

不労所得で月10万円を得るには元手がいくら必要?現実的な方法とゼロから始めるロードマップ
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毎月の給料に加えて、後10万円の収入があれば生活が楽になるのに、と考えたことはありませんか。将来への漠然とした不安から、不労所得に関心を持つ人は多いでしょう。
本記事では、不労所得で月10万円を達成するために必要な元手の目安や、現実的な投資方法、ゼロから始めるための具体的なロードマップを専門家が解説します。
- 月10万円(税引き後で年間120万円)の不労所得には、利回り4%で約3750万円、5%で約3000万円の元手が必要
- 代表的な方法は「高配当株投資」「不動産投資」「投資信託の取り崩し」の3つ
- 元手ゼロからでも、積立投資と入金力アップを組み合わせたロードマップで達成可能
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月10万円の不労所得は現実的?まず知っておきたい基礎知識

月10万円の不労所得は、正しい知識と計画があれば十分に達成可能な目標です。しかし「楽に稼げる」わけではなく、不労所得の仕組みを理解することが第一歩となります。
まずは、不労所得の定義や目標達成に必要な元手の考え方といった基礎知識を整理しましょう。
不労所得の定義と種類
不労所得とは、自身の直接的な労働を伴わずに継続的に得られる収入のことです。労働の対価として得る給与所得とは異なり、資産や権利が収益を生み出す仕組みを指します。
不労所得は、収入の源泉によっていくつかの種類に分けられます。代表的なものは以下の通りです。
- 資産からの所得: 株式の配当金、投資信託の分配金、不動産の家賃収入、預金の利子などが含まれます。
- 権利からの所得: 書籍の印税や特許権の使用料など、知的財産権から生じる収入です。
- 事業からの所得: 自身が現場にいなくても収益が上がるように仕組み化されたビジネス(ブログの広告収入、コインランドリー経営など)からの収入も、広義の不労所得と見なされます。
月10万円に必要な年間リターン
不労所得で月10万円を目指すということは、年間で120万円の収入を得る仕組みを構築することと同じです。この「年間120万円」が、必要な元手や利回りを計算する上での基本となります。
ただし、注意すべきは税金の存在です。株式の配当金や投資信託の分配金などの金融所得には、通常20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の税金が課されます。
したがって、税引き後の手取りで年間120万円を確保するためには、税引き前で約150万円(120万円 ÷ 0.79685)の収益が必要になります。
税引き前の金額を基準に、具体的な投資計画を立てることが欠かせません。
利回り別の必要元手の目安
月10万円(税引き後で年間120万円)の不労所得を得るために必要な元手は、運用利回りによって変動します。利回りが高いほど少ない元手で目標を達成できますが、一般的にリスクも高くなる傾向があります。
税引き前の年間収益150万円を達成するために必要な元手の目安を、利回り別にまとめると以下のようになります。
例えば、比較的現実的とされる年利4%で運用する場合、約3750万円の元手があれば、税引き後で月10万円の不労所得が視野に入ります。
自身の許容できるリスクと、用意できる元手のバランスを考えながら、現実的な利回り目標を設定することが計画の第一歩です。
月10万円の不労所得を得る3つの代表的な方法

月10万円の不労所得を目指すには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、資産を活用して収益を得る代表的な3つの方法、「高配当株投資」「不動産投資」「投資信託の定率取り崩し」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
高配当株投資で配当金を得る
高配当株投資は、企業の株式を保有し、利益の一部として支払われる配当金を継続的に受け取る方法です。企業の業績が安定していれば、定期的な収入源となり得ます。
メリット
- 定期的に現金収入(インカムゲイン)が得られる
- 優良企業であれば、長期的に配当が増える「増配」も期待できる
- 新NISAの成長投資枠を活用すれば配当金が非課税になる
デメリット
- 企業の業績悪化による「減配」や「無配」のリスクがある
- 株価そのものが下落し、元本割れする可能性がある
月10万円の配当金を目指す場合、税引き後の利回りを3.5%と仮定すると、約3430万円の元手が必要になります。
1つの銘柄に集中投資するのではなく、複数の業種や企業に分散投資することで、減配などのリスクを低減させることが欠かせません。

