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不動産投資は自己資金100万円で始められる?現実的な方法と検討のポイント

不動産投資は自己資金100万円で始められる?現実的な方法と検討のポイント

資産運用2026/06/16 (最終更新:2026/07/02)

    不動産投資に興味はあるけれど、自己資金100万円では難しいのでは?」と考えている人も多いのではないでしょうか。

    まとまった資金が必要なイメージがありますが、実際には100万円からでも不動産投資を始める選択肢は存在します

    本記事では、自己資金100万円で不動産投資を始めるための現実的な方法や資金の賢い使い方、成功させるためのポイントを専門家が解説します。

    リスクや注意点も理解し、自身に合った投資スタイルを見つけましょう。

    ※本記事はPR(プロモーション)を含みます

    この記事を読んでわかること
    • 自己資金100万円でもローン活用や少額投資商品で不動産投資は始められる
    • 100万円全額を頭金にするのではなく、諸費用や予備資金を確保することが重要
    • 成功の鍵は、利回りだけでなくキャッシュフローや物件の将来性を見極めること


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    不動産投資は自己資金100万円でできる?

    結論からいうと、自己資金100万円で不動産投資を始めることはできます

    もちろん、選択肢は限られますが、ローンを活用して現物不動産を購入する方法や、少額から始められる金融商品を通じて間接的に投資する方法など、複数の選択肢があります。

    重要なのは、100万円という資金の制約の中で、どのような投資スタイルが可能で、それぞれにどのような特徴やリスクがあるのかを正しく理解することです。自分自身の目的やリスク許容度に合わせて、最適な方法を選ぶことが成功への第一歩となります。

    ローン活用なら区分マンション投資が可能

    自己資金100万円を頭金や諸費用に充当し、不動産投資ローンを活用することで、数百万から1000万円を超える価格帯の物件も購入できる可能性があります。この方法は「レバレッジ効果」と呼ばれ、少ない自己資金でより資産を運用できる不動産投資の魅力の1つです。

    物件価格が比較的抑えられている中古の区分マンションは、100万円の自己資金で始める際の有力な選択肢の一つとなります。

    金融機関の融資審査では、申込者の年収や勤務先といった属性だけでなく、購入する物件の収益性や担保価値も重視されるため、安定した賃貸需要が見込める物件を選ぶことが必須です。経験と返済実績を積むことで、将来的に2件目、3件目と資産を拡大していく道も開けるでしょう。

    少額投資なら選択肢が広がる

    現物不動産を直接所有することにこだわらなければ、100万円の自己資金で始められる投資の選択肢はさらに広がります。

    少額から始められる不動産投資の手法もあります。具体的には、1つの不動産や複数の不動産に対して、多くの投資家が少額ずつ資金を出し合う仕組みです。

    代表的なものに以下の3つがあります。

    • REIT(不動産投資信託): 証券取引所に上場しており、株式のように手軽に売買できます。数万円から投資可能で、複数の物件に分散投資されているためリスク分散効果が期待できます。
    • 不動産クラウドファンディング: インターネットを通じて特定の不動産プロジェクトに出資します。1万円程度から参加できる案件も存在します。
    • 不動産小口化商品: 特定の不動産を共同所有する形です。1口100万円前後から始められるものが多く、都心の優良物件なども対象になります。

    これらの方法は、物件の管理や運用の手間がかからないため、不動産市場や収益の仕組みを学ぶ入口として適しています。

    不動産投資の自己資金100万円の配分方法の考え方

    自己資金100万円をすべて物件購入の頭金に充てるのは賢明ではありません

    不動産投資を始める際には、物件価格以外にもさまざまな諸費用が発生します。また、購入後も安定した運用を続けるためには、不測の事態に備える予備資金を手元に残しておくことが欠かせません。

    注意点

    資金計画を立てる際は、100万円の中から「諸費用」と「予備資金」を確保し、残りを「頭金」に充てるという考え方が基本になります。この配分を誤ると、購入直後から資金繰りに窮する可能性があるため注意が必要です。

    物件購入時の諸費用の内訳

    不動産を購入する際には、物件価格とは別にさまざまな費用がかかります。これらの諸費用は現金で支払うのが一般的で、当該合計額は物件価格の5%~10%程度が目安とされています。

