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年金を月30万円もらうには年収いくら必要?現実的な受給額と増やす方法を徹底解説

年金を月30万円もらうには年収いくら必要?現実的な受給額と増やす方法を徹底解説

年金2026/04/20

    »あなたの年金はいくら?老後に不足する金額を3分でシミュレーション 

    老後の生活を考えた時、「年金だけで月30万円もらえたら…」と期待する人もいるでしょう。しかし、そのためには現役時代に相当な年収が必要です。

    本記事では、年金月30万円の現実性や必要な年収受給額を増やす具体的な方法まで、専門家がわかりやすく解説します。

    この記事を読んでわかること
    • 年金月30万円の受給に必要な現役時代の年収の目安
    • 年収別の年金受給額シミュレーション
    • 繰下げ受給やiDeCoなどを活用して年金額を増やす方法


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    年金月30万円は現実的な目標なのか?

    老後の生活費として、年金だけで月30万円の受給を目指すことは可能なのでしょうか。

    まずは、一般的な会社員の平均受給額や、実際に30万円以上を受け取っている人の割合から、目標の現実性を確認しましょう。

    一般的な会社員の年金受給額

    厚生労働省の調査によると、2024年度の厚生年金受給者の平均年金月額は、国民年金分を含めて約15万1000円です。

    夫婦2人世帯の場合には配偶者の年金も合わせて考える必要があります。配偶者が専業主婦(夫)と仮定した場合、配偶者の老齢基礎年金を満額で受け取ったとしても、2人分の年金の合計は約24万円程度となります。

    これらの平均額と比較すると、月30万円という目標はかなり高い水準であることがわかります。一般的な収入の会社員が、特別な対策なしに到達するのは難しい金額といえるでしょう。

    年金を月30万円受給している人の割合

    厚生年金受給者(1608万5696人)のうち、月30万円以上の年金を受給している人は1万9283人で、全体の約0.1%です。30万円を受給している人はごく少数であることがわかります。

    ポイントの解説

    年金の受給額は現役時代の収入に比例するため、月30万円の年金は、生涯にわたって高収入を維持してきた一部の人に限られるのが実情です。したがって、多くの人にとって月30万円は、公的年金だけで達成するにはかなりハードルが高い目標といえます。

    (参考:令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚生労働省年金局

    年金月30万円に必要な年収はいくら?

    年金月30万円という目標を達成するためには、現役時代にどれくらいの年収が必要になるのでしょうか。年金額の基本的な計算方法を理解し、具体的な年収の目安を把握しておきましょう。

    年金額の計算方法

    会社員が受け取る老齢年金は、2階建て構造になっています。1階部分が全国民共通の「老齢基礎年金」、2階部分が収入に応じて変動する「老齢厚生年金」です。

    老齢基礎年金は、保険料を40年間すべて納付した場合に満額が支給されます。2026年度の満額は月額約7万円です。

    一方、老齢厚生年金の金額は、主に現役時代の平均収入と厚生年金の加入期間によって決まります。概算式は以下の通りです。

    • 老齢厚生年金額(年額) ≒ 平均標準報酬額 × 0.005481 × 加入月数

    平均標準報酬額」とは、厚生年金加入期間中の月収(標準報酬月額)と賞与(標準賞与額)の総額を、加入月数で割ったものです。つまり、生涯の平均年収が高いほど、また加入期間が長いほど、老齢厚生年金の受給額は増える仕組みです。

    40年間勤務で月30万円もらうには

    単身の会社員が40年間(480ヶ月)勤務し、老後に月30万円の年金を受け取るために必要な生涯平均年収を試算してみましょう。

    まず、目標額30万円から老齢基礎年金の満額(月額約7万円)を差し引きます。すると、老齢厚生年金で月額23万円(年額276万円)を受け取る必要があるとわかります。

    これを老齢厚生年金の計算式に当てはめて逆算すると、必要な平均標準報酬額は約105万円となります。

    ポイントの解説

    なお、標準報酬月額には65万円という上限があり、月収63.5万円の場合には一律65万円で計算します。また、標準賞与額は1回150万円、年3回までしか計算に含められないため、計算に含められる年間賞与の上限は450万円、月換算すると37.5万円です。

    つまり、平均標準報酬額の最高額は102.5万円(65万円+37.5万円)で、105万円を少し下回ります。年収がいくら高くても、年金は月30万円に届かないことになります。

    40年間勤務の場合の年金の最高額

    平均標準報酬額102.5万円で加入年数が40年として、年金の最高額を計算してみましょう。

    • 老齢厚生年金=102.5万円×0.005481×480ヶ月=269万円(年額)

    上記より老齢厚生年金の月額は22.4万円となり、老齢基礎年金(月約7万円)を足すと月29.4万円です。月30万円にはわずかに届きませんが、30万円に近い金額にはなります。