不動産投資で家賃収入を得る
不動産投資は、マンションやアパートなどの物件を購入し、入居者に貸し出すことで家賃収入を得る方法です。株式投資と異なり、金融機関からの融資を活用できる点が特徴です。
メリット
- 毎月安定した家賃収入が期待できる
- 融資(レバレッジ)を活用し、自己資金以上の規模で投資できる
- 団体信用生命保険により生命保険の代わりになる
デメリット
- 空室が発生すると収入が途絶えるリスクがある
- 建物の修繕や設備の故障などで突発的な費用がかかる
- 売却したい時にすぐに現金化できない(流動性が低い)
経費やローン返済を差し引いて手元に月10万円の現金(キャッシュフロー)を残すには、物件価格5000万〜8000万円程度の中古1棟アパートなどが目安となります。
その際、頭金や諸費用として物件価格の1〜2割、約1000万円前後の自己資金が必要になるのが一般的です。
少ない自己資金で規模の大きい資産を動かせる可能性がある一方、事業経営としてのリスク管理が成功の鍵を握ります。

投資信託の定率取り崩し(4%ルール)
投資信託の定率取り崩しは、厳密には不労所得とは異なりますが、資産を収入に変える現実的な方法の1つです。これは、長期間の積立投資で築いた資産を運用しながら、毎年一定の割合(例えば4%)で売却して生活費などに充てる考え方で、「4%ルール」として知られています。
メリット
- 専門家が運用するため、個別銘柄を選ぶ手間がない
- 少額から積立投資を始められる
- 計画的に資産を現金化できる
デメリット
- 資産を取り崩すため、元本が減っていく
- 市場が下落している時に取り崩すと、資産の減少が加速する(下落リスク)
- 信託報酬などの運用コストがかかる
この方法で月10万円(年間120万円)の収入を得る場合、4%ルールに基づくと3000万円(120万円 ÷ 4%)の資産を築くことが1つのゴールとなります。
S&P500などの株価指数に連動するインデックスファンドを長期間積み立て、ゴールに到達した後に取り崩しを開始するのが一般的な戦略です。

3つの方法の比較表
ここまで解説した3つの方法について、それぞれの特徴を一覧表にまとめました。自身の資金状況やリスク許容度、かけられる手間などを考慮し、どの方法が合っているか検討する際の参考にしてください。
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元手ゼロから月10万円を目指す現実的なロードマップ

まとまった元手がない場合でも、不労所得を諦める必要はありません。時間をかけて段階的に資産を構築していくことで、月10万円の目標に近づくことは可能です。
ここでは、元手ゼロから始めるための現実的な4つのステップと、達成までの期間の目安を解説します。
Step1:生活防衛資金を確保する
投資やビジネスを始める前に、準備が「生活防衛資金」の確保です。生活防衛資金とは、病気や失業といった不測の事態に備え、最低限の生活を維持するためのお金です。
一般的に、生活費の半年から1年分が目安とされています。
この資金がない状態で投資を始めると、損失が出た場合に生活が困窮してしまい、冷静な判断ができなくなります。
精神的な余裕を持って長期的な視点で資産形成に取り組むためにも、まずは生活の土台を固めることを最優先しましょう。
Step2:少額から積立投資を始める(月1万円の不労所得を目指す)
生活防衛資金が貯まったら、次はいよいよ投資の第一歩です。最初から利益を狙うのではなく、まずは「ゼロを1にする」ことを目標に、少額から始められる積立投資が推奨されます。
例えば、投資信託を毎月1000円からでも積み立ててみることで、資産運用のプロセスに慣れることができます。この段階の目標は、月1万円の不労所得です。
利回り4%で運用する場合、年間12万円(税引き前で約15万円)の収益を得るには、約375万円の資産が必要です。
このステップで大事なのは、金額を稼ぐことよりも、「給与以外の収入を得る」という成功体験を積み、投資を継続する習慣を身につけることです。

