

個人向け国債を500万円購入すると利子はいくら?2026年8月金利でシミュレーション
»国債を買うべきか迷ったら|無料診断でチェック
2026年8月募集の個人向け国債に500万円を購入した場合、最初の半年間に受け取れる利子の目安は変動10年で約4万6750円(税引前)、固定5年で約5万1500円(税引前)です。
日銀は2026年6月に政策金利を1.0%程度へ引き上げ、個人向け国債の金利はここ数年で最も高い水準になっています。「まとまってきた貯金を、市場価格の変動による元本割れを避けながら少しでも増やしたい 」と考える人にとって、個人向け国債は運用の第一歩として検討しやすい商品です。
本記事では、500万円を個人向け国債で運用した場合の利子シミュレーション、定期預金との比較、そして「500万円のうちいくらを国債に回すか」の考え方まで、2026年8月募集の最新条件をもとに解説します。
- 2026年8月募集の個人向け国債に500万円を購入した場合の具体的な利子シミュレーション
- 変動10年・固定5年・固定3年の違いと、定期預金と比較した運用上のメリット・デメリット
- 500万円の貯金のうち、いくらを国債に回すべきかという資金配分の考え方とNISAとの使い分け
債券を活用して資産運用をしたいあなたへ
マネイロでは「専門知識がなくても正しい資産運用ができる」をコンセプトに、さまざまな無料サポートをご提供しています。
▶3分投資診断:あなたに合う投資がわかる
▶一括投資診断:まとまったお金の運用方法がわかる
▶500万円から始める債券投資セミナー:債券の活用術がわかる


個人向け国債に500万円購入すると利子はいくら?【2026年8月】

2026年8月募集の個人向け国債(募集期間:8月6日〜8月31日、発行日:9月15日)の金利と、500万円を購入した場合の年間利子は以下の通りです。
税引後は財務省公表の税引後利率で試算。
利子には20.315%(所得税・復興特別所得税・住民税)が課税されます。
利子は年2回、半年ごとに支払われます。
変動10年の試算はあくまで「初回利率が続いた場合」の仮定であり、実際の受取額は今後の金利動向によって増減します。
半年ごとに受け取れる利子の目安
個人向け国債の利子は半年ごとの支払いです。500万円を購入した場合、1回あたりの受取額の目安は変動10年で約4万6750円(税引前)、固定5年で約5万1500円(税引前)となります。
満期まで保有した場合の利子総額イメージ
※「変動10年」は半年ごとに適用利率が見直されます。上記は年1.87%が10年間変わらないと仮定した参考値です。
※利子の再投資は考慮していません。実際の金額は、初回利子の計算期間や端数処理によって異なります。
普通預金に置いたままではほとんど利子がつかない500万円が、5年で約41万円(固定5年・税引後)の利子を生む計算です。まずはこの差を知ることが、運用を考える出発点になります。
500万円の運用シミュレーション:変動10年・固定5年・固定3年
変動10年:金利上昇に追随できるタイプ
変動10年の適用利率は「基準金利×0.66」で算出され、半年ごとに見直されます。市場金利が上昇した場合には適用利率が見直され、受け取る利子が増える可能性があります。
一方で、市場金利が低下した場合には、受け取る利子が減少する可能性があります。 2026年7月募集分の基準となる複利利回りは2.73%まで上昇しています。
「金利はまだ上がりそう」と考える場合に向いたタイプです。
(参考:10年利付国債(第383回)の入札結果(令和8年7月2日入札) : 財務省)
固定5年:今の高金利を5年間確定できるタイプ
固定5年は、購入時に決まった利率が満期まで変わらないため、受け取れる利子の総額をあらかじめ見通せます。
「5年後に使う予定のあるお金を、安定的に運用したい」という人に向いています。
固定3年:初めてでも試しやすい短期タイプ

