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年収1000万円の生活レベルは?手取り額と世帯別のリアルな暮らし

年収1000万円の生活レベルは?手取り額と世帯別のリアルな暮らし

お金2026/02/27

    »あなたの将来の不足額がわかる「3分投資診断」

    年収1000万円」は多くの人が憧れる収入ですが、税金が高く意外と手取りが少ない、生活が苦しいという声も聞かれます。

    本記事では、年収1000万円のリアルな手取り額や世帯別の生活レベルを徹底解説します。豊かな暮らしを実現するための家計管理術や資産運用についても、専門家が分かりやすく紹介します。

    この記事を読んでわかること
    • 年収1000万円の手取り額は独身で約720万円、扶養家族がいると約730万円からが目安
    • 年収1000万円以上の人は給与所得者全体の上位約6.2%にあたる
    • 生活レベルは世帯構成で大きく異なり、教育費や住宅ローンで家計が圧迫されることもある




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    年収1000万円の手取り額はいくら?税金の内訳

    年収1000万円の場合、実際に手元に残る手取り額の目安は約700万円~780万円です。

    年収(額面収入)から所得税や住民税、健康保険や厚生年金などの社会保険料が差し引かれるため、実際に自由に使える金額は額面の7割から8割程度になります。

    差し引かれる税金や社会保険料の金額は、扶養家族の有無や加入している健康保険組合などによって個人差があるため、手取り額には幅が生まれます。

    日本の所得税は、収入が多くなるほど税率が高くなる「累進課税制度」が採用されており、年収1000万円の層は税負担の大きさを感じやすいといえるでしょう。

    独身と既婚で手取りはどう変わる?

    年収1000万円の手取り額は、独身か既婚(扶養家族がいる)かによって変わります。これは、配偶者控除や扶養控除といった所得控除の適用の有無が影響するためです。

    独身の場合、手取り額の目安は約720万円前後です。適用される所得控除が基礎控除や社会保険料控除などに限定されるため、税金の負担が相対的に重くなります。

    一方、年収100万円以下の配偶者や16歳以上の子どもなど、扶養家族がいる場合は手取り額が少し増え、約730万円~780万円が目安となります。

    配偶者控除や扶養控除が適用されることで課税対象となる所得が減り、結果として所得税や住民税が軽減されるためです。

    ただし、手取り額が多少増えても、家族の生活費や子どもの教育費などの支出が増えるため、必ずしも生活に余裕が出るとは限りません。

    年収1000万円は上位何%?

    国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える給与所得者の割合は全体の6.2%です。これは、およそ16人に1人という計算になります。

    同調査での日本の平均年収は478万円であり、年収1000万円はこの2倍以上の水準です。

    このデータからも、年収1000万円を稼ぐことは決して簡単ではなく、ごく一部の上位層であることが分かります。

    また、世帯単位で見た場合、共働きなどにより世帯年収が1000万円を超えている割合は12.3%(厚生労働省「2024年 国民生活基礎調査」)と少し高くなりますが、それでも約8世帯に1世帯と、依然として少数派です。