    主な諸費用の内訳は以下の通りです。

    費用項目

    概要

    概要

    仲介手数料

    概要

    不動産会社に支払う成功報酬

    印紙税

    概要

    売買契約書やローン契約書に貼付する印紙代

    登録免許税

    概要

    不動産の所有権移転登記や抵当権設定登記にかかる税金

    不動産取得税

    概要

    不動産を取得した際に一度だけ課される税金(所有権移転登記後おおむね4か月~9か月後に課税)

    ローン関連費用

    概要

    金融機関に支払う事務手数料や保証料

    火災・地震保険料

    概要

    ローン契約の条件として加入が必須の場合が多い

    司法書士報酬

    概要

    登記手続きを代行してもらうための費用

    例えば2000万円の物件を購入する場合、諸費用だけで100万円から200万円程度が必要になる計算です。

    自己資金100万円の場合、諸費用を支払うと頭金に回せる資金はほとんど残らないか、あるいは不足する可能性も考慮しておく必要があります。

    予備資金を残すべき理由

    物件購入後、不動産経営はすぐに始まりますが、想定外の事態が発生する可能性は常にあります。そのため、自己資金のすべてを初期費用に充ててしまうのではなく、万が一に備えるための予備資金を手元に残しておくことが安定経営の鍵となります。

    予備資金が必要となる主なケースは以下の通りです。

    • 空室の発生: 入居者が退去し、次の入居者が決まるまでの期間は家賃収入が途絶えます。空室期間中もローン返済や管理費の支払いは続くため、手元資金で補填する必要があります。
    • 突発的な修繕: 給湯器やエアコンの故障、雨漏りなど、予期せぬ設備の不具合や建物の損傷が発生した場合、急な修繕費用が必要になります。
    • 入居者募集費用: 退去後のクリーニング費用や、新たな入居者を募集するための広告費なども発生します。
    ポイントの解説

    これらのリスクに対応できないと、資金繰りが悪化し、最悪の場合、物件を手放さざるを得ない状況にもなりかねません。

    一般的には、生活費とは別に、家賃収入の半年分から1年分程度の予備資金を確保しておくことが推奨されています。

    1500万円物件購入のシミュレーション例

    自己資金100万円で1500万円の中古区分マンションを購入する場合の資金計画をシミュレーションしてみましょう。

    【前提条件】

    • 物件価格:1500万円
    • 自己資金:100万円
    • 諸費用:物件価格の7%(105万円)
    • ローン金利:2.0%(元利均等)、返済期間35年
    • 想定家賃収入:月額8万円(年間96万円)
    • 管理費・修繕積立金など:月額1万5000円

    【資金計画】 
    当該ケースでは、諸費用が105万円かかるため、自己資金100万円だけでは5万円不足します。この不足分は手元の預貯金から補填するか、金融機関によっては諸費用の一部をローンに含められる場合もあります。

    ここでは、自己資金100万円と手元資金5万円で諸費用を支払い、頭金は0円(フルローン)と仮定します。

    • ローン借入額:1500万円
    • 月々のローン返済額:約5万円

    【キャッシュフロー計算】

    • 月間収入:8万円(家賃)
    • 月間支出:約5万円(ローン返済) + 1万5000円(管理費等) = 約6万5000円
    • 月間キャッシュフロー:8万円 - 6万5000円 = 約1万5000円の黒字(税金・修繕費等を除く概算)

    当該シミュレーションでは、毎月約1万5000円の現金が手元に残る計算です。ただし、これはあくまで空室や突発的な修繕がない場合の計算上の数値であり、税金も含まれておらず、将来の収益を保証するものではありません

    実際には固定資産税の支払いや、数年に一度の設備交換費用なども発生するため、手元に残ったキャッシュフローをしっかりと貯めておくことが欠かせません。

    ただ、近年は投資用ローンの審査が厳しく、金融機関や申込者の属性によっては、別途頭金や追加の自己資金を求められる場合があります。

    自己資金100万円で選べる投資スタイル

    自己資金100万円で不動産投資を始める場合、2つのスタイルに分けられます。1つはローンを活用して不動産そのものを所有する「直接投資」、もう1つは金融商品を通じて間接的に不動産へ投資する「間接投資」です。

