【独自調査5000人】住宅ローンの平均はいくら?借入額・月々返済・完済年齢をデータで解説

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»金利が上がっても家計は耐えられる?将来資金を無料診断

「住宅ローンの平均借入額はいくら?」「毎月の返済額はどのくらい?」と気になる人もいるでしょう。

住宅ローンの平均借入額は物件の種類によって1836万〜5342万円と幅があり、月々の返済額は平均12.4万円、完済予定年齢は75.9歳です。ただし、無理なく返済できる金額は家計によって異なります。

本記事では、公的統計と『マネイロ』を運営する株式会社モニクルフィナンシャルの独自調査(5000人)をもとに、住宅ローンの平均借入額・返済額・完済年齢を解説します。さらに、自分に合った無理のない返済計画の立て方も紹介します。

※借入額は物件種別により1836〜5342万円(国交省)、月々返済12.4万円・返済期間32.6年・完済想定75.9歳(フラット35利用者調査)

この記事を読んでわかること
  • 住宅ローンの平均借入額や月々の返済額の目安
  • 住宅ローン利用者の平均的な年齢や年収、返済期間
  • 無理のない返済計画を立てるためのポイント

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住宅ローンの平均はいくら?公的統計の一括早見表【結論】

住宅ローンを検討する際に多くの人が気になる平均データを、公的機関の調査を基にまとめました。借入額や返済額は、購入する住宅の種類(新築・中古、戸建・マンション)によって異なります。

まずは全体像を把握し、自身の計画を立てる上での参考にしてください。

指標
平均(目安)
参考資料
平均借入額
物件の種類により1836~5342万円
令和7年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書 国土交通省 住宅局
月々の平均返済額
12万3800円
フラット35利用者調査|2025年度集計表
平均返済期間
32.6年
フラット35利用者調査|2025年度集計表
平均完済(想定)年齢
75.9歳
フラット35利用者調査|2025年度集計表
平均金利(変動/固定)
変動約1.2%/固定約3.8%
各金融機関・支援機構(最新月)

※「月々の平均返済額」「平均返済期間」等はフラット35(全期間固定金利)利用者のデータです。現在主流である変動金利を含めた全体の平均とは異なる場合があります。 
※変動金利はメガバンクの最大優遇適用時、固定金利はフラット35(借入期間21年以上・融資率9割以下)の最多金利の目安です。実際の金利は審査結果により異なります。

平均借入額はいくら?【新築/中古・注文/建売別】

住宅ローンの平均借入額は、住宅の種類によって異なります。国土交通省の「令和7年度 住宅市場動向調査報告書」によると、新築住宅の場合は3000万円台から5000万円台、中古住宅の場合は1000万円台から2000万円台が1つの目安となります。

ポイントの解説

土地の購入も伴う新築の注文住宅は購入価格が高くなるため、借入額も高額になる傾向があります。

以下に、住宅の種類別の平均借入額をまとめました。

住宅の種類
平均借入額
注文住宅(土地購入)
5342万円
分譲戸建住宅
3735万円
分譲マンション
3870万円
中古戸建住宅
1836万円
中古マンション
1992万円

(参考:令和7年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書 国土交通省 住宅局)

また、住宅金融支援機構の「2025年度 フラット35利用者調査」でも同様の傾向が見られ、土地付注文住宅の借入額(融資額)は全国平均で4379万円となっています。

これらのデータから、借入額は3000万円〜5000万円前後が1つのボリュームゾーンであると読み取れます。

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月々の平均返済額は?【年収別・返済負担率の目安】

住宅ローンの月々の平均返済額は、約9万円から14万円の範囲に収まるケースが多いです。国土交通省の調査によると、返済額が高い注文住宅で月額約13.7万円、中古マンションでは約10.1万円となっています。

物件種別
月間返済額(平均)
注文住宅
約13.7万円
分譲マンション
約14.1万円
分譲戸建住宅
約12.4万円
中古戸建住宅
約9.3万円
中古マンション
約10.1万円

(参考:令和7年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書 国土交通省 住宅局)

ただし、重要なのは平均額よりも「返済負担率」です。返済負担率とは、年収に占める年間のローン返済額の割合を指します。

金融機関の審査では返済負担率25〜35%が目安とされる場合がありますが、家計への負担を抑えるには、手取り年収の20〜25%以内が1つの目安です。

ただし、適切な返済負担率は家族構成やライフプランによって異なります。

例えば、手取り年収が500万円の場合、年間の返済額を100万円(月々約8.3万円)に設定すると返済負担率は20%となり、家計に余裕を持たせやすくなります。

平均返済期間・完済年齢は?