    この最高額をもらうのに必要な年収は、次のとおりです。

    • 63.5万円×12ヶ月(給与分)+450万円(賞与分)=1212万円

    つまり、年金月29.4万円をもらうには、生涯平均年収が1212万円を超えなければならないことになります。

    なお、老齢厚生年金は加入期間が長くなると増えるため、定年後も働いて厚生年金に加入するなどして加入年数を延ばすことにより、年金月30万円が実現する可能性はあります。


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    平均年収別の年金受給額シミュレーション

    生涯の平均年収によって、将来受け取れる年金額は変わります。

    ここでは、厚生年金に40年間加入した場合を想定し、年収別に65歳から受け取れる年金額の目安をシミュレーションします。自身の状況と照らし合わせて参考にしてください。なお、賞与はないものと仮定して計算しています。

    年収300万円の場合

    生涯の平均年収が300万円で、40年間厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額の目安は年間約150万円月額にすると約12万5000円です。

    内訳は、2026年度の老齢基礎年金の満額(年額約84万7000円)と、老齢厚生年金(約66万円)の合計額となります。

    これは、国民年金の平均受給額(約5万7000円)よりは多いものの、厚生年金受給者の平均(約15万1000円)よりは少ない金額です。

    年収500万円の場合

    生涯の平均年収が500万円で、40年間厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額の目安は年間約194万円月額にすると約16万2000円です。

    この金額は、厚生年金受給者の平均月額約15万1000円を上回ります。多くの企業で管理職などを務める会社員の、1つの目安となる受給額といえるでしょう。

    ただし、月30万円の目標にはまだ15万円近く不足しています。

    年収600万円の場合

    生涯の平均年収が600万円で、40年間厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額の目安は年間約216万円月額にすると約18万円です。

    月額20万円には届きませんが、平均的な受給額と比べるとかなり手厚い金額といえます。現役時代に安定した収入を得てきた会社員が受け取れる、現実的な上限に近い水準かもしれません。

    年収800万円の場合

    年収が800万円の場合、月収は66.7万円です。ただし、標準報酬月額の上限は65万円なので、平均標準報酬額65万円で計算します。40年間厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額の目安は年間約256万円月額にすると約21万3000円です。

    年収が800万円レベルになると、年金月額も20万円を超えてきます。老齢基礎年金の満額と合わせることで、ある程度ゆとりのある生活も視野に入ってくるでしょう。

    しかし、それでも目標の月30万円にはまだ8万円以上足りない計算になります。

    年収1000万円以上の場合

    生涯の平均年収が1000万円で、40年間厚生年金に加入した場合、65歳から受け取れる年金額の目安は年間約256万円月額にすると約21万3000円です。

    年収1000万円以上の場合も、年収800万円の場合と年金額は同じになります。月収63.5万円(年収762万円)を超えると、標準報酬月額は一律に65万円となるためです。

    年収1000万円を生涯にわたって維持しても、単身者の場合、年金だけで月30万円に到達するのは難しいことがわかります。

    現実的に年金月30万円を目指す方法

    生涯平均年収1200万円というハードルは極めて高いですが、諦める必要はありません。

    公的年金の制度を上手く活用したり、働き方を工夫したりすることで、受給額を増やし、月30万円に近づけることは可能です。ここでは、そのための具体的な方法を解説します。

    繰下げ受給で年金額を増やす

    年金の受給額を増やす効果的な方法の1つが「繰下げ受給」です。これは、本来65歳から受け取る年金を66歳以降に遅らせて受け取る制度です。

    ポイントの解説

    受給開始を1ヶ月遅らせるごとに年金額が0.7%増額され、最大で75歳まで繰り下げることができます。70歳まで繰り下げると42%、75歳まで繰り下げると最大で84%も年金額を増やすことが可能です。

    増額された年金額は一生涯続くため、長生きするほど有利になります。65歳以降も働く収入がある人や、十分な貯蓄がある人にとっては、将来の年金額を増やすための選択肢の1つと考えられます。

    年収別の繰下げ受給シミュレーション

    繰下げ受給を利用すると、年金額がどのくらい増えるのか、年収別にシミュレーションしてみましょう。

    40年間厚生年金に加入した場合の65歳時点の受給額を基準に、70歳と75歳まで繰り下げた場合の月額を比較します。

    生涯平均年収

    65歳受給(基準)

    65歳受給(基準)

    70歳受給(42%増)

    70歳受給(42%増)

    75歳受給(84%増)

    75歳受給(84%増)

    500万円

    65歳受給(基準)

    約16.2円

    70歳受給(42%増)

    約23万円

    75歳受給(84%増)

    約29.8万円

    600万円

    65歳受給(基準)

    約18万円

    70歳受給(42%増)

    約25.6万円

    75歳受給(84%増)