    どちらのスタイルを選ぶかによって、得られるリターンや伴うリスク、運用の手間が異なります。それぞれの特徴を理解し、自身の投資目的やライフスタイルに合った方法を選択することが鍵となります。

    ローン活用の中古区分マンション投資

    自己資金100万円を元手に不動産投資ローンを組む場合、中古の区分マンションが現実的な選択肢となります。新築に比べて物件価格が安いため、少ない自己資金でも購入しやすく、利回りが高くなる傾向があります。

    すでに入居者がいる「オーナーチェンジ物件」を選べば、購入後すぐに家賃収入を得られるため、キャッシュフローの見通しが立てやすい点が魅力です。ただし、築年数が経過している物件は、給湯器やエアコンなどの設備故障や、大規模修繕による追加費用が発生するリスクも考慮しなければなりません。

    物件を選ぶ際は、価格や利回りだけでなく、立地条件や管理状態、長期修繕計画などを入念に確認し、長期的に安定した賃貸需要が見込めるかを見極めることが重要です。

    不動産クラウドファンディング

    不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて事業者が多数の投資家から資金を集め、集めた資金で不動産を取得・運用する仕組みです。投資家は出資額に応じて、家賃収入や売却益から得られる利益を分配金として受け取ります。

    ポイントの解説

    魅力は、1万円程度の少額から始められる手軽さです。物件の選定から管理・運用まですべて運営会社が行うため、投資家は手間をかけることなく不動産投資に参加できます。想定利回りは年3%~8%程度と、比較的高い水準の案件も見られます。

    投資にあたっては、運営会社に支払う手数料が発生する場合があります。また、多くの商品は運用期間中の途中解約ができないため、資金が一定期間拘束される点や、元本が保証されていない点には注意が必要です。

    運営会社の信頼性や財務状況、実績、プロジェクトのリスクを自身で見極める必要があります。

    REIT(不動産投資信託)

    REIT(リート)は「Real Estate Investment Trust」の略で、投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産を購入し、賃貸収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。

    証券取引所に上場しているため、株式と同じように証券会社を通じて数万円程度から売買できます。この流動性の高さが特徴で、必要な時に現金化しやすいメリットがあります。また、1つのREITで複数の物件に分散投資しているため、個別の物件が空室になっても収益全体への影響が少ないというリスク分散効果も期待できます。

    ただし、売買時には証券会社所定の売買委託手数料がかかるケースもあります。また、市場で取引されるため、経済情勢や金利の動向によって価格が変動するリスクや、投資法人が倒産するリスクもあります。

    不動産小口化商品

    不動産小口化商品は、特定の不動産(オフィスビルやマンションなど)を1口あたり数十万円から数百万円の単位に分割して販売する金融商品です。投資家は希望する口数を購入することで、保有口数に応じて賃料収入や売却益を受け取れます。

    1口数万円から100万円前後の商品が多く、個人では購入が難しい都心の優良ビルなどに投資できる点が魅力です。

    また、任意組合型の商品は現物不動産と同様に扱われ、相続税評価額に影響を与える効果が期待できるため、相続対策としても活用されることがあります。

    注意点

    ただし、不動産クラウドファンディングと同様に元本保証はなく、運用期間中の途中解約が難しい商品が多い点には注意が必要です。

    契約形態や分配条件は商品ごとに異なるため、仕組みをよく理解した上で投資判断をすることが求められます。

    ローン審査を通すために必要な条件

    自己資金100万円でローンを活用した不動産投資を行うには、金融機関の融資審査を通過する必要があります。

    住宅ローンとは異なり、不動産投資ローンでは申込者個人の返済能力に加えて、投資対象となる物件の事業性、つまり「安定して収益を生み出せるか」という点が厳しく評価されます。審査のポイントを理解し、事前準備を整えることが必須です。

    金融機関が重視する申込者の属性

    金融機関がローン審査でまず確認するのが、申込者の「属性」です。これは、申込者の返済能力や信用度を測るための個人情報を指します。主な審査項目は以下の通りです。

    • 年収: 安定した収入があるか。年収に対する年間返済額の割合(返済比率)が重視されます。
    • 勤務先・勤続年数: 安定した企業に長期間勤務しているほど評価は高くなります。
    • 金融資産: 自己資金以外にどの程度の預貯金があるか。予期せぬ事態への対応力と見なされます。
    • 信用情報: クレジットカードの支払いや他のローンの返済で遅延がないか。過去の延滞履歴はマイナス評価につながります。
    • 既存借入の状況:住宅ローンや自動車ローンなどの借入額や返済額も確認されます。他の借入が多い場合は、返済能力が慎重に判断されます。

