マネイロ

エヌビディア株価は今後どうなる?2026年以降の見通しと投資判断のポイントを徹底解説

エヌビディア株価は今後どうなる?2026年以降の見通しと投資判断のポイントを徹底解説

資産運用2026/06/01

    »あなたのリスク許容度に合った投資は?無料診断でチェック 

    AIブームを牽引してきたエヌビディアですが、2025年に入り株価の勢いに陰りが見え、「今後はどうなるのか」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

    本記事では、エヌビディアの株価の現状と今後の見通しについて、アナリストの評価や業績、市場の重要ファクターを基に専門家が詳しく解説します。今後の投資判断の参考にしてください。

    この記事を読んでわかること
    • アナリストによるエヌビディアの目標株価と評価
    • 今後の株価を左右する4つの重要な要因
    • 2026年以降の成長シナリオと投資判断のポイント


    自分に必要な資産運用が知りたいあなたへ

    目的やリスク許容度に合わせてベストな資産運用を選択しましょう。マネイロは働く世代向けにお金の診断・サービスを提供しています

    3分投資診断:将来必要な金額とあなたに必要な投資がわかる

    賢いお金の増やし方入門:貯金と投資で賢く増やす方法がわかる

    オンライン無料相談:専門家と一緒に考える資産運用

    エヌビディアの2027年度第1四半期決算の内容

    2026年5月20日(米国時間)に発表されたエヌビディア(NVIDIA)の2026年2-4月期(2027年度第1四半期)決算は、売上高および1株当たり利益(EPS)ともに事前の市場予想を上回りました

    AI需要を背景とした極めて力強い成長が継続していることを裏付ける結果となっています。

    主な決算ハイライトは以下の通りです。

    • 総売上高: 816億1,500万ドル(前年同期比85.2%増):過去最高を記録しました。前四半期比でも20%増の成長を見せています。
    • 調整後1株当たり利益(EPS): 1.87ドル:前年同期比で約2.3倍の大幅な増益となりました。

    (参考:NVIDIA Announces Financial Results for First Quarter Fiscal 2027

    エヌビディア株価の現状:なぜ今「今後」が注目されるのか

    AI(人工知能)ブームの象徴として、2023年から2024年にかけて驚異的な株価上昇を見せたエヌビディア(NVIDIA)。しかし、2025年に入ると株価上昇の勢いは失速気味です。

    ポイントの解説

    業績自体は引き続き好調であるにもかかわらず、株価が伸び悩む状況に、多くの投資家が「今後の見通し」に注目しています。

    過去の急騰からの変化と、市場が織り込み始めた新たな懸念材料を理解することが、現状を把握する鍵となります。

    2025年の急騰失速と2026年の動き

    エヌビディアの株価は、2023年に3.4倍2024年に2.7倍と驚異的な上昇を記録しましたが、2025年に入ると株価上昇の勢いは明らかに失速しています。

    2025年の株価上昇率は12月24日時点、2024年末比で約4割にとどまりました。

    四半期ごとで見ると、2025年1〜3月期には、米中関係の悪化や競合の台頭を背景に株価が約19%下落しました。

    続く4〜6月期には約46%高と反発したものの、その後は上昇ペースが鈍化し、10〜12月期の上昇率は1%程度と横ばいに近い動きになっています。

    過去2年間の急騰相場から、潮目が変わった可能性が指摘されています。

    (参考:エヌビディア、株価失速 2026年は急騰復活も 中国市場見通し焦点|IG証券

    業績は好調なのに株価が伸び悩む理由

    エヌビディアの業績は好調を維持しているにもかかわらず、株価が伸び悩んでいる背景には、いくつかの懸念材料が市場で意識され始めていることがあります。

    主な理由として、以下の4点が挙げられます。

    • 将来の売上高の伸び率鈍化懸念:会社が示す将来の売上高計画から、2028年1月期の増収率が鈍化する可能性が読み取れること。
    • 価格競争の激化:Google向けのブロードコム製など、低コストな特注型AI半導体との競争が激しくなり、エヌビディアのシェアや利益率を圧迫する懸念があること。
    • AI関連設備投資の持続性への不安:2027年以降、巨大IT企業による生成AI向けの巨額な設備投資が鈍化するのではないかという市場の不安。
    • 株式の需給関係:すでに世界中の多くの機関投資家が保有しており、新規の買い手が入りにくくなっていること。