Step3:入金力を高めて積立額を増やす(月3万〜5万円を目指す)
少額投資に慣れてきたら、次は資産形成のスピードを上げる段階です。そのためには「入金力」、つまり投資に回せる金額を増やすことが不可欠になります。
本業での昇進や昇給を目指す、あるいはスキルを活かして副業を始めるなどして、世帯収入を増やしましょう。増やした収入を生活費に充てるのではなく、積立投資の金額に上乗せすることで、資産を効率的に増やす効果が期待できます。
この段階では、不労所得の目標を月3万〜5万円に設定します。月5万円(年間60万円)を利回り4%で達成するには、約1500万円の資産が必要です。
入金力を高める努力が、目標達成までの期間を左右します。
Step4:高配当株・不動産など収益性資産にシフト(月10万円達成)
投資信託の積立によってある程度の資産(例えば1000万円以上)が築けたら、最終ステップとして、よりキャッシュフローを生み出しやすい資産へのシフトを検討します。
具体的には、高配当株や不動産投資(REITや不動産クラウドファンディングを含む)などが選択肢となります。
インデックス投資で資産全体の成長を目指しつつ、資産の一部を高配当株に振り分けて毎月の配当収入を増やしたり、不動産クラウドファンディングで数万円単位の分配金を得たりと、複数の収入源を組み合わせるのが理想的です。
例えば、「投資信託の取り崩しで月5万円+高配当株の配当金で月5万円」といったポートフォリオを組むことで、1つの収入源に依存するリスクを避けながら、安定的に月10万円の不労所得を達成することが可能になります。
達成までの期間シミュレーション
では、実際にこのロードマップを進めた場合、月10万円の不労所得(元手3000万円が目安)を達成するまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか。
ここでは、毎月の積立額と想定利回り別にシミュレーションしてみます。
【元手3000万円を達成するまでの期間】
(参考:つみたてシミュレーター|金融庁)
※上記の試算は概算値です。運用に関するリスク、手数料、税金、為替等は考慮しておらず、実際値とは異なる場合があります。また、将来の結果を予測し、保証するものではありません
この表からわかるように、入金力(毎月の積立額)と運用利回りが高いほど、達成までの期間は短縮されます。
例えば、毎月10万円を年利5%で運用できれば、約16.5年で目標に到達できる計算です。これは決して短い期間ではありませんが、長期的な視点でコツコツと継続することの重要性を示しています。
月10万円の不労所得を得るための投資戦略

月10万円の不労所得を効率よく、かつリスクを適切に抑えながら目指すためには、具体的な投資戦略が不可欠です。
ここでは、税金の負担を軽減する制度の活用法や、主要な投資対象である高配当株や不動産で失敗しないための要点、そしてリスク管理の基本となる分散投資について解説します。
NISAを最大限活用する
2024年から始まったNISA(少額投資非課税制度)は、不労所得を目指す上で強力な武器となります。通常、株式の配当金や投資信託の分配金、売却益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座内で得た利益は非課税になります。
NISAには、年間120万円までの「つみたて投資枠」と、年間240万円までの「成長投資枠」があり、生涯にわたって最大1800万円まで非課税で投資できます。
例えば、利回り4%の金融商品を課税口座で運用すると実質利回りは約3.2%に低下しますが、NISA口座なら4%のままです。
この差は長期になるほど拡大するため、不労所得の構築を目指すなら、まずはNISAの非課税枠を最大限活用することが基本的な戦略といえるでしょう。

高配当株の選び方と注意点
配当金による不労所得を目指す場合、ただ利回りが高いというだけで銘柄を選ぶのは危険です。安定した配当金生活を送るためには、企業の質を見極める必要があります。
高配当株を選ぶ際のポイント
- 財務の健全性: 自己資本比率が高く、借金が少ない企業は不況時でも配当を維持しやすい傾向があります。
- 安定した収益基盤: 景気に左右されにくい事業(例:通信、食品、医薬品など)を展開している企業は、業績が安定しやすいです。
- 配当の継続性: 過去に減配を繰り返していないか、長期にわたって配当を維持または増やしているか(連続増配)を確認しましょう。
また、1つの銘柄に集中投資すると、企業の業績が悪化した際に影響を受けます。
複数の業種にまたがる10〜20銘柄程度に分散投資することで、減配リスクを抑えることができます。