    約33.1万円

    800万円

    65歳受給(基準)

    約21.3万円

    70歳受給(42%増)

    約30.2万円

    75歳受給(84%増)

    約39.2万円

    表を見ると、平均年収500万円の人でも75歳まで繰り下げれば、月額約29万8000円となり、目標の30万円にかなり近づくことがわかります。年収600万円なら75歳で約33万円となり、年収800万円なら70歳への繰下げで目標を達成できます。

    繰下げ受給が、月30万円という目標を現実的なものにする強力な手段であることがわかります。

    繰下げ受給の注意点

    繰下げ受給は年金額を増やせるメリットがありますが、注意点も存在します。

    • 注意点①繰り下げ待機期間中は年金が支給されないため、待機期間中の生活費を自己資金や就労収入で賄う必要があります。
    • 注意点②厚生年金の加入期間が20年以上あり、年下の配偶者がいる場合に支給される「加給年金」は、繰下げ待機期間中は受け取れません。
    • 注意点③年金額が増えることで所得税や住民税、社会保険料の負担が増加する可能性があります。
    • 注意点④長生きできなければ、65歳から受給した場合の総受給額に追いつかない「損益分岐点」の問題があります

    定年後も働いて加入期間を延ばす

    60歳の定年後も働き続けることで、厚生年金の加入期間を延ばし、将来の受給額を増やすことができます。現在の制度では、厚生年金には70歳まで加入することが可能です。

    長く加入すればするほど、その分だけ老齢厚生年金額は増えていく計算になります。

    例えば、60歳から70歳までの10年間、平均年収300万円で厚生年金に加入して働いた場合、年間の年金額が約16万円増える計算になります。

    65歳以降も働きながら年金受給を繰り下げることで、収入を確保しつつ、将来の年金額を増やすという戦略も有効です。

    平均標準報酬額を上げる

    老齢厚生年金の受給額は、生涯にわたる平均収入(平均標準報酬額)に基づいて計算されます。したがって、受給額を増やす根本的な方法は、現役時代の収入を上げることです。

    昇進や昇給を目指したり、より給与水準の高い企業へ転職したりすることで、平均標準報酬額を引き上げることができます。若いうちから高い収入を得ることは、生涯の平均値を押し上げる上で効果的です。

    また、賞与(ボーナス)も年金額の計算に含まれるため、業績のよい企業で働くことも大事です。自身のキャリアプランを考える際には、将来の年金額への影響も視野に入れておくとよいでしょう。

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    年金月30万円受給時の手取り額に注意

    仮に年金月30万円を達成できたとしても、額面金額がまるごと手元に残るわけではありません。

    年金からも税金や社会保険料が天引きされるため、実際の手取り額は額面よりも少なくなります。計画を立てる際は、手取り額を意識することが欠かせません。

    年金から引かれるもの

    年金収入は「雑所得」として課税対象となり、以下の税金や社会保険料が源泉徴収(天引き)されます。

    • 所得税・復興特別所得税
    • 住民税
    • 介護保険料(65歳以上の場合)
    • 国民健康保険料 または 後期高齢者医療保険料(75歳以上の場合)

    これらの金額は、年金額や住んでいる自治体、その他の所得、扶養家族の有無などによって変動します。年金収入が一定額以上になると、社会保険料の負担も発生することを覚えておきましょう。

    月30万円の手取り額シミュレーション

    年金を月30万円(年額360万円)受け取る場合の手取り額を試算してみましょう。ここでは、65歳以上、単身、東京23区在住で、他に所得はないと仮定します。

    年金収入360万円の場合、公的年金等控除などを差し引いた後の課税所得に対して、所得税住民税が課されます。また、年金額に応じて介護保険料や国民健康保険料も計算されます。

    ポイントの解説

    これらの税金・社会保険料を合計すると、年間で約50万円から60万円程度が天引きされる可能性があります。その結果、手取りの年額は約300万円、月額にすると約25万円程度になる見込みです。

    額面の30万円から5万円ほど少なくなることを想定しておく必要があります。

    年金だけに頼らない老後資金の準備

    見てきたように、公的年金だけで月30万円を確保するのは簡単ではありません。また、将来の年金制度がどう変わるかは不透明です。

    安心して老後を迎えるためには、公的年金に加えて、自分自身で資産を準備する「自助努力」が不可欠です。

    私的年金制度の活用

    公的年金を補う私的年金制度として、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「企業型確定拠出年金(企業型DC)」があります。

    iDeCo

    iDeCoは、自分で掛金を拠出し、投資信託などで運用して老後資金を作る制度です。

    最大のメリットは税制優遇で、掛金が全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。さらに、運用で得た利益も非課税になります。