住宅ローンの返済期間は30年〜35年で設定されることが多く、それに伴い完済時の年齢も高くなる傾向にあります。定年後も返済が続くケースは珍しくありません。

マネイロ独自調査:完済予定の中央値は68歳、61.1%が想定退職年齢を過ぎても返済継続

国土交通省の調査によると、住宅ローンの平均返済期間は新築物件で32年〜34年程度、中古物件でも28年前後と、長期にわたるのが一般的です。

住宅ローンを組む平均年齢は30代後半から40代前半が中心であるため、単純計算でも完済は70歳代になるケースが多くなります。

ポイントの解説

マネイロの独自調査でも、完済予定年齢の中央値は68歳という結果が出ています。一方で、回答者が想定する退職年齢の中央値は65歳。両者を本人ごとに比べると、61.1%の人が、自分が想定する退職年齢を過ぎても返済が続く計算になり、多くの人が定年退職後も住宅ローンの返済を続ける見込みであることがわかります。

退職後は収入が年金中心になるため、現役時代と同じペースでの返済が家計を圧迫する可能性があります。

退職金での完済は老後資金を大きく減らすリスクがあるため、可能な限り現役時代の繰り上げ返済を優先するなど、老後の生活費とのバランスを見極めた資金計画が重要です。

平均頭金・ボーナス払いの平均は?

住宅購入時の頭金(自己資金)は、購入価格の20%〜30%程度を用意する人が多いようです。

国土交通省の調査によると、住宅を取得した世帯の自己資金比率は物件種別ごとに以下のようになっています。

  • 注文住宅(新築):30.1%
  • 注文住宅(建て替え):51.5%
  • 分譲戸建住宅:26.7%
  • 分譲集合住宅(マンション等):39.9%
  • 既存(中古)戸建住宅:38.1%
  • 既存(中古)集合住宅(マンション等):40.0%

このように、新築の分譲戸建などと比べ、マンション(集合住宅)や中古物件、建て替えの場合は頭金の比率が高くなる傾向があります。

頭金を多く入れると、借入額が減るため月々の返済負担を軽減できたり、金融機関によっては金利優遇を受けられたりするメリットがあります。

一方で、手元の資金が減りすぎることで、急な出費に対応できなくなるリスクも考慮が必要です。

ボーナス払いについては、毎月の返済額を抑えるために利用する人もいますが、企業の業績によってボーナス額は変動する可能性があります。

ボーナス払いを設定する場合は、支給されなかった場合も想定し、無理のない範囲で計画することが大切です。

(参考:令和7年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書 国土交通省 住宅局)

住宅ローンの平均金利は?【変動/固定・最新】

住宅ローンの金利タイプは、「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の3種類があります。

住宅金融支援機構の調査(2026年1月)によると、利用者が多いのは「変動金利型」で、全体の75.0%を占めています。これは、変動金利が他のタイプに比べて金利が低めに設定されていることが主な理由と考えられます。

実際に適用されている金利を見ると、「年0.5%超~1.0%以下」が53.4%と多く、次いで「年1.0%超~1.5%以下」が19.2%となっており、利用者の約7割強が1.5%以下の低金利で借り入れていることがわかります。

金利タイプ
特徴
変動金利型
市場金利に連動して半年ごとに金利が見直される。金利が低いが、将来上昇するリスクがある。
固定金利期間選択型
3年、5年、10年など一定期間の金利が固定される。期間終了後に金利タイプを再選択する。
全期間固定金利型
借入時から完済まで金利が変わらない。返済計画が立てやすいが、変動金利より金利は高め。

どの金利タイプを選ぶかは、将来の金利動向の予測や、自身の家計の安定性、リスク許容度などを総合的に判断することが大切です。

(参考:住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用者調査(2026年1月調査)】)

金利上昇に家計はどこまで耐えられる?【マネイロ独自調査】

住宅ローンの金利、変動金利を選択している人にとって、金利上昇は家計に直接的な影響を与えます。

『マネイロ』を運営する株式会社モニクルフィナンシャルが行った、住宅ローン返済中の利用に実施した独自調査(無作為に5000名を抽出)から、金利上昇に対する家計の耐性についての実態が見えてきました。

月2万円増で3人に1人、月3万円増で6割が「対応が難しい」

「毎月の返済額がどのくらい増えると家計の対応が難しくなるか」を尋ねたところ、月2万円の増加で約3人に1人(31.7%)、月3万円の増加では約6割(61.6%)が「難しくなる」と回答しました。

わずか5000円程度の増加でも影響が出るという人も8.6%います。

金利が1%上昇すると、借入4000万円・35年ローンで月々の返済額は約2万円増える計算です。変動金利を選んでいる場合、この水準の負担増は十分に起こり得るため、金利変動リスクを常に意識しておく必要があります。