不動産投資で失敗しないポイント
不動産投資は安定した家賃収入が魅力ですが、成功の鍵は「物件選び」に集約されるといっても過言ではありません。空室リスクをいかに低く抑えるかです。
不動産投資で失敗しないためのポイント
立地を最優先する
最寄り駅からの距離、周辺の商業施設の充実度、大学や大企業の有無など、将来にわたって賃貸需要が見込めるエリアの物件を選びましょう。人口が減少している地方よりも、都心部や主要都市の駅近物件が堅実です。
物件の価値を維持・向上させる
入居者のターゲットに合わせて設備を充実させたり、定期的なメンテナンスやリノベーションを行ったりすることで、物件の競争力を保ち、家賃の下落を防ぎます。
信頼できる管理会社を選ぶ
物件の管理を委託する場合、客付け能力が高く、入居者トラブルに迅速に対応してくれるパートナーを選ぶことが、安定経営につながります。

分散投資でリスクを抑える
「卵は1つのカゴに盛るな」という投資の格言があるように、1つの投資先に全資産を集中させるのは危険です。特定の企業の倒産や、ある国の経済危機など、予期せぬ出来事で資産価値がゼロになる可能性も否定できません。
リスクを抑え、安定的に不労所得を得るためには、複数の異なる資産に資金を分けて投資する「分散投資」が基本戦略となります。
- 資産の分散: 株式、不動産、債券など、値動きの異なる複数の資産クラスに投資する。
- 地域の分散: 日本国内だけでなく、米国や欧州、新興国など、複数の国や地域に投資する。
- 銘柄の分散: 株式投資であれば、特定の業種に偏らず、複数の銘柄に投資する。
複数の収入源を組み合わせることで、1つの投資先が不調に陥っても、他の収入源がそれを補い、全体の資産価値の下落を抑える効果が期待できます。

月10万円の不労所得にかかる税金と確定申告

不労所得を得た場合、収入に対して税金がかかります。税金の知識は、手元に残る金額を正確に把握し、適切に納税するために不可欠です。
ここでは、不労所得の種類ごとにかかる税金や、確定申告が必要になるケース、そして活用できる節税制度について解説します。
配当金・利子にかかる税金
株式の配当金や投資信託の分配金、預金の利子といった金融所得には、原則として所得税と住民税がかかります。税率は合計で20.315%です。
内訳
- 所得税: 15%
- 復興特別所得税: 0.315%
- 住民税: 5%
証券会社の「特定口座(源泉徴収あり)」を選択している場合、利益が出るたびに証券会社が自動的に税金を計算し、納税まで代行してくれます。
そのため、原則として自分で確定申告をする必要はありません。
ただし、複数の口座で損益通算したい場合などは、確定申告をすることで払いすぎた税金が戻ってくる可能性があります。
(参考:株式・配当・利子と税 | 国税庁)
不動産所得にかかる税金
不動産投資で得られる家賃収入は「不動産所得」として扱われます。不動産所得は、年間の総家賃収入から、管理費、修繕費、固定資産税、減価償却費などの必要経費を差し引いて計算します。
この不動産所得は、給与所得などの他の所得と合算され、合計所得に対して所得税と住民税が課されます(総合課税)。
所得税の税率は所得額に応じて5%から45%までの累進課税となっており、所得が高い人ほど税率も高くなります。
不動産所得の計算や経費の計上は複雑なため、税理士などの専門家に相談することも有効な選択肢です。
確定申告が必要なケース
会社員(給与所得者)の場合、給与以外の所得の合計が年間で20万円を超えると、原則として自分で確定申告を行う必要があります。
例えば、年間の配当金が15万円、ブログの広告収入が10万円だった場合、合計所得は25万円となり、20万円を超えるため確定申告が必要です。
不動産所得がある場合は、所得が20万円以下であっても、住民税の申告は別途必要になるため注意が必要です。
また、医療費控除やふるさと納税のワンストップ特例を利用しない場合など、他の理由で確定申告を行う際は、20万円以下の不労所得もあわせて申告しなければなりません。
申告漏れは延滞税などの追徴課税が課される可能性があるため、ルールを正しく理解しておきましょう。
(参考:確定申告が必要な方 | 国税庁)
節税対策(NISA・iDeCo)
不労所得にかかる税金の負担を軽減するためには、国の制度を賢く活用することが欠かせません。代表的な制度が「NISA」と「iDeCo」です。
NISA(少額投資非課税制度)
NISA口座内で得た投資の利益(配当金、分配金、売却益)が非課税になる制度です。年間最大360万円、生涯で1800万円までの投資が対象となり、不労所得を効率的に増やす上で基本的な節税策です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
私的年金制度であり、掛金が全額所得控除の対象となります。これにより、掛金を拠出した年の所得税と翌年の住民税を軽減できます。ただし、原則60歳まで資金を引き出せないため、老後資金づくりに特化した制度といえます。
これらの制度を最大限活用することで、税金の負担を抑えながら資産形成のスピードを加速させることが可能です。
月10万円の不労所得を目指す人が陥りやすい失敗と対策

