。制度・法令・税制等の変更により、現在の情報と異なる場合があります。
  • 本記事の内容の正確性、完全性、最新性を保証するものではなく、予告なく変更または更新する場合があります。
  • 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。

オススメ記事

執筆・監修
下原 一晃
  • 下原 一晃
  • テクニカルアナリスト

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。