    世帯構成別の生活レベル|単身・夫婦・子育て世帯

    年収1000万円の生活レベルは、一人暮らしなのか、夫婦2人なのか、あるいは子どもがいるのかといった世帯構成によって異なります。

    ここでは、それぞれのケースでどのような生活が送れるのか、具体的なシミュレーションを見ていきましょう。

    単身者:余裕ある生活と自己投資

    年収1000万円の単身者の場合、生活にはかなり余裕が生まれます。

    月の手取り額を約60万円と仮定すると、家賃や食費などの基本的な生活費を差し引いても、毎月10万円以上の貯蓄や投資が可能です。

    家賃の目安は収入の3分の1程度とされるため、17万円~19万円前後の物件に住むことができます。都心でも比較的条件のよいマンションを選ぶことができるでしょう。

    趣味や娯楽、スキルアップのための自己投資にも十分にお金を回すことができ、充実した生活を送りやすいのが特徴です。

    将来に向けた資産形成を計画的に進めながら、現在の生活も楽しむことができるレベルといえます。

    夫婦(子なし):ゆとりある共働き生活

    子どもがいない夫婦2人世帯の場合、共働きであれば、かなりゆとりのある生活が期待できます。

    世帯年収が1000万円であれば、月の手取りは約60万円以上になることが多く、生活費を差し引いても毎月10万円以上の貯蓄が可能です。

    家賃は20万円程度の物件も選択肢に入り、都内でも2LDKなどの広い間取りに住むことができます。

    夫婦それぞれの趣味や旅行、外食などにもお金を使いやすく、生活の満足度は高いでしょう。

    将来の子育てや住宅購入に向けて、計画的に貯蓄や資産運用を進めるのに最適な時期といえます。

    お互いのキャリアプランを尊重しながら、ライフイベントに備えた資金計画を立てやすいのがこの世帯の特徴です。

    子育て世帯:教育費次第で変わる家計

    子育て世帯の場合、年収1000万円でも生活レベルは教育費のかけ方によって左右されます

    子どもが公立の学校に通うか、私立の学校に通うかで年間支出は異なります。文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、年収1000万円台の世帯では、子ども1人あたりの年間教育費は以下のようになっています。


    公立

    公立

    私立

    私立

    小学校

    公立

    47万9000円

    私立

    161万6000円

    中学校

    公立

    68万2000円

    私立

    155万5000円

    私立の学校に通わせる場合、公立の3倍以上の費用がかかることが分かります。子どもが2人、3人と増えれば、この負担はさらに重くなります。

    また、高校進学以降の費用負担についてもおさえておく必要があります。これまで、年収が約910万円を超えると国の「高等学校等就学支援金制度」の対象外となり、公的な支援が受けられないことが高年収世帯の家計を圧迫する大きな要因とされてきました。

    しかし、制度は現在大きな転換期を迎えています。令和7年度は移行措置として「高校生等臨時支援金」が新設され、基本額(年額11万8800円)の支援が受けられるようになりました。
    さらに、最新の報道(2026年2月の日経新聞等)にもある通り、令和8年度(2026年度)からは高校授業料の実質無償化について所得制限が完全に撤廃される見通しです。

    これにより、年収に関わらず全世帯が支援の対象となり、私立高校に通う場合の支給上限額も「年額45万7200円」まで引き上げられます。

    とはいえ、これで教育費の不安がすべて解消されるわけではありません。私立高校の授業料が支援上限額を超える場合の差額はもちろん、入学金や施設整備費、部活動費、さらには高額になりがちな塾・予備校代や将来の大学進学費用などは、支援の対象外であり引き続き自己負担となります。

    (参考:政府、高校無償化で所得制限撤廃 改正法案を閣議決定|47NEWS(よんななニュース))

    このため、制度の拡充により家計の負担は大きく軽減されるものの、年収1000万円の子育て世帯においては、引き続きライフプランを見据えた計画的な教育資金の準備が不可欠といえるでしょう。


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    年収1000万円でも生活が苦しくなる理由

    年収1000万円は高収入ですが、「生活が苦しい」と感じる世帯も少なくありません。この背景には、収入の増加に伴う特有の課題が存在します。

    ここでは、なぜ年収1000万円でも経済的な余裕を感じにくいのか、この主な理由を4つの観点から解説します。

    生活レベルを上げすぎている

    年収が上がると、それに合わせて生活水準も自然と上がりがちです。

    これは「ライフスタイルインフレーション」とも呼ばれ、収入の増加分がこのまま支出の増加に繋がってしまう現象を指します。

    具体的には、より広い家への引っ越し、高級車への乗り換え、外食の頻度増加、ブランド品の購入など、さまざまな場面で支出が膨らみます。

    一度上げてしまった生活レベルを下げることは心理的に難しく、収入が高いにもかかわらず貯蓄が思うように進まない原因となります。

    収入に見合った支出管理を意識しないと、高収入であっても家計が圧迫され、「生活が苦しい」という感覚に陥りやすくなります。

    教育費の負担が想定以上

    子育て世帯にとって、教育費は家計における大きなウェイトを占めます。

    年収1000万円の世帯では、子どもの将来を考えて私立の学校や塾、習い事などにお金をかける傾向が強く、支出が想定以上に膨らむケースが少なくありません。

    また、年収が約910万円を超えると「高等学校等就学支援金」のような公的補助の対象から外れることが多く、教育費を全額自己負担しなければならないことも、家計を圧迫する一因です。

    子どもの進路によっては、大学の学費や留学費用など、さらに大きな資金が必要になります。

    これらの教育費を計画的に準備できていないと、高収入であっても「教育貧乏」に陥る可能性があります。

    住宅ローンの返済負担

    年収1000万円の世帯は、金融機関からの信用力が高く、高額な住宅ローンを組むことが可能です。

    そのため、都心のタワーマンションや郊外の注文住宅など、資産価値の高い物件を購入する傾向があります。

    しかし、借入額が増えれば、当然毎月の返済額も高額になります。例えば、5000万円~7000万円のローンを組んだ場合、月々の返済は15万円を超えることも珍しくありません。