    これらの要因が、好決算のインパクトを相殺し、株価の上値を重くしていると考えられます。


    自分に必要な資産運用が知りたいあなたへ

    目的やリスク許容度に合わせてベストな資産運用を選択しましょう。マネイロは働く世代向けにお金の診断・サービスを提供しています

    3分投資診断:将来必要な金額とあなたに必要な投資がわかる

    賢いお金の増やし方入門:貯金と投資で賢く増やす方法がわかる

    オンライン無料相談:専門家と一緒に考える資産運用

    株価を左右する4つの重要ファクター

    エヌビディアの今後の株価は、単に業績がよいというだけでは決まりません。AI市場全体の動向や、地政学的なリスク、競合他社の動きなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って株価は形成されます。

    ここでは、重要と考えられる4つのファクターを解説します。これらの動向を継続的にチェックすることが、今後の投資判断において不可欠です。

    Blackwell等の次世代GPU出荷動向

    エヌビディアの成長を支えるのは、他社を圧倒する性能を持つGPU(画像処理半導体)です。今後の株価を占う上で、現行の「Hopper」アーキテクチャに続く次世代製品「Blackwell」や、さらに次の「Rubin」の出荷動向が最重要ファクターとなります。

    会社側は、2025年から2027年にかけての3年間で、「Blackwell」と「Rubin」だけで1兆ドル(約157兆円)以上という強気な売上高見通しを示しています。

    これらの新製品が計画通りに市場に投入され、顧客に受け入れられるかどうかが、業績と株価の行方を左右するでしょう。

    ビッグテックのAIインフラ投資継続性

    エヌビディアの売上の大部分は、Amazon、Microsoft、Google、Metaといった巨大IT企業(ビッグテック)によるデータセンター向けのAIインフラ投資によって支えられています。

    そのため、これらの企業が今後もAI関連の設備投資を継続・拡大するかが、エヌビディアの業績に直結します。

    実際に、2025年7-9月期の決算発表後には、一部のビッグテック企業で巨額の設備投資が利益を圧迫することへの懸念から株価が下落する場面もありました。

    AIブームの持続性や、投資の費用対効果に対する市場の見方が、エヌビディアの株価を左右する重要な要因となります。

    中国市場での売上回復見通し

    米国による対中半導体輸出規制は、これまでエヌビディアの業績に影響を与えてきました。足元では規制緩和の動きもありますが、実際のビジネス環境は依然として不透明な状況です。

    米国では、トランプ政権がエヌビディアの高性能AI半導体「H200」の中国向け輸出を条件付きで認める方針へ転換しました。一方で、報道によると、中国当局は国内企業に購入を控えるよう求めており、現時点では実際の納入は進んでいないとされています。

    ポイントの解説

    中国市場はエヌビディアにとって重要な成長市場であり、ジェンスン・フアンCEOも訪中するなど、販売再開に向けた動きが続いています。今後、中国向け販売が本格化すれば、さらなる成長期待につながる可能性があります。

    ただし、中国側の対応や米中関係の動向には不透明感も残っています。今後の規制や外交交渉次第では、中国市場での売上回復時期が変わる可能性もあり、引き続き注目されるポイントとなっています。

    (参考:エヌビディア「H200」、米が中国約10社に販売承認 納入まだゼロ | ロイター)

    特注型AI半導体との競争激化

    これまでAI半導体市場で独走してきたエヌビディアですが、競争環境は厳しさを増しています。GoogleやMicrosoftなどの巨大IT企業が自社サービスに最適化した「特注型AI半導体(ASIC)」の開発・導入を進めている点が脅威です。

    例えば、ブロードコムはエヌビディア製品の約半分の価格で特注型AI半導体を供給し、シェアを伸ばしています。また、メディアテックマーベル・テクノロジーといった新たな競合も参入しており、AI半導体の低コスト化が市場のテーマとなっています。

    性能の高さを武器にしてきたエヌビディアが、今後激化する価格競争にどう対応していくのかが、将来の収益性と株価を左右する重要なポイントになります。

    2026〜2028年の成長シナリオと懸念材料

    エヌビディアの株価の先行きを考える上で、今後数年間の成長がどのような軌道を描くのか、複数のシナリオを想定しておくことが欠かせません。

    AI市場の拡大が続けば株価は再び上昇気流に乗る可能性がありますが、一方で成長が鈍化するリスクも無視できません。

    ここでは、ポジティブなシナリオ、ネガティブなシナリオ、そしてその両面を考慮した現実的な着地点について考察します。

    本セクションで解説するシナリオは、特定の前提に基づく将来の可能性を示したものであり、実際の株価の動きや投資成果を保証するものではありません。

    ポジティブシナリオ:AI需要拡大が続く場合

    楽観的なシナリオは、生成AIの活用が社会のあらゆる分野に浸透し、AI半導体への需要が市場の予想を上回って拡大し続けるケースです。

    この場合、巨大IT企業によるデータセンターへの投資は継続され、エヌビディアの次世代GPU「Blackwell」や「Rubin」の売上は会社計画の1兆ドルをさらに上回る可能性があります。

