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40代で資産5000万円は上位何%?準富裕層が知るべき次の選択肢と運用戦略とは

40代で資産5000万円は上位何%?準富裕層が知るべき次の選択肢と運用戦略とは

貯蓄2026/05/08

    »40代のベストな資産運用は?簡単診断はこちら 

    40代で資産5000万円を達成したものの、次の目標が見えない」「この資産をどう守り、増やせばよいか分からない」といったお悩みはありませんか?

    本記事では、40代で資産5000万円を持つ人の割合や、FIREなどの選択肢、具体的な運用戦略まで解説します。

    この記事を読んでわかること
    • 40代で資産5000万円を持つ「準富裕層」の割合と実態
    • 資産5000万円で可能になるセミリタイアやFIREといった選択肢
    • 資産を守りながら増やすための具体的な運用戦略と注意点


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    40代で資産5000万円を持つ人の実態

    40代で資産5000万円を保有している場合、それは日本の同世代の中でどの程度の位置づけになるのでしょうか。統計データから、実態を明らかにします。

    上位数%の「準富裕層」に位置する

    純金融資産が5000万円以上1億円未満の世帯は「準富裕層」と定義されています。野村総合研究所の調査によると、準富裕層は日本全体の約7.3%を占めます。

    ポイントの解説

    年代別に見ると、40代でこの水準に達している世帯はさらに少数派です。複数の調査データを組み合わせると、40代で純金融資産5000万円以上を保有する世帯は、40代全体の数%程度と推計されます。

    これは、同世代の中で経済的に上位に位置することを示しており、資産形成が順調に進んできた証といえるでしょう。

    (参考:日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計 | 野村総合研究所

    資産5000万円を築いた人の共通点

    40代で資産5000万円を達成した人には、いくつかの共通する特徴が見られます。高収入の専門職や、夫婦ともに高所得である共働き世帯が多いのは事実ですが、それだけではありません。

    生活習慣や価値観にも特徴があります。

    • 健康への投資を惜しまない:健康を重要な資産と捉え、定期的な健康診断や質のよい食事、運動などにコストをかける傾向があります。
    • 経験や学びを重視する:高級品などの「モノ」の所有よりも、自己成長につながる旅行や学習といった「コト(体験)」への投資を優先します。
    • 資産については語らない:周囲に資産額を明かさず、堅実な生活を続けることで、不要なトラブルを避ける傾向があります。

    また、近年では株式相場の上昇などを背景に、特別な高収入でなくとも、NISAなどを活用した長期的な資産運用によって「いつの間にか準富裕層になっていた」という会社員も増えています。

    平均的な40代との資産額の差

    資産5000万円という金額が、いかに大きいものかを理解するために、平均的な40代の資産額と比較してみましょう。

    金融広報中央委員会の調査によると、40代の金融資産保有額は、平均値が1339万円中央値は361万円となっています。平均値は一部の富裕層によって引き上げられるため、より実態に近いのは中央値とされています。

    中央値である361万円と比較すると、資産5000万円は約14倍の規模になります。このデータからも、40代で5000万円の資産を築いている状態は少数派であることがわかります。

    (参考:家計の金融行動に関する世論調査 2025年 | 金融広報中央委員会

    資産5000万円で見えてくる人生の選択肢

    資産5000万円という経済的基盤は、これからの人生における働き方や生き方の選択肢を広げます。

    ここでは、具体的な選択肢として注目される「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」のさまざまな形について解説します。

    セミリタイア:月10万円の不労所得で働き方を変える

    セミリタイアとは、完全に仕事から引退するのではなく、資産からの不労所得と労働収入を組み合わせて生活するスタイルです。

    資産5000万円があれば、セミリタイアは現実的な選択肢となります。

    ポイントの解説

    例えば、資産を年利2.4%で運用できれば、年間120万円、つまり月10万円の不労所得が生まれます。この収入があれば、労働時間を減らしたり、収入は低くてもやりがいのある仕事に転職したりと、働き方の自由度が一気に高まります。

    生活費のすべてを不労所得で賄う必要がないため、フルリタイアよりも達成のハードルが低く、40代からでも実現しやすいライフスタイルといえるでしょう。

    コーストFIRE:追加投資なしで老後資金を確保

    コーストFIREは、「現時点の資産が、追加投資をしなくても複利効果だけで老後(65歳など)に必要な金額まで増える状態」を指します。

    この状態に達すれば、以降は老後のための貯蓄や投資を気にする必要がなくなり、日々の生活費さえ稼げばよくなります。

    例えば、45歳で資産5000万円を持ち、65歳までに1億円を目標とする場合を考えてみましょう。

    20年間で資産を倍にするには、年利約3.6%で運用すれば達成を目指すことが可能です。これは、インデックス投資などで期待されるリターンの範囲内であり、現実的な目標の1つと考えられます。