    これらの条件が良好であるほど、金融機関からの信頼性が高まり、融資を受けやすくなります。

    物件の収益性も審査対象

    不動産投資ローンでは、申込者の属性と並行して、購入対象となる物件自体の「収益性」や「担保価値」が厳しく審査されます。金融機関は、万が一返済が滞った場合に物件を売却して資金を回収できるかを評価するためです。

    審査で重視される主なポイントは以下の通りです。

    • 立地条件: 最寄り駅からの距離、周辺施設の充実度など、賃貸需要が見込める立地か。
    • 資産価値: 建物の構造(木造よりRC造など)、耐用年数、耐震基準を満たしているか。
    • 収益性: 周辺の家賃相場と比較して、設定家賃が妥当か。将来的に安定したキャッシュフローが見込めるか。

    自己資金が少ない場合は、金融機関にとって貸し倒れリスクが高まるため、物件の評価がより重要になります。資産価値が高く、安定した収益が見込める物件を選ぶことが、審査通過の鍵となります。

    フルローン・オーバーローンの可能性

    自己資金が少ない場合に検討されるのが「フルローン」や「オーバーローン」です。

    • フルローン: 物件価格の全額を融資で賄う方法です。頭金が不要になりますが、諸費用は自己資金で支払う必要があります。
    • オーバーローン: 物件価格に加えて、仲介手数料や登記費用などの諸費用も含めて融資を受ける方法です。

    これらのローンを利用できれば、自己資金が100万円でも不動産投資を始めることが可能です。

    しかし、借入額が物件価格を上回るため、金融機関の審査は極めて厳しくなる傾向があり、申込者の属性や物件の収益性、担保価値などが総合的に評価されます。

    また、借入額が増える分、月々の返済負担が増え、金利上昇や空室発生時のキャッシュフロー悪化リスクが高まります。高いレバレッジ効果が期待できる一方で、相応のリスクを伴うことを十分に理解しておく必要があります。

    自己資金100万円で不動産投資を成功させるポイント

    自己資金100万円という限られた資金で不動産投資を始める上では、より慎重な計画と戦略が求められます。感覚的な判断を避け、数値に基づいた冷静な分析を心がけることが大切です。

    ここでは、失敗のリスクを抑え、安定した資産形成を目指すための4つの重要なポイントを解説します。

    キャッシュフローを綿密に計算する

    不動産投資の成否を分ける重要な指標が「キャッシュフロー」です。キャッシュフローとは、家賃収入からローン返済額、管理費、修繕積立金、固定資産税などのすべての支出を差し引いて、最終的に手元に残る現金のことを指します。

    なお、ローンの元金返済は、経費になりません。

    物件選びの際には、想定される家賃収入だけでなく、月々および年間で発生するあらゆるコストを洗い出し、現実的なキャッシュフローをシミュレーションすることが不可欠です。

    自己資金が少ない場合は、少しの空室や予期せぬ出費がすぐに赤字につながる可能性があります。

    購入前に、空室率が多少悪化した場合や、将来的に家賃が下落した場合など、複数のシナリオを想定して計算し、それでもキャッシュフローがプラスを維持できるかを確認しておきましょう。

    予備資金は必ず確保する

    自己資金100万円のすべてを物件購入の初期費用に充ててしまうのは極めて危険です。

    不動産経営では、購入後もさまざまな支出が発生します。空室期間中のローン返済や、給湯器・エアコンといった設備の突発的な故障による修繕費は、いつ発生するかわかりません。

    こうした不測の事態に備えるため、初期費用とは別に、必ず予備資金を手元に残しておく必要があります。手元資金がなければ、急な出費に対応できず、資金繰りが一気に悪化してしまうリスクがあります。

