
【2026年7月最新】個人向け国債の金利はいくら?日銀利上げ後の水準を定期預金と比較
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2026年6月に日本銀行が政策金利を1.00%へ引き上げたことを受けて、個人向け国債の金利にも注目が集まっています。
2026年7月募集分は、変動10年・固定5年・固定3年のすべてで前月から金利が上昇し、固定5年は年1.95%と、かつての「低金利商品」のイメージを大きく塗り替える水準となりました。
本記事では、個人向け国債の2026年7月募集分の最新金利から、過去の推移、変動金利と固定金利の選び方、定期預金との比較まで、お金の専門家がわかりやすく解説します。
※金融政策や発行条件は変更される可能性があります。最新情報は財務省・日本銀行の公表資料をご確認ください。
- 2026年7月募集分の個人向け国債の金利(変動10年・固定5年・固定3年)
- 6月の日銀利上げが個人向け国債の金利に与えた影響
- 変動金利と固定金利、どちらを選ぶべきかの判断軸
- 個人向け国債と定期預金の金利差と使い分け
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個人向け国債の2026年7月募集分の金利情報

2026年7月3日、財務省より個人向け国債の2026年7月募集分の発行条件が発表されました。
- 募集期間:2026年7月6日(月)〜7月31日(金)
- 発行日:2026年8月17日(月)
- 購入単位:1万円から1万円単位
- 利払い:年2回(毎年2月15日・8月15日)
(参考:財務省「個人向け国債 発行条件」)
前月の6月募集分では変動10年が年1.74%でしたが、7月募集分では年1.80%へと0.06%上昇。固定5年・固定3年も含め、全タイプで金利が上昇する結果となりました。
6月の日銀利上げが反映された初めての募集条件

今回の金利水準の背景にあるのが、2026年6月16日に日本銀行が実施した追加利上げです。政策金利は0.75%から1.00%へ引き上げられ、約31年ぶりの高水準となりました。
個人向け国債(変動10年)の金利は、10年固定利付国債の入札で決まる基準金利に0.66を掛けて算出されます。利上げ後初となる2026年7月2日の10年利付国債入札では、基準となる複利利回りが約2.73%まで上昇し、これを計算式に当てはめた結果が年1.80%です。
つまり7月募集分は、「日銀の利上げが個人の受け取る利子に反映された最初の個人向け国債」といえます。日銀は年内の追加利上げの可能性も示唆しており、今後の金利動向にも注目が必要です。
(参考:10年利付国債(第383回)の入札結果(令和8年7月2日入札) : 財務省)
個人向け国債の過去の金利
個人向け国債の金利は、この2年半で大きく上昇しました。主な発行月の金利推移は以下のとおりです。
参考)個人向け国債:変動10年:過去の金利
(参考:発行条件「変動10年」 : 財務省)
転換点となったのは、2024年3月の日銀によるマイナス金利政策の解除です。その後、2024年7月、2025年1月、2025年12月、2026年6月と段階的な利上げが続き、市場の長期金利上昇に連動する形で個人向け国債の金利も切り上がってきました。
2024年1月と比べると、変動10年の金利は約4倍。個人向け国債は「元本の安全性が高いだけの商品」から、「金利をしっかり受け取れる商品」へと位置づけが変わりつつあります。
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個人向け国債の変動金利と固定金利の違い

個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプがあり、金利の決まり方が異なります。
どのタイプもいずれも年0.05%の最低金利が保証されており、発行から1年経過すれば中途換金が可能です(直前2回分の各利子相当額×0.79685が差し引かれます)。

変動10年(変動金利)
変動10年は、半年ごとに適用利率が見直されるタイプです。市場金利が上昇すれば受け取る利息も増えるため、今後さらに金利が上がると考える場合に向いています。
2026年7月募集分の初回適用利率は年1.80%。日銀が追加利上げを続けるシナリオでは、半年ごとの見直しで利率がさらに上昇する可能性があります。
一方で、金利がピークアウトして低下に転じた場合は、受け取る利子も減少します。「金利上昇の恩恵を取り込みたい長期資金」の置き場所として検討するとよいでしょう。
固定3年・固定5年(固定金利)
固定3年・固定5年は、購入時の利率が満期まで変わらないタイプです。将来の受取利子をあらかじめ計算できるため、資金計画を立てやすいのがメリットです。
注目すべきは、2026年7月募集分では固定5年(年1.95%)が変動10年(年1.80%)を上回っている点です。「5年程度使う予定のないお金を、確定した利率で運用したい」というニーズには固定5年が有力な選択肢になります。
固定3年(年1.56%)は、3年後に教育費や住宅関連費用など使い道が決まっている資金に向いていますが、後述する定期預金の金利とも比較して選ぶのがおすすめです。
なお、「この先も利上げが続く」と見るなら変動10年、「現在の高い利率を確定させたい」なら固定5年、という整理が判断の出発点になります。
個人向け国債と定期預金、どっちにお金を預ける?