    ただし、将来の運用成果を保証するものではありません。

    コーストFIREを達成すると、老後資金の心配から解放されるため、より精神的な余裕を持って仕事や生活を楽しむことができます。

    (参考:資産運用シミュレーション「みらい電卓」~運用編~|ソリューション・サービス|野村證券)

    フルFIREを目指すか、ペースを落とすか

    フルFIRE(完全な早期リタイア)を目指す場合、一般的に「4%ルール」が1つの目安とされます。これは、年間支出の25倍の資産を築けば、資産の4%を毎年取り崩しても元本が尽きにくいという考え方です。

    資産5000万円の場合、4%ルールを適用すると年間の生活費は200万円となります。この金額で生活できるのであれば、フルFIREも視野に入ります。

    しかし、総務省の家計調査によると、2人以上世帯の平均的な消費支出は年間約432万円であり、多くの人にとって200万円での生活は現実的ではないかもしれません。

    そのため、40代で資産5000万円に到達した時点では、フルFIREを急ぐのではなく、働き方のペースを落としながら資産運用を継続し、より豊かなリタイア生活を目指すという選択肢が現実的といえるでしょう。

    (参考:家計調査 家計収支編  2025年 |  総務省統計局


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    40代・資産5000万円の運用戦略

    資産5000万円という節目に到達した40代にとって、これからの資産運用は「増やす」ことと「守る」ことの両立がテーマになります。

    ここでは、そのための基本的な戦略を3つのステップで解説します。

    運用の目的と期間を明確にする

    資産運用を始める前に、まず「何のために、いつまでに、いくら必要なのか」という目的と期間を具体的に設定することが不可欠です。

    ポイントの解説

    漠然と「お金持ちになりたい」と考えるのではなく、「55歳までにセミリタイア資金として7000万円を目指す」「65歳までに老後資金を1億円にする」といった数値と期限を明確にしましょう。

    目的が明確になることで、どの程度のリスクを取るべきか、どのような金融商品を選ぶべきかといった具体的な運用方針が見えてきます。

    ゴールから逆算して計画を立てることが、着実な資産形成への第一歩です。

    守りと攻めのバランス:分散投資の基本

    資産が5000万円に達すると、「これ以上減らしたくない」という守りの意識が強くなる一方で、インフレで資産価値が目減りするリスクにも備えなければなりません。

    そこで重要になるのが、「守り」と「攻め」の資産を組み合わせた分散投資です。

    具体的には、以下のような考え方で資産を配分します。

    • 攻めの資産(コア資産):全世界株式やS&P500などのインデックスファンドを中心に、長期的な成長を目指す。
    • 守りの資産(サテライト資産):債券や高配当株、REIT(不動産投資信託)などを組み合わせ、安定的な収益(インカムゲイン)やインフレ対策を狙う。

    異なる値動きをする資産を組み合わせることで、市場の変動による影響を和らげ、リターンの安定化を図る効果が期待できます。

    年代別ポートフォリオの考え方

    資産配分(ポートフォリオ)は、年齢やリスク許容度によって見直していく必要があります。一般的に、年齢が若いほどリスクを取りやすく、リタイアが近づくにつれて安定性を重視するのが基本です。

    40代はまだ運用期間を20年以上確保できるため、比較的リスクを取って資産成長を狙う時期といえます。例えば、以下のようなポートフォリオが考えられます。

    • 株式(先進国・全世界):60〜70%
    • 債券(先進国):20〜30%
    • その他(REIT、ゴールドなど):10%

    これが50代、60代と年齢を重ねるにつれて、株式の比率を下げ、債券などの安定資産の比率を高めていくのが一般的な戦略です。

    自身の目標やリスクに対する考え方を基に、最適なバランスを見つけることが肝となります。

    5000万円を活かす具体的な運用方法

    資産5000万円を効果的に運用するためには、具体的な金融商品や制度の活用が鍵となります。

    ここでは、税制優遇のメリットを最大限に活かしながら、資産の成長と安定収入を目指すための3つの方法を紹介します。

    NISAで非課税枠を最大活用

    2024年から始まったNISAは、資産5000万円を持つ40代にとって、活用を検討したい制度の1つです。年間最大360万円、生涯で1800万円までの投資で得た利益が非課税になります。