    安心して運用を続けるためにも、生活防衛資金とは別に、少なくとも家賃収入の半年分程度の予備資金を確保した上で、投資計画を立てることが推奨されます。

    利回りだけで物件を選ばない

    物件情報で目にする「利回り」は、投資判断の重要な指標ですが、数字だけを鵜呑みにするのは危険です。

    広告などで表示されている「表面利回り」は、年間の家賃収入を物件価格で割っただけの単純な数値であり、運営にかかる経費は反映されていません。

    地方の築古物件などは表面利回りが高く見えることがありますが、空室リスクが高かったり、多額の修繕費が必要になったりするケースも少なくありません。

    結果的に、手元に残る現金がほとんどない、あるいは赤字になる可能性もあります。

    ポイントの解説

    重要なのは、管理費や税金などの経費を差し引いた「実質利回り」や、将来の空室リスク、人口動態、周辺環境の変化なども含めて、物件の収益性を総合的に判断することです。

    数字の魅力だけでなく、背後に潜むリスクを冷静に見極める視点を持ちましょう。

    複数の不動産会社に相談する

    不動産投資を始めるにあたり、信頼できるパートナーとなる不動産会社を見つけることは成功の鍵を握ります。しかし、1社だけの情報や提案を鵜呑みにするのは避けるべきです。不動産会社によって得意なエリアや物件種別、提案する投資戦略は異なります。

    複数の不動産会社に相談することで、多角的な視点から情報を得ることができ、より客観的な判断が可能になります。それぞれの会社の担当者の知識や対応、提案内容を比較検討することで、自身にとって最適なパートナーを見つけやすくなるでしょう。

    また、各社が提供する物件情報や収支シミュレーションを比較することで、相場観を養うこともできます。

    手間はかかりますが、このプロセスを経ることで、特定の会社の営業トークに流されることなく、自身の基準で冷静に投資判断を下せるようになります。

    自己資金100万円で行う不動産投資のメリットとデメリット

    自己資金100万円で不動産投資を始めることには、早期に資産形成をスタートできるというメリットがある一方で、資金的な制約からくるデメリットも存在します。

    両方の側面を正しく理解し、自身の状況と照らし合わせて判断することが大事です。

    メリット

    自己資金100万円で不動産投資を始める主なメリットは、以下の3点です。

    1.早期に経験を積める

    まとまった資金が貯まるのを待つのではなく、少額からでも早く始めることで、オーナーとしての実務経験を積むことができます。

    物件選びや融資の手続き、収支管理、家賃の回収や入居者対応、確定申告といった一連の流れを実際に経験することは、将来の投資規模拡大に向けた貴重な学びとなります。

    2.レバレッジ効果を活かせる

    ローンを活用することで、自己資金100万円だけでは購入できない高額な物件を運用できます。これにより、自己資金のみで投資するよりもリターンを狙う可能性があります。

    これを「レバレッジ効果」と呼び、不動産投資の魅力の1つです。

    3.時間を味方につけられる

    若いうちから始めるほど、長期的な運用が可能になります。ローン返済が進むにつれて純資産が増えていく効果や、家賃収入を再投資することによる複利効果を、時間をかけて享受することができます。

    デメリット

    一方で、自己資金100万円で不動産投資を始める際には、以下のようなデメリットも存在します。

    1.借入金額が増える

    自己資金が少ない分、物件価格に対する借入額の割合が高くなります。これにより月々の返済負担が重くなり、キャッシュフローを圧迫する可能性があります。

    空室や家賃下落が発生した場合、すぐに収支がマイナスに転じるリスクが高まります。特に借入比率が高い物件では、わずかな収入減少でも赤字に転じる可能性があるため注意が必要です。

    2.物件の選択肢が少ない

    利用できる融資額には限りがあるため、購入できる物件の価格帯が限定される場合があります。選択肢が少ない中で、収益性と資産価値を両立した優良物件を見つけ出すのは、初心者にとって簡単ではありません。

    表面的な利回りだけで判断せず、立地や管理状態、将来の賃貸需要なども含めて慎重に検討することが大切です。

    3.突発的な支出への対応力が低い

    自己資金の多くを初期費用に充ててしまうと、手元に残る予備資金が少なくなります

    そのため、購入直後に発生した設備の故障や修繕などが発生した場合、予期せぬ出費に対応できなくなるリスクがあります。

    不動産投資の自己資金に関するよくある質問

    自己資金100万円で不動産投資を検討する際に、多くの人が抱く疑問について解説します。具体的な購入可能物件の目安や、頭金の必要性、他の投資手法との比較など、基本的な質問にお答えします。