固定3年は、3タイプの中で最も期間が短く、資金が戻ってくるまでの見通しを立てやすいタイプです。
利率は他の2タイプより低いものの、「まず債券がどんなものか試したい」という最初の1本としては選びやすい選択肢です。
「金利の逆転現象」に注意:変動より固定が高い理由
現在、固定5年の利率が変動10年を上回る「逆転現象」が起きています。これは単なる計算方法の違いだけでなく、昨今の市場金利の変動という「金利情勢」が大きく影響しています。
この逆転現象は、主に以下の2つの要因が組み合わさることで生じています。
- 市場金利の上昇(金利情勢): 日本の金融政策の変化などに伴い、市場における国債の利回りが全体的に上昇傾向にあります。
- 適用利率の計算方法の違い:
- 変動10年: 基準金利(10年国債利回り)× 0.66
- 固定5年: 基準金利(5年国債利回り)− 0.05%
変動10年は基準金利に対して「0.66を掛ける」仕組みであるため、金利が上昇してもその恩恵が一定割合に縮小されてしまいます。
一方で、固定5年は基準金利から「0.05%を引く」だけであるため、現在のように市場金利(5年国債利回り)が一定の水準まで上昇してくる局面では、固定5年の方が適用される利率が高くなりやすい傾向があります。
したがって、商品を選択する際は目先の利率の高さだけで判断せず、「今後、日本の市場金利がどのように推移していくか」という金利情勢の見通しに応じて選択することが重要です。
債券を活用して資産運用をしたいあなたへ
マネイロでは「専門知識がなくても正しい資産運用ができる」をコンセプトに、さまざまな無料サポートをご提供しています。
▶3分投資診断:あなたに合う投資がわかる
▶一括投資診断:まとまったお金の運用方法がわかる
▶500万円から始める債券投資セミナー:債券の活用術がわかる
500万円を個人向け国債で運用するメリット
- 元本と利子の支払いを国が行う:発行体は日本国政府であり、投資が初めての人でも安心感を持ちやすい商品です
- 1万円から購入できる:500万円全額でなくても、一部だけ試すことができます
- 過去10年以上で最も高い金利水準:変動10年で年1.87%(初回利率)、固定5年で年2.06%です
- 半年ごとに利子を受け取れる:運用の成果を定期的に実感できます
- 最低金利0.05%の保証:将来市場金利が大きく低下しても、年0.05%の金利が保証されています
- 購入手数料がかからない:どの金融機関で購入しても購入時の手数料は不要です
- 価格変動を日々気にする必要がない:株式や投資信託と違い、日々の値動きに一喜一憂せずに済みます
500万円を国債で運用するデメリット・注意点
- 発行から1年間は原則中途換金できない:1年以内に使う可能性のあるお金は充てないようにしましょう
- 1年経過後の中途換金にはコストがかかる:直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます
- インフレに負ける可能性がある:物価上昇率が金利を上回ると、実質的な資産価値は目減りします
- 変動10年は将来の利率が確定しない:金利が低下すれば受け取る利子も減少します
- 大きく増やす商品ではない:あくまで「安定性を重視しながら少し増やす」商品です。 長期の資産形成はNISAなどとの使い分けが必要になります

500万円の貯金、いくらを国債に回すべき?
500万円が貯まったからといって、全額を国債に入れるのが正解とは限りません。まずお金を3つに分けて考えましょう。
先に「生活防衛資金」を確保する

病気・失業・急な出費に備えるお金は、すぐ引き出せる普通預金などで確保しておくのが基本です。目安は生活費の6ヶ月〜1年分といわれます(家族構成や収入の安定度によって変わります)。このお金は、中途換金に制限のある国債には向きません。
「使う予定のあるお金」も国債には不向き
1〜2年以内に予定している支出(車の購入、引っ越し、結婚、旅行など)は、発行後1年間換金できない国債より、定期預金など流動性の高い置き場所が適しています。
残った「当面使わないお金」が国債の出番
生活防衛資金と使う予定のお金を差し引いて残った金額が、個人向け国債に充てられる資金です。たとえば500万円のうち生活防衛資金150万円・使う予定100万円を除いた250万円を国債へ、という考え方です。
さらに長期の資産形成を考えるなら、その一部をNISA制度を活用した運用に回す選択肢もあります。国債は「減らさない」、NISAでの投資は「増やすことを目指す(ただし元本割れリスクあり)」と役割が異なります。
自分の場合はどう分ければいいか整理したい方は、無料の3分診断で現状をチェックしてみてください。
500万円の比較:定期預金とどちらがいい?