    夫婦2人であれば、合計で年間720万円生涯3600万円の非課税投資枠を利用できます。5000万円の資産のうち、まずはこの非課税枠を優先的に埋めていくのが基本戦略です。

    「つみたて投資枠」では長期的な資産形成に適したインデックスファンドを、「成長投資枠」では個別株やアクティブファンドなど、より積極的なリターンを狙う商品を選ぶことができます。

    効率的に資産を増やすことが期待できるため、活⽤を検討したい制度といえるでしょう。

    高配当株・REITで安定収入を確保

    資産の一部を高配当株REIT(不動産投資信託)に振り分けることで、インカムゲイン(配当金や分配金)の獲得を目指す戦略も考えられます。これはセミリタイアを目指す上で重要な収入源となります。

    例えば、資産5000万円のうち1000万円を高配当株ポートフォリオで運用し、税引き後の配当利回りが3%だった場合、年間30万円の不労所得が生まれます。

    REITは、複数の不動産に分散投資する商品で、比較的安定した分配金が期待できます。株式とは異なる値動きをする傾向があるため、ポートフォリオの分散効果を高める上でも役立ちます。

    iDeCoで老後資金と節税を両立

    iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金準備に特化した制度で、掛金の所得控除など税制上のメリットがあります。掛金が全額所得控除の対象となるため、所得税・住民税の軽減が期待できます。

    例えば、年収1000万円40歳の会社員が掛金上限である月2万3000円(年27万6000円)を拠出した場合、年間約8万4000円の節税になります。

    また、運用中に得た利益も非課税となり、受け取る際にも退職所得控除公的年金等控除といった税制優遇が受けられます。

    原則60歳まで引き出せないという制約はありますが、老後資金を確保したい40代にとって、NISAと並行して活用すべき重要な制度です。

    (参考:かんたん節税シミュレーション | SBI証券)

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    資産5000万円で注意すべきリスクと対策

    資産5000万円という大台を達成すると、これまでの「増やす」フェーズから、「守りながら増やす」という新たなステージに入ります。

    ここでは、準富裕層が直面しやすい3つのリスクと、対策について解説します。

    インフレで資産価値が目減りするリスク

    資産運用をしない最大のリスクは、インフレによってお金の価値が実質的に下がってしまうことです。

    日本銀行は物価上昇率2%を目標としており、仮に毎年2%のインフレが続くと、現在5000万円の価値は10年後には約4102万円20年後には約3365万円まで目減りしてしまいます。

    このリスクから資産を守るため、現金のまま保有するのではなく、インフレ率を上回るリターンを目指して株式や不動産などで運用することも有効な選択肢の1つです。

    資産運用は、資産を増やすためだけでなく、インフレから価値を守るための「守り」の手段でもあるのです。

    (参考:インフレ計算機 | ALBINO

    過度なリスクを取って元本を減らす

    資産が増えると、「もっと早く増やしたい」という欲から、FXや仮想通貨、個別株の集中投資など、ハイリスクな投資に手を出してしまうことがあります。しかし、リターンが期待できる投資は、同時に損失を被る可能性も秘めています。

    40代で築いた5000万円は、これからの人生の基盤となる大切な資産です。一度に損失を出すと、取り戻すのは容易ではありません。

    対策としては、資産全体のリスク許容度を常に意識し、ハイリスクな投資は資産の一部(例えば5〜10%以内)に留めることが必須です。

    コアとなる部分は、インデックスファンドなどで安定的に運用し、土台を固めることを忘れないようにしましょう。

    税金・相続対策を怠るリスク

    資産5000万円は、相続税が現実的な問題となる水準です。現在の相続税の基礎控除額は「3000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」で計算されます。

    例えば、法定相続人が配偶者と子ども1人の場合、基礎控除額は4200万円となり、5000万円の資産があれば800万円が課税対象となります。

    また、資産運用で得た利益には約20%の税金がかかります。これらの税負担を考慮せずに資産計画を立てると、将来手元に残る金額が想定より少なくなってしまう可能性があります。

    対策として、生前贈与の活用や生命保険の非課税枠の利用、不動産投資による相続税評価額の圧縮など、早めに専門家へ相談し、計画的な税金・相続対策を始めることが欠かせません。