    この高額な返済が長期にわたって続くため、他の支出を圧迫し、家計の柔軟性を失わせる原因となります。

    子どもの教育費が増える時期や、予期せぬ収入減があった場合に、返済が大きな負担となり生活が苦しくなるリスクがあります。

    貯蓄ゼロ世帯も1割存在

    驚くべきことに、年収1000万円~1200万円の世帯でも、金融資産を全く保有していない「貯蓄ゼロ」の世帯が一定数存在します。

    金融広報中央委員会の調査によると、この収入層のうち、2人以上世帯で11.5%が貯蓄ゼロと回答しています。単身世帯に至っては、この割合は45.5%にも上ります。

    これは、前述した生活レベルの引き上げや、住宅・教育費などの大きな支出により、収入のほとんどを消費に回してしまい、貯蓄まで手が回らない状況を示唆しています。

    高収入という安心感から支出管理が甘くなりがちなのかもしれません。

    収入が高いからといって自動的にお金が貯まるわけではなく、意識的な家計管理と貯蓄の仕組み作りがなければ、いざという時に困窮するリスクがあることを示しています。

    年収1000万円で豊かに暮らすための家計管理術

    年収1000万円という収入を最大限に活かし、豊かな生活を送るためには、計画的な家計管理が不可欠です。

    収入が高いからと安心せず、支出をコントロールし、将来に向けた資産形成を着実に進めるための3つの具体的な方法を紹介します。

    固定費を見直す

    家計改善の第一歩として、効果が持続しやすいのが固定費の見直しです。固定費とは、毎月決まって発生する支出のことで、一度見直せば節約効果が長く続きます。

    見直すべき主な固定費は以下の通りです。

    • 住居費: 現在の家賃が収入に見合っているか確認しましょう。住宅ローンの場合は、より金利の低いプランへの借り換えを検討するのも1つの方法です。
    • 通信費: スマートフォンの料金プランを格安SIMに変更したり、不要なオプションを解約したりするだけで、月々の支出を数千円単位で削減できる可能性があります。
    • 保険料: 加入している生命保険や医療保険の保障内容が、現在のライフステージに合っているか定期的に見直しましょう。保障の重複や過剰な特約がないか確認することが欠かせません。
    • サブスクリプション: 利用頻度の低い動画配信サービスやアプリなどを解約するのも効果的です。

    先取り貯蓄で確実に資産を増やす

    「余ったら貯蓄する」という考え方では、なかなかお金は貯まりません。

    確実に資産を増やすためには、給料が振り込まれたらすぐに一定額を貯蓄・投資用の口座に移す「先取り貯蓄」が有効です。

    この仕組みを作ることで、貯蓄分は初めからなかったものとして生活する習慣が身につき、無駄遣いを自然と防ぐことができます。

    多くの金融機関では、毎月決まった日に指定した金額を自動で別口座に振り替える「自動積立定期預金」などのサービスを提供しています。

    このような仕組みを活用し、貯蓄を自動化・習慣化することが、着実な資産形成への近道です。

    ライフプランから逆算した支出管理

    漠然と節約や貯蓄をするのではなく、将来のライフプランを明確にし、そこから逆算して現在の支出を管理することが鍵となります。

    • いつまでに: 住宅を購入したいか、子どもを大学に進学させたいか、何歳でリタイアしたいか
    • いくら必要か: それぞれのライフイベントにどれくらいの資金が必要になるか