金利差は年数万円:それでも定期預金が向くケース
2026年時点の大手銀行の定期預金金利は、多くの場合、個人向け国債の利率には届いていません。仮に金利差が年1%あれば、500万円では年間5万円(税引前)の差になります。5年間なら25万円の差です。
ただし、次のようなケースでは定期預金の方が適していることもあります。
- 1年以内に使う可能性がある(国債は発行後1年間換金不可のため)
- 銀行の金利上乗せキャンペーンを利用できる(期間限定で国債に近い金利になる場合もあります)
- とにかく手続きをシンプルにしたい(普段使いの銀行で完結させたい)
「使う時期が決まっていないまとまったお金」なら国債、「短期で使うかもしれないお金」なら定期預金、と使い分けるのが基本です。
新窓販国債という商品もあるが商品性が異なる
2026年7月の新窓販国債10年は表面利率が年2.7%です。ただし、新窓販国債は発行時の単価(募集価格)が100円とは限らないため、表面利率だけで個人向け国債と単純比較することはできません。
さらに、新窓販国債は市場価格で取引されるため、中途売却時に元本割れの可能性があります。
個人向け国債のような中途換金時の市場価格の変動による元本割れがない仕組みや 最低金利保証はなく、初めての債券投資にはハードルが高い商品性である点に注意が必要です。

個人向け国債の買い方:初めてでも簡単4ステップ

初めて債券を購入する場合も、手続きはシンプルです。
まずは500万円の一部(たとえば100万円)から始めて、仕組みに慣れてから追加する方法もあります。毎月募集があるため、焦って一度に決める必要はありません。

個人向け国債と500万円の運用に関するよくある質問
500万円だと利子は物足りない?もっと増やす方法はありますか?
利子を「物足りない」と感じるかどうかは、目的次第です。
個人向け国債は「安定性を重視しながら少し増やす」 商品であり、大きなリターンを狙う商品ではありません。より高いリターンを目指す場合はNISAを活用した投資信託などが選択肢になりますが、元本割れのリスクを伴います。
「価格変動リスクを抑えたいお金は国債、長期的に増やしたいお金はNISA」 と分けて考えるのが基本です。
まず固定3年で様子を見るのはアリですか?
選択肢として十分考えられます。固定3年は期間が短く、債券投資の感覚をつかむ最初の1本にしやすいタイプです。
ただし利率は変動10年・固定5年より低いため、「当面使わないと決まっているお金」であれば、最初から固定5年や変動10年を選ぶ方が受取利子は多くなります。
NISAとどちらを先にやるべきですか?
目的が異なるため「どちらが先」という一律の正解はありません。元本割れを避けたいお金の置き場所を探しているなら個人向け国債、長期で資産を増やすことを目指すならNISAの活用が候補になります。両方を組み合わせる人も多くいます。
自身の資金の性質(いつ使うか、減っても許容できるか)で判断しましょう。
途中でお金が必要になったらどうすればいいですか?
発行から1年経過後は、1万円単位でいつでも中途換金できます。ただし、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が調整額として差し引かれます。
市場価格の変動による元本割れはありませんが、中途換金時には中途換金調整額が差し引かれるため、短期間で換金すると受取額が少なくなる可能性がある点は理解しておきましょう。
なお、保有者が亡くなられた場合や大規模な自然災害で被害を受けた場合は、1年未満でも中途換金が可能です。
まとめ

2026年8月募集の個人向け国債で500万円を購入すると、最初の半年間の利子は変動10年で約4万6750円(税引前)、固定5年で約5万1500円(税引前)が目安です。 普通預金に置いたままとの差は、5年間で数十万円になり得ます。
大切なのは、500万円を「生活防衛資金」「使う予定のあるお金」「当面使わないお金」に分けて、国債に充てるのは最後の部分だけにすることです。
1万円から購入でき、毎月募集があるので、まずは無理のない金額から始めてみましょう。
»債券は必要?あなたに合う投資を無料診断
債券を活用して資産運用をしたいあなたへ
マネイロでは「専門知識がなくても正しい資産運用ができる」をコンセプトに、さまざまな無料サポートをご提供しています。
▶3分投資診断:あなたに合う投資がわかる
▶一括投資診断:まとまったお金の運用方法がわかる
▶500万円から始める債券投資セミナー:債券の活用術がわかる
ご留意事項
- 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
- 本記事の内容は記事公開時または更新時点の情報に基づいています。制度・法令・税制等の変更により、現在の情報と異なる場合があります。
- 本記事の内容の正確性、完全性、最新性を保証するものではなく、予告なく変更または更新する場合があります。
- 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。