個人向け国債とよく比較されるのが定期預金です。2026年7月時点では、満期まで金利が変わらない「固定金利」同士で比較した場合、金利面で個人向け国債に分があります。
(2026年7月時点。定期預金金利は金融機関により異なります)
特に5年物では約1.25%の差があり、100万円を5年間預けた場合の受取利子(税引前)は単純計算で約6万円以上の差になります。
ただし、以下の違いには注意が必要です。
- 中途換金・解約:個人向け国債は発行後1年間、原則として中途換金できません。定期預金は中途解約すると普通預金並みの利率になる場合が多いものの、解約自体は可能です。
- 元本の保護:個人向け国債は日本国政府が元本と利子の支払いを行いますが、預金保険の対象ではありません。定期預金は1金融機関あたり元本1000万円とその利息まで預金保険で保護されます。
- 金利の固定性:ネット銀行などでは定期預金の金利キャンペーンが実施されることもあり、短期資金では定期預金が有利になるケースもあります。
まとまった資金を「使う時期」で分けて、1年以内に使う可能性があるお金は預金に、1年以上使わないお金は個人向け国債に、という使い分けが基本です。

夏のボーナスの預け先としても注目
7月は夏のボーナスシーズンです。「元本割れは避けたいが、普通預金に置いたままではもったいない」という人にとって、金利が上昇した個人向け国債はボーナスの預け先の有力候補になります。
例えば、ボーナスから100万円を固定5年(年1.95%)で運用した場合、5年間の受け取り利子は約7万7000円になります。
【運用シミュレーション詳細(元本100万円の場合)】
- 1年あたりの利子(税引前): 1万9500円
- 5年間の総利子(税引前): 9万7500円
- 差し引かれる税金(20.315%): 約1万9800円
- 5年間の受け取り利子(税引後):約7万7700円
※個人向け国債の利子は半年に1回(年2回)支払われます。今回のケースでは、半年ごとに税引前9750円から税金が引かれ、1回あたり7770円を受け取る計算になります(7770円 × 10回 = 7万7700円)。
※シミュレーションは概算です。実際の受取額は購入金額・保有期間・税制によって異なります。
個人向け国債以外にも債券はある
債券投資の選択肢は個人向け国債だけではありません。
例えば、国が発行する新窓販国債(10年)は、2026年7月募集分の表面利率が年2.7%と、個人向け国債(変動10年・初回適用利率1.80%)より高い水準です。
ただし、金利だけで優劣を判断することはできません。両者は金利の仕組みや中途換金時のリスクが大きく異なります。
個人向け国債(変動10年)は、市場金利に応じて半年ごとに適用金利が見直されるのに対し、新窓販国債(10年)は購入時の金利が満期まで変わらない固定金利です。
また、中途換金時の扱いも異なります。個人向け国債は発行から1年経過後であれば、一定の調整額を差し引かれるものの元本は保証されます。一方、新窓販国債は市場価格で売却するため、金利上昇局面では元本割れする可能性があります。
そのため、表面利率だけでなく、運用期間や途中で換金する可能性も考慮して選ぶことが重要です。
このほか、社債や外国債券など、より高い利回りが期待できる債券もありますが、発行体の信用リスクや為替リスクなど、商品ごとに異なるリスクを理解した上で選ぶ必要があります。
「金利のある世界」では、債券の選択肢が広がる一方、商品選びの難易度も上がっています。
表面的な利回りの高さだけで判断せず、自身の資金の性格(いつ使うお金か、どれくらいリスクを許容できるか)に合った債券を慎重に見極めることが大切です。
お金の預け先に悩んだ時は専門家に無料相談

「変動と固定、自分にはどちらが合っているのか」「ボーナスをどう配分すべきか」など、判断に迷った時は、お金の専門家に相談するのも1つの方法です。
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マネイロを運営する株式会社モニクルフィナンシャルは、SBI証券と提携しているIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)です。
特定の金融機関に属さない立場から、お客様の状況に合わせた資産運用のご提案が可能です。
個人向け国債を含む債券投資についても、中立的な視点でアドバイスいたします。
まとめ

2026年7月募集分の個人向け国債は、変動10年が年1.80%、固定5年が年1.95%、固定3年が年1.56%と、全タイプで前月から金利が上昇しました。
6月の日銀利上げ(政策金利1.00%)が個人の受け取る利子に反映された、節目となる募集回です。
金利面ではメガバンクの定期預金を大きく上回っており、夏のボーナスの預け先としても検討する価値があります。変動と固定の選択は、「今後の金利見通し」と「そのお金をいつ使うか」の2軸で考えるのがポイントです。
なお、個人向け国債は2026年12月募集分(2027年1月発行分)から「個人向け国債プラス」へ名称が変更される予定です。
商品を検討する際は、財務省の最新の募集条件を必ず確認しましょう。
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