    アナリストの中には、株価が1年で700ドル台(※)という⽬標を掲げる声もあり、AI市場の成長が続けば、株価は再び最高値を目指す展開が期待されます。

    ※(参考:NVDAの予想 — 目標価格 — 2027年の予測 — TradingView

    ネガティブシナリオ:成長鈍化の懸念

    一方で、無視できないのが成長鈍化への懸念です。半導体業界は歴史的にシクリカル(循環的)な性質を持っています。

    2026年〜2028年にかけて、大手ハイテク企業(メガテック)のデータセンター投資が一段落し、AIサービスの実体経済での収益化がインフラ投資額に追いつかない場合、NVIDIAの売上成長率は急減速するリスクがあります。

    さらに、競争環境の激化も大きな懸念材料です。競合の猛追や、主要顧客であるクラウド大手が自社製AIチップ(カスタムシリコン)の開発と導入を加速させれば、NVIDIAの市場シェアと現在の高い利益率は圧迫されます。

    地政学的リスクやマクロ経済の悪化が重なれば、アナリストが提示する最低目標株価である180ドル台(※)へ向かって大きく調整する可能性も十分に考えられます。

    ※(参考:NVDAの予想 — 目標価格 — 2027年の予測 — TradingView)

    現実的な着地点はどこか

    ポジティブ、ネガティブ両方のシナリオを考慮すると、現実的な着地点は両者の中間にあると考えられます。

    エヌビディアがAI半導体市場のリーダーであり続ける可能性は高いものの、過去2年のような爆発的な成長率を維持することは困難でしょう。

    今後は、特注型半導体との競争の中で、一定の市場シェアと高い利益率をいかに維持できるかが焦点となります。

    株価は、業績の成長ペースに合わせて、より緩やかな上昇トレンドを形成していく可能性が考えられます。

    アナリストの平均目標株価である300ドル前後が、当面の現実的な株価水準の1つの目安となるかもしれません(※)。

    (参考:NVDAの予想 — 目標価格 — 2027年の予測 — TradingView)

    ※これは各社の前提条件や想定に基づくものであり、将来の株価を⽰唆・保証するものではありません

    投資判断のポイント:今から買うべきか、保有継続か

    エヌビディアの今後の見通しを踏まえ、投資家はどのような判断をすべきでしょうか。投資の目的や期間、リスク許容度によって、取るべき戦略は異なります。

    ここでは、「長期投資」「短期投資」「既存保有者」という3つの視点から、投資判断のポイントを解説します。

    »あなたに合う投資は?将来必要資金とリスク許容度から診断

    長期成長を信じるなら押し目買いの機会

    AI技術が今後も社会を変革し、長期的に成長し続けると考える投資家にとって、現在の株価の伸び悩みを、投資タイミングの1つとして検討する考え方もあります。

    好業績にもかかわらず株価が下落した結果、株価の割安感を示す予想PER(株価収益率)は、最高値をつけていた時期の36倍台から27倍程度まで低下しています。

    エヌビディアの技術的優位性や市場でのリーダーシップが揺るがないと判断するならば、株価が調整している今、少しずつ買い増していく戦略が有効と考えられます。

    (参考:エヌビディア「H200」、米が中国約10社に販売承認 納入まだゼロ | ロイター)

    短期的なリターンを求めるならリスク高

    数ヶ月単位での短期的なリターンを狙う投資家にとって、現在のエヌビディア株はリスクが高い選択肢といえるかもしれません。

    2023年や2024年に見られたような急騰の勢いは失速しており、株価は当面、横ばいや調整局面が続く可能性があります。

    特注型AI半導体との競争激化や、巨大IT企業の設備投資動向など、株価の上値を抑える懸念材料も複数存在します。

    短期的な値動きを予測するのは困難な状況であり、明確な上昇トレンドが確認できるまでは、積極的な買いは控えるのが賢明かもしれません。

    既存保有者は分散投資でリスク管理を

    すでにエヌビディア株を保有し、含み益が出ている投資家は、リスク管理の観点からポートフォリオを見直すことを検討しましょう。

    これまでの株価急騰により、資産全体に占めるエヌビディア株の割合が意図せず増加している可能性があります。

    特定の銘柄に資産が集中しすぎると、当該銘柄の株価が下落した際に影響を受けてしまいます。

    ポイントの解説

    利益の一部を確定し、他の成長分野や、異なる値動きをする資産(債券やコモディティなど)に資金を振り分ける「リバランス」を行うことで、ポートフォリオ全体の安定性を高めることができます。