    40代・資産5000万円からの人生設計

    資産5000万円という節目は、単にお金の心配が減るだけでなく、これからの人生をどう生きるか、人生設計をあらためて見直す絶好の機会です。

    お金と時間の使い方、そして家族との未来について、新たな視点で考えてみましょう。

    お金と時間のバランスを見直す

    資産5000万円を達成したことで、多くの人は「お金のために働く」という制約から少し解放されます。これからは、「自分の時間や心の豊かさのために、どうお金を使うか」という視点が重要になります。

    例えば、これまで収入を優先して選んできた仕事から、やりがいや社会貢献を重視する仕事へシフトすることも可能です。また、趣味や自己投資に時間とお金を使い、人生の満足度を高めることも選択肢に入ります。

    経済的な安定を基盤に、お金と時間の最適なバランスを再設計することで、より充実した人生を送ることができるでしょう。

    家族のライフイベントから逆算する

    40代は、子どもの教育費や親の介護など、家族に関する支出が現実味を帯びてくる時期です。資産5000万円をどう活用するかは、これらのライフイベントから逆算して計画する必要があります。

    • 子どもの教育プラン:大学進学まで見据え、いつまでにいくら必要か。私立か公立かによっても変わります。
    • 住宅プラン:住宅ローンの繰り上げ返済、リフォーム、あるいは住み替えの計画はあるか。
    • 親の介護:将来的に介護費用を援助する可能性はあるか。

    これらの支出をリストアップし、必要な資金を確保した上で、残りの資産を自己実現や早期リタイアのためにどう配分するかを考えることが、家族全員にとって安心な人生設計につながります。

    資産を増やし続けるか、使い始めるか

    資産5000万円に到達した後の選択肢は、「さらに資産を増やし続ける(アキュムレーション)」か、「資産を計画的に使い始める(ディストリビューション)」かです。

    重要なのは、「65歳になったら全額現金で用意する」必要はないという点です。老後資金は、運用を続けながら少しずつ取り崩していくのが基本です。

    ポイントの解説

    例えば、年率4%で運用しながら毎年200万円ずつ取り崩す場合、65歳時点で約3300万円あれば90歳まで資金が持つという試算もあります。

    この考え方を取り入れると、目標達成のハードルが下がり、より早い段階で働き方のペースを落とすなど、柔軟な人生設計が可能になります。

    現在の生活と将来の安心のバランスを取りながら、自分に合ったプランを立てましょう。

    上記は特定の前提に基づく試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の運用では資産が減少する可能性もあります。

    (参考:取り崩しシミュレーション | 三菱UFJ アセットマネジメント

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    資産5000万円に関するよくある質問

    ここでは、40代で資産5000万円を持つことに関して、多くの人が抱く疑問について簡潔にお答えします。

    Q. 40代で5000万円は上位何%?

    40代で純金融資産5000万円以上を持つ世帯は、全体の数%と推計されます。

    これは野村総合研究所の資産階層データや金融広報中央委員会の調査を基にした数字で、「準富裕層」に分類される少数派です。

    Q. 5000万円でセミリタイアできる?

    セミリタイアは選択肢の1つと考えられます。

    例えば、年利3〜4%で運用できた場合、計算上は年間150万〜200万円の運用収益が見込めますが、これは将来の成果を保証するものではありません。

    現在の仕事を続けながら労働時間を減らしたり、好きな仕事に挑戦したりと、働き方の選択肢が広がります。

    Q. 5000万円をどう運用すればよい?

    まずは目的(老後資金、セミリタイアなど)を明確にしましょう。

    その上で、NISAやiDeCoといった非課税制度を最大限活用し、株式や投資信託、債券などを組み合わせた分散投資が基本です。専門家への相談も有効です。

    まとめ

    40代で資産5000万円を達成することは、同世代の上位数%に入る「準富裕層」の仲間入りを意味し、セミリタイアなど人生の選択肢を広げるものです。

    しかし、資産価値をインフレや税金から守り、さらに増やしていくためには、目的を明確にした上での計画的な資産運用が重要と考えられます。

    守りと攻めのバランスを取り、NISAなどの制度を活用しながら、自身のライフプランに合った戦略を立てていきましょう。

    資産5000万円はゴールではなく、より豊かな人生を送るための新たなスタートラインです。本記事を参考に、次の一歩を踏み出してみてください。

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    執筆・監修
    高橋 明香
    • 高橋 明香
    • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

    みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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