不労所得を目指す道のりには、いくつかの落とし穴が存在します。多くの人が同じような失敗を経験していますが、事前に失敗のパターンを知っておくことで、リスクを回避しやすくなります。
ここでは、初心者が陥りがちな4つの失敗例と対策について解説します。
高利回り商品に飛びつく
「利回り20%」「月利5%保証」といった、平均からかけ離れた高い利回りをうたう投資話は、詐欺である可能性が高いです。
SNSなどで勧誘される未公開株や海外の不動産プロジェクトなど、実態が不透明な案件には注意が必要です。
短期で結果を求めすぎる
不労所得の構築は、農作物を育てるのに似ています。種をまいてから収穫できるまでには、一定の時間が必要です。投資を始めてすぐに資産が倍増したり、毎月10万円が振り込まれたりすることはありません。
短期的な市場の変動に一喜一憂し、少し損失が出ただけで慌てて売却してしまう「狼狽売り」は、資産を減らす典型的な失敗パターンです。
生活防衛資金を確保せずに投資する
投資は、あくまで失っても生活に影響のない「余剰資金」で行うのが大原則です。病気や失業など、万一の事態に備えるための生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)を確保せずに投資を始めてしまうと、危険です。
市場が下落した際に、生活費のために損失を確定させて売却せざるを得なくなったり、精神的なプレッシャーから冷静な判断ができなくなったりします。
分散投資をせず1つの銘柄・資産に集中する
「この会社の株は必ず上がる」「この不動産は間違いない」といった思い込みから、1つの銘柄や資産に全資金を投じてしまうのは、典型的な失敗例です。投資先が不調に陥った場合、資産全体がダメージを受けてしまいます。
月10万円達成後のステップ:経済的自由への道