    これらの目標を具体的に数値化することで、毎月、あるいは毎年どれくらいの貯蓄・投資が必要かが見えてきます。

    目標が明確になれば、日々の支出に対する意識も変わり、無駄な出費を抑えるモチベーションに繋がります。

    ライフプランニングは、将来の夢を実現するための羅針盤です。定期的に家族と話し合い、計画を見直しながら進めていくことが望ましいでしょう。

    年収1000万円で購入できる住宅の目安

    年収1000万円になると、マイホームの購入が現実的な選択肢として視野に入ってきます。

    しかし、どのくらいの価格の住宅が適切なのでしょうか。ここでは、借入可能額と無理なく返済できる適正額、そしてこの収入層の持ち家率について解説します。

    借入可能額と適正額の違い

    住宅ローンを組む際、金融機関が貸してくれる「借入可能額」と、家計を圧迫せずに返済できる「適正額」は異なります。

    一般的に、住宅ローンの借入額の目安は年収の5倍~7倍程度とされています。

    年収1000万円の場合、5000万円~7000万円のローンを組むことが可能です。金融機関によっては、さらに高額な融資を提案されることもあります。

    しかし、借入可能額の上限まで借りてしまうと、毎月の返済が大きな負担となり、教育費や老後資金の準備が滞る可能性があります。

    無理のない返済を考えるなら、借入額は年収の5倍程度、つまり5000万円ほどに抑えるのが堅実な選択といえるでしょう。

    将来の金利上昇リスクや、収入の変動なども考慮し、余裕を持った資金計画を立てることが必須です。

    持ち家率は全国平均より高い

    年収1000万円を超える世帯では、持ち家率が全国平均よりも高い傾向にあります。

    総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国平均の持ち家率は約81.4%、年収1000万円~1500万円未満の4人世帯における持ち家比率は89.9%に達しています。

    これは、安定した収入と金融機関からの高い信用力を背景に、住宅ローンを組みやすい環境にあるためと考えられます。

    ただし、持ち家は資産であると同時に、固定資産税や修繕費といった維持コストも発生します。購入時の資金計画だけでなく、長期的な維持管理費用も見据えておくことが大切です。

    年収1000万円で始めたい資産運用

    年収1000万円の世帯は、日々の生活費を賄った上で、将来のための資産形成に回せる資金的な余裕があります。

    税負担が重くなるこの収入層だからこそ、税制優遇のある制度を積極的に活用し、効率的に資産を増やすことが肝となります。

    ここでは、推奨される2つの制度と、高年収世帯の投資傾向について解説します。

    NISAで非課税投資を最大化

    2024年から始まった新しいNISA(少額投資非課税制度)は、年収1000万円世帯にとって活用すべき制度の筆頭です。

    NISA口座内での投資で得た利益(配当金、分配金、譲渡益)が非課税になるという大きなメリットがあります。

    NISAの主な特徴は以下の通りです。

    • 非課税保有期間の無期限化: いつでも非課税の恩恵を受けられます。
    • 年間投資枠の拡大: 「つみたて投資枠」で120万円、「成長投資枠」で240万円、合計で年間最大360万円まで投資可能です。
    • 生涯非課税限度額の設定: 生涯にわたって1800万円まで非課税で投資できます。

    年収1000万円の世帯は、この大きな非課税枠を有効に活用しやすいポジションにあります。余剰資金をNISAでの積立投資に回すことで、効率的な資産形成が期待できます。

    iDeCoで節税しながら老後資金を準備

    iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金を準備しながら、強力な節税効果を得られる私的年金制度です。所得税率が高い年収1000万円の会社員にとって、このメリットは増加します。

    iDeCoの最大の魅力は、以下の3つの税制優遇です。

    1. 掛金が全額所得控除: 毎月の掛金がこの年の所得から差し引かれ、所得税・住民税が軽減されます。
    2. 運用益が非課税: 通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoの運用益は全額非課税です。
    3. 受取時にも控除あり: 年金または一時金で受け取る際に、公的年金等控除や退職所得控除が適用されます。

    原則60歳まで引き出せないという制約はありますが、着実に老後資金を貯めつつ、目先の税負担も軽くできる、一石二鳥の制度といえるでしょう。

    高年収世帯ほど投資商品を保有

    実際に、年収が高い世帯ほど、積極的に資産運用に取り組んでいることがデータで示されています。

    金融広報中央委員会の調査によると、年収1000万円~1200万円の世帯では、金融資産を保有している世帯のうち、26.2%(2人以上世帯)が3000万円以上の資産を築いています

    これは、単に収入が多いからというだけでなく、収入の一部を株式や投資信託、不動産といった投資商品に振り向け、お金にも働いてもらうことで資産を効率的に増やしている結果と考えられます。