    ただし、iDeCoで取り扱う金融商品は、預金とは異なり元本が保証されているわけではなく、価格変動により元本割れのリスクがあります。

    企業型DC

    企業型DCは、会社が掛金を拠出してくれる制度で、従業員が任意で掛金を上乗せできる「マッチング拠出」の仕組みがある場合もあります。

    これらの制度を積極的に活用し、「3階部分」の年金を自分で作ることが肝となります。

    資産運用で老後資金を準備

    iDeCoと並行して活用したいのが「NISA(少額投資非課税制度)」です。

    NISAは、年間一定額までの投資で得られた利益(配当金、分配金、譲渡益)が非課税になる制度です。ただし、NISAで取り扱う金融商品は、預金とは異なり元本が保証されているわけではなく、価格変動により元本割れのリスクがあります。

    2024年から始まった新しいNISAでは、非課税で投資できる上限額が大幅に拡大し、制度も恒久化されたため、より柔軟で長期的な資産形成が可能になりました。

    NISAはiDeCoと異なり、いつでも自由に資金を引き出せるのがメリットです。老後資金はもちろん、住宅購入や教育資金など、さまざまなライフイベントに備えるための資産運用として活用できます。

    長期・積立・分散」を基本に、コツコツと資産を育てていきましょう。

    定年後も働き続ける選択肢

    老後資金を準備する上で、定年後も働き続けることは極めて有効な手段です。

    働くことで定期的な収入が得られるため、年金の繰下げ受給を選択しやすくなります。また、年金だけに頼る生活に比べて、家計にゆとりが生まれます。

    さらに、70歳まで厚生年金に加入して働けば、将来受け取る年金額そのものを増やすことも可能です。

    健康維持社会とのつながりを保つという面でも、働くことには多くのメリットがあります。自身の体力や価値観に合わせて、長く働き続けるという選択肢を検討してみましょう。

    年金月30万円に関するよくある質問

    年金月30万円という目標について、多くの人が抱く疑問にお答えします。具体的なケースを想定して、目標達成の可能性を探ってみましょう。

    Q. 年収1000万円なら月30万円もらえる?

    生涯の平均年収が1000万円で40年厚生年金に加入した単身者の場合、65歳から受け取る年金は月額約21万円が目安です。

    標準報酬月額の上限があるため、年収が1000万円を超えても年金額は増えず、月30万円には届きません。

    Q. 夫婦で月30万円は可能?

    夫婦2人であれば、世帯で年金月30万円を受け取ることは現実的な目標となり得ます。

    例えば、夫が平均年収600万円、妻が平均年収500万円の共働き世帯の場合、2人の年金を合計すると月額約34万円になります。片働き世帯でも、夫の生涯平均年収が約1000万円あれば、妻の老齢基礎年金と合わせて月30万円に近づきます

    Q. 繰下げ受給は損しない?

    繰下げ受給が損か得かは、最終的に「何歳まで生きるか」によります。

    一般的に、70歳に繰り下げた場合は81歳頃、75歳に繰り下げた場合は86歳頃より長く生きれば、65歳から受給するより総受給額が多くなります。健康状態や家族の長寿傾向などを考慮して判断することが大切です。

    また、加給年金の対象者は繰下げ期間中にもらえなくなるため、慎重な検討が必要です。

    まとめ

    単身で年金月30万円程度を受け取るには、生涯平均年収1200万円以上という極めて高い収入が必要です。多くの会社員にとって、公的年金だけでこの目標を達成するのは困難なのが現実です。

    しかし、夫婦共働きであれば、世帯収入として月30万円は現実的な目標となります。また、単身者であっても、75歳までの「繰下げ受給」を活用すれば、平均年収500万円程度の人でも月30万円に近づけることが可能です。

    さらに、iDeCoやNISAといった制度を活用して計画的に資産形成を行うことで、公的年金に頼らない「自分年金」を準備することもできます。

    まずは自身の年金見込額を確認し、目標との差を埋めるための具体的な計画を立ててみましょう。

    自身の年金見込額や老後に必要な資金額を具体的に把握したい人は、簡単なシミュレーションを試してみてはいかがでしょうか。 

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    監修
    森本 由紀
    • 森本 由紀
    • ファイナンシャルプランナー/AFP(日本FP協会認定)/行政書士

    行政書士ゆらこ事務所(Yurako Office)代表。愛媛県松山市出身。神戸大学法学部卒業。法律事務所事務職員を経て、2012年に独立開業。メイン業務は離婚協議書作成などの協議離婚のサポート。離婚をきっかけに自立したい人や自分らしい生き方を見つけたい人には、カウンセリングのほか、ライフプラン、マネープランも含めた幅広いアドバイスを行っている。法律系・マネー系サイトでの記事の執筆・監修実績も多数。

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    執筆
    マネイロメディア編集部
    • マネイロメディア編集部
    • お金のメディア編集者

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