月10万円の不労所得を達成することは、経済的な安定に向けた一歩です。しかし、それはゴールではなく、さらなる経済的自由を目指すための新たなスタートラインでもあります。
ここでは、達成後の次のステップについて考えてみましょう。
月10万円から月20万・30万円へ
月10万円の不労所得を達成した後は、収益を生活費に充てるだけでなく、再投資に回すことで資産拡大のスピードを加速させることができます。これが「複利効果」です。
例えば、年間120万円の不労所得をすべて再投資に回し、年利5%で運用を続ければ、資産は雪だるま式に増えていきます。
これにより、次の目標である月20万円(年間240万円)、月30万円(年間360万円)の達成までの期間を短縮することが可能になります。
不労所得が増えるほど、再投資できる金額も増加し、複利の効果はさらに強力になります。
この好循環を生み出すことが、経済的自由への道を切り拓く鍵となります。
完全なFIREを目指す場合の必要資産
FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的に自立し、早期リタイアを実現するというライフスタイルです。FIREを達成するために必要な資産額の目安として、よく用いられるのが「4%ルール」です。
これは、「年間の生活費を、投資元本の4%以内で賄うことができれば、資産を大きく減らすことなく生活できる可能性が高まる」とされる考え方です。
このルールから逆算すると、FIREに必要な資産額は「年間の生活費 × 25倍」となります。
- 年間生活費300万円の場合: 300万円 × 25 = 7500万円
- 年間生活費400万円の場合: 400万円 × 25 = 1億円
月10万円の不労所得は、目標に向けたマイルストーンです。
自身の理想のライフスタイルに必要な生活費を算出し、最終的なゴールを設定することで、日々の資産形成のモチベーションも高まるでしょう。
不労所得を増やし続けるマインドセット
月10万円の不労所得を達成し、さらにそれを増やし続けるためには、技術的な戦略だけでなく、適切なマインドセットを持つことが欠かせません。
- 継続的な学習: 金融市場や税制は常に変化します。新しい知識を学び続け、自身の投資戦略をアップデートしていく姿勢が不可欠です。
- リスクとの共存: 投資にリスクはつきものです。市場の下落局面でも冷静さを保ち、長期的な視点を失わない精神的な強さが求められます。
- 規律ある行動: あらかじめ決めた投資ルール(積立額やポートフォリオの比率など)を守り、感情的な判断で行動しない規律が、長期的な成功につながります。
不労所得の構築は、一度仕組みを作れば終わりではありません。継続的なメンテナンスと改善を通じて、より強固で安定した資産基盤を築いていく長期的な旅なのです。
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不労所得に関するよくある質問

ここでは、不労所得に関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
Q. 元手ゼロから月10万円は可能?
A. 可能です。ただし、投資ではなく、ブログやYouTube運営といった「コンテンツ作成」が主な手段となります。
初期費用はほぼかかりませんが、収益化できる仕組みを構築するまでに、多くの時間と労力(スキル習得や継続的な作業)という先行投資が必要です。
短期間での達成は難しく、長期的な取り組みが前提となります。
Q. 簡単な不労所得の方法は?
A. 「手間がかからない」という意味で簡単なのは、投資信託(インデックスファンド)の積立投資です。
専門家が運用するため銘柄選びの必要がなく、一度設定すれば自動で買い付けが行われます。
ただし、月10万円のようなまとまった収入を得るには、相応の元手と長い時間が必要になります。
Q. 不労所得で月10万円稼ぐと会社にバレる?
A. 確定申告の際に、住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に選択すれば、会社に通知が行くのを防げるため、バレにくくなります。
ただし、会社の就業規則で副業が禁止されている場合、規則違反となるリスクは残ります。
投資は資産運用と見なされることが多いですが、事前に就業規則を確認しておくことが欠かせません。
まとめ

不労所得で月10万円を得ることは、決して夢物語ではなく、正しい知識と計画的な行動によって達成可能な現実的な目標です。
本記事で解説したように、目標達成に必要な元手は運用利回りによって変わります。年利4%なら約3750万円、年利5%なら約3000万円が1つの目安です。
高配当株投資、不動産投資、投資信託の活用など、自身の資金状況やリスク許容度に合った方法を選びましょう。
重要なのは、短期的な成果を求めず、長期的な視点でコツコツと資産を育てていくことです。
まずは生活防衛資金を確保し、少額から始めて成功体験を積むことが、継続の鍵となります。
NISAなどの非課税制度を最大限に活用し、分散投資を心がけることで、リスクを抑えながら効率的に資産を増やしていきましょう。
月10万円の不労所得への道は、まず自分自身の資産状況や投資スタイルを把握することから始まります。
何から手をつければよいか迷っている方は、一度診断ツールで自身の状況を確認してみてはいかがでしょうか。
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