    今後の株価を見極めるために注目すべき情報源

    エヌビディアのように市場の注目度が高い銘柄は、日々さまざまな情報が飛び交います。正確な投資判断を下すためには、信頼できる情報源を定期的にチェックし、自分自身で状況を分析することが肝となります。

    ここでは、注目すべき3つの情報源を紹介します。

    四半期決算での売上高ガイダンスに注目

    重要な情報源は、エヌビディア自身が発表する四半期ごとの決算報告です。次の四半期の「売上高ガイダンス(業績見通し)」は、会社の足元の事業環境や将来の成長モメンタムを測る上で極めて重要な指標となります。

    直近の決算でも、実績と見通しが共に市場予想を上回ったことが好感されました。

    このガイダンスが市場の期待を上回るか下回るかで、決算発表後の株価は変動するため、必ず確認するようにしましょう。

    TradingViewとInvesting.comで最新予想を確認

    個人の投資家にとって、アナリストのレポートをすべて入手するのは困難です。

    しかし、「TradingView」や「Investing.com」といった金融情報サイトを活用すれば、多くのアナリストによる目標株価の平均値や投資判断のコンセンサスを無料で確認することができます。

    これらのサイトでは、アナリストの評価が「買い」に傾いているのか、「売り」に傾いているのかが一目でわかります。市場全体のセンチメントを把握する上で、有用なツールです。

    中国市場と輸出規制の最新動向

    エヌビディアの成長を左右する不確定要素が、中国市場の動向です。米国の対中半導体輸出規制が、今後の業績に影響を与える可能性があります。

    最近では、高性能半導体「H200」の中国向け輸出を条件付きで認める方針が報じられるなど、規制緩和への期待も出てきています。

    輸出規制に関するニュースや、米中関係の動向は、エヌビディアの株価に直接影響を与えるため、日々のニュースで最新情報を追いかけることが必須です。

    エヌビディア株価に関するよくある質問

    ここでは、エヌビディアの株価に関して、投資家の皆様からよく寄せられる質問にお答えします。

    Q. 今後1年で株価は上がる?

    多くのアナリストは1年後の株価が現在よりも上昇すると予測しており、平均目標株価は約300ドルです。

    ただし、最小予想は180ドルと、下落リスクを指摘する声もあります。

    (参考:NVDAの予想 — 目標価格 — 2027年の予測 — TradingView)

    Q. 2030年の株価予想は?

    2030年といった長期の株価を正確に予測することは困難です。AI市場の成長次第ですが、競争環境の変化も激しく、不透明性が高いといえるでしょう。

    Q. 今が買い時?

    長期的なAIの成長を信じるなら、株価が調整している現在は押し目買いの機会と捉えることもできます。一方で、短期的な値動きには注意が必要です。

    まとめ

    エヌビディアの株価は、2025年に入り過去2年間の急騰から一転して調整局面にあります。

    好調な業績とは裏腹に、将来の成長鈍化懸念や競争激化といったリスクが市場で意識され始めているのが現状です。

    アナリストの多くは依然として強気な見方を維持していますが、目標株価には幅があり、不透明性の高さがうかがえます。今後の株価は、次世代GPUの成功、巨大IT企業の投資動向、そして米中関係に左右されるでしょう。

    長期的な視点では現在の株価水準は魅力的な買い場となる可能性がありますが、短期的な変動リスクも念頭に置く必要があります。本記事で解説したポイントを参考に、自身の投資戦略を検討してみてください。

    エヌビディアの将来性や自身の投資戦略について、専門家の意見も参考にしたいという人は、資産運用のプロに相談してみてはいかがでしょうか。 

    »老後資金の不足リスクとあなたに合う運用方法を3分で診断


    自分に必要な資産運用が知りたいあなたへ

    目的やリスク許容度に合わせてベストな資産運用を選択しましょう。マネイロは働く世代向けにお金の診断・サービスを提供しています

    3分投資診断:将来必要な金額とあなたに必要な投資がわかる

    賢いお金の増やし方入門:貯金と投資で賢く増やす方法がわかる

    オンライン無料相談:専門家と一緒に考える資産運用

    ※本記事の内容は記事公開時や更新時の情報です。現行と期間や条件が異なる場合がございます

    ※本記事の内容は予告なしに変更することがあります。予めご了承ください

    オススメ記事

    執筆・監修
    高橋 明香
    • 高橋 明香
    • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

    みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

    記事一覧
    一覧へもどる