    預貯金だけではインフレでお金の価値が目減りするリスクがある現代において、資産運用は豊かな未来を築くための重要な手段です。

    年収1000万円という資金的なアドバンテージを活かし、適切なリスク管理のもとで資産運用を始めることが推奨されます。

    年収1000万円を目指せる職種・業界

    年収1000万円は、特定の専門知識やスキルが求められる職種や、成果が報酬に反映されやすい業界で実現可能な水準です。

    どのような仕事でこの収入レベルを目指せるのか、具体的な職種と年齢の目安について解説します。

    年収1000万円を超えやすい職種

    年収1000万円を超える可能性が高い職種には、いくつかの共通した特徴があります。それは、高度な専門性、高い成果、あるいは大きな責任が求められることです。

    具体的には、以下のような職種が挙げられます。

    • 専門職(士業など): 医師、弁護士、公認会計士、税理士など、難関の国家資格を必要とする仕事。
    • 金融専門職: 投資銀行業務、ファンドマネージャー、アナリストなど。
    • コンサルタント: 経営戦略、IT、財務など、企業の課題解決を支援する専門家。
    • ITエンジニア: 高度な技術を持つスペシャリストや、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャー。
    • 大手総合商社: 海外との大規模な取引を手がけるため、高い語学力と交渉力が求められる。
    • 成果報酬型の営業職: 不動産、保険、M&A仲介など、個人の実績が直接給与に反映される仕事。

    これらの職種は、常に知識やスキルをアップデートし続ける努力が必要ですが、その分高い報酬を得るチャンスがあります。

    年齢別の到達目安

    年収1000万円に到達する年齢は、職種やキャリアパスによって異なりますが、一般的には年齢が上がるにつれて到達者の割合が増加し、50代でピークを迎える傾向にあります。

    厚生労働省の調査によると、平均賃金が1000万円以上の給与所得者の割合は、年齢階級ごとに以下のようになっています。

    年齢階級

    男性

    男性

    女性

    女性

    30~34歳

    男性

    0.2%

    女性

    0.1%

    40~44歳

    男性

    0.5%

    女性

    0.3%

    45~49歳

    男性

    0.7%

    女性

    0.3%

    50~54歳

    男性

    1.3%

    女性

    0.4%

    55~59歳

    男性

    1.3%

    女性

    0.2%

    このデータから、30代で達成するのはごく少数であり、40代から徐々に増え始め、50代になると男性では1%を超えることが分かります。

    若いうちから専門性を高め、実績を積み重ねていくことが、より早い段階で年収1000万円という目標を達成するための鍵となります。

    年収1000万円の生活レベルに関するよくある質問

    年収1000万円の生活について、多くの方が抱く疑問にQ&A形式でお答えします。

    年収1000万円は裕福?

    はい、「民間給与実態統計調査|令和6年|国税庁長官官房企画課」によれば給与所得者全体の上位6.2%に入るため、統計上は裕福な層といえます。

    ただし、税負担が重く、住居費や教育費などの支出も多いため、本人が「裕福」と実感できるかは生活スタイルによります。

    年収1000万円で貯金はいくらできる?

    生活レベルによりますが、計画的な家計管理を行えば年間100万円~200万円以上の貯金は可能です。

    例えば単身者の場合、月の手取り約60万円から生活費40万円を引いて、毎月20万円近くを貯蓄に回せる計算もあります。家族構成や支出次第で変動します。

    年収1000万円でも生活が苦しいのはなぜ?

    主な理由は、①高い税金と社会保険料②収入に合わせた生活レベルの引き上げ③高額になりがちな住宅費や教育費の3つです。

    年収910万円前後で公的支援の対象外となることが多く、支出が純増するため「苦しい」と感じやすくなります。

    まとめ

    年収1000万円は、給与所得者全体の上位約6.2%に位置する高収入層ですが、手取り額は約700万円~780万円となり、税負担の重さが特徴です。

    この生活レベルは世帯構成によって異なり、単身者であれば余裕のある暮らしができますが、子育て世帯では教育費などが家計を圧迫することもあります。

    高収入であっても、生活レベルの引き上げすぎや計画性のない支出は「生活が苦しい」状況を招きかねません

    豊かな生活を実現するためには、固定費の見直しや先取り貯蓄といった家計管理を徹底し、NISAiDeCoなどの制度を活用した資産運用を始めることが欠かせません。

    自身のライフプランに合わせた賢いお金の管理を心がけましょう。

    将来の家計に不安を感じる方は、まずは自身の資産状況を客観的に把握することから始めてみましょう。 

    »あなたの将来の不足額がわかる「3分投資診断」


    今のままの貯蓄でいいのか気になるあなたへ

    老後をお金の不安なく暮らすために、まずは現状を知ることから始めましょう。マネイロでは、老後資金づくりをサポートする無料ツールを利用いただけます。

    老後資金の無料診断:老後に必要な金額を3分で診断

    夫婦で考えるお金の基本セミナー:ライフステージごとのお金の管理がわかる

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    監修
    高橋 明香
    • 高橋 明香
    • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

    みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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    執筆
    マネイロメディア編集部
    • マネイロメディア編集部
    • お金のメディア編集者

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