    Q. 自己資金100万円でいくらの物件が買える?

    A. 不動産投資ローンを活用する場合、一般的に年収の5倍~10倍程度の融資が受けられる可能性があります。そのため、自己資金100万円でも、ローンを活用することで1000万円以上の物件を購入できる可能性があります。

    ただし、実際の借入可能額は金融機関の審査によって決まります。申込者の年収や勤務先、信用情報、そして購入する物件の収益性や担保評価など、さまざまな要素が総合的に判断されます。

    自己資金が少ない場合は審査が厳しくなる傾向があるため、安定した賃貸需要が見込める物件を選ぶことがより重要になります。

    Q. 頭金なしでも不動産投資は始められる?

    A. 頭金なし(ゼロ)で物件価格の全額をローンで賄う「フルローン」を利用すれば、不動産投資を始めることは理論上可能です。しかし、いくつかの注意点があります。

    まず、フルローンを利用できても、仲介手数料や登記費用といった諸費用(物件価格の5%~10%程度)は別途、自己資金で用意する必要があります。

    また、フルローンは金融機関にとって貸し倒れリスクが高いため、融資審査は慎重になる傾向があります。申込者の属性や物件の収益性が優良でなければ、承認されるのは難しいのが実情です。

    さらに、借入額が増えるため月々の返済負担が増し、空室や金利上昇に対するリスクも高まります。頭金なしでの投資は可能ですが、相応のリスクを伴うことを理解しておく必要があります。

    Q. 不動産投資とREITはどちらがよい?

    A. どちらがよいかは、投資目的やリスク許容度によって異なります

    不動産投資(現物投資)は、ローンを活用したレバレッジ効果により、少ない自己資金でリターンを狙える可能性があります。物件を所有する喜びや、経営に直接関与できる面白さもあります。

    一方で、空室や家賃滞納、管理の手間といった現物ならではのリスクや負担が伴います。

    REIT(不動産投資信託)は、数万円からの少額で始められ、複数の不動産に分散投資できるため、個別物件への投資と比べてリスクを分散しやすいのが特徴です。また、証券取引所でいつでも売買できる流動性の高さも魅力です。

    ただし、レバレッジは効かせられず、市場の動向によって価格が変動するリスクがあります。

    リターンを狙いたい、物件経営に興味があるという人は不動産投資、手軽に分散投資を始めたい、いつでも現金化できる安心感が欲しいという人はREITが向いているといえるでしょう。

    まとめ

    自己資金100万円からでも、不動産投資を始められる可能性は十分にありますローンを活用して中古の区分マンションを購入する方法や、REIT不動産クラウドファンディングといった少額投資商品を利用する方法など、複数の選択肢があります。

    重要なのは、100万円という限られた資金を最大限に活かすための知識と戦略です。物件購入にかかる諸費用や、運用開始後のリスクに備えるための予備資金を考慮した、堅実な資金計画を立てることが成功の第一歩となります。

    また、表面的な利回りだけでなく、物件の立地や将来性、キャッシュフローを綿密にシミュレーションし、総合的に判断する視点が不可欠です。

    本記事で解説したポイントを参考に、信頼できる情報源や専門家を活用しながら、自身に合った不動産投資のスタイルを見つけ、着実な資産形成を目指しましょう。


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    ご留意事項

    • 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
    • 本記事の内容は記事公開時または更新時点の情報に基づいています。制度・法令・税制等の変更により、現在の情報と異なる場合があります。
    • 本記事の内容の正確性、完全性、最新性を保証するものではなく、予告なく変更または更新する場合があります。
    • 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。

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    監修
    矢口 美加子
    • 矢口 美加子
    • 宅地建物取引士/Room.M 代表

    不動産ライターとして大手不動産会社や不動産ポータルサイトなどで不動産関連コラムの執筆や監修を手がける。執筆・監修での記名記事370件以上、合計1000記事以上の執筆実績。家業の不動産投資事業での実務経験を活かし、「初心者でもわかりやすい不動産記事」の作成を行う。宅地建物取引士、整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級の資格を保有。

    記事一覧

    執筆
    マネイロメディア編集部
    • マネイロメディア編集部
    • お金のメディア編集者

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