なお、この傾向は年代による差がほとんどなく(20〜60代で30〜34%)、年齢を問わず共通して見られました。

耐性を分けるのは金利タイプより「貯蓄の厚み」

対応できるかどうかを最も左右したのは、金利タイプではなく家計の余力でした。「月2万円増で対応が難しい」と答えた割合は、預貯金100万円未満の層で50.0%、1000万円以上の層では16.8%と約3倍の開きがあります。

世帯年収でも同様の傾向が見られ、500万円未満50.9%に対し2000万円以上は6.4%でした。

毎月の貯蓄余力でも差は明確です。確実に貯蓄できる額が月5万円以上ある層では「3万円以上増えても問題ない」が41.0%だったのに対し、貯蓄余力が0円の層では13.2%にとどまりました。

金利上昇に備えるには、増加分を吸収できる生活防衛資金の厚みが鍵になります。

固定金利でも約3割、返済負担率15%未満でも27.8%が困難を感じる

金利上昇の影響を受けにくいはずの固定金利の世帯でも、月2万円の増加で約3割(31.7%)が「対応が難しい」と回答し、変動金利(31.7%)との差はほとんどありませんでした(固定期間選択型は36.7%)。

また、返済負担率が15%未満という“教科書的には安全圏”とされる世帯でも、27.8%が月2万円の増加で困難と回答しています。これらの結果は、金利タイプや現在の返済負担率だけでは金利上昇への耐性を測れないことを示しています。

教育費の増加や収入の減少など、他の家計要因と重なれば、安全圏に見える世帯でも返済が苦しくなる可能性は十分に考えられます。

自分の金利タイプが「分からない」人が7.0%

自身の住宅ローンの金利タイプを「分からない/覚えていない」と答えた人は7.0%でした。この層は、金利が上昇したときの家計への影響についても「分からない」と答えた割合が33.0%と、それ以外の層(12.3%)の約2.7倍に上ります。金利タイプも影響も把握できていない人は、全体の2.3%存在します。

ポイントの解説

金利タイプを把握していないと、金利が上昇した際にどの程度返済額が増えるのか予測できず、適切な対策を講じることができません。まずは自身のローン契約書を確認し、金利タイプ(変動か固定か、固定期間はいつまでか)や適用金利を正確に把握することが、リスク管理の第一歩です。

平均と比べてどう?自分に適正な借入額の考え方

これまで見てきた平均データはあくまで参考値です。自分にとって適正な借入額を判断するには、平均値と比較するだけでなく、自身の家計状況やライフプランに合わせた多角的な検討が重要になります。

以下の4つのポイントを基に、無理のない返済計画を立てましょう。

  1. 返済負担率の目安を参考にする:一般的に、返済負担率は手取り収入の20〜25%が目安とされます。年収(額面)ではなく、税金や社会保険料を引いた手取り収入を基準に、自身の家計状況に合わせて無理のない範囲を検討することが大切です。
  2. 完済時年齢を意識する:定年退職後も返済が続く計画は、収入が減少するためリスクが高まります。理想は退職までに完済することですが、難しい場合は退職金での繰り上げ返済なども視野に入れ、老後の家計を圧迫しない計画を立てましょう。
  3. ライフプランの変化を考慮する:子どもの進学、転職や休職による収入減、親の介護など、将来起こりうるライフイベントを想定し、ある程度の資金的余裕を持たせた計画が望ましいです。教育費は支出となるため、ピーク時でも返済が継続できるかシミュレーションしておくと安心です。
  4. 住宅の維持費も忘れずに:住宅ローン返済以外にも、固定資産税、火災保険料、修繕費(マンションの場合は管理費・修繕積立金)などが毎年かかります。これらの維持費も考慮した上で、月々の返済額を決定する必要があります。

住宅ローンに関するよくある質問(FAQ)

住宅ローンの平均に関する、よくある質問にお答えします。

Q. 3000万円の家、35年ローンで月いくら?

金利によって異なりますが、例えば金利1.0%(元利均等返済、ボーナス払いなし)で3000万円を35年ローンで借り入れた場合、月々の返済額は約8万5000円になります。

金利が0.5%なら約7万8000円、1.5%なら約9万2000円が目安です。

Q. 4000万円の家を買える人の年収は?

無理のない返済負担率(手取り年収の20〜25%)から逆算すると、手取り年収で550万円〜700万円程度、額面年収では700万円〜900万円程度が1つの目安となります。

ただし、他の借入状況や家族構成、ライフプランによって必要な年収は変わります。

Q. 住宅ローンの返済が月12万円はきつい?

月12万円の返済が厳しいかどうかは、世帯の手取り収入によります。 例えば、手取り月収が50万円の世帯なら返済負担率は24%で一般的ですが、手取り35万円の世帯なら約34%となり、家計を圧迫する可能性があります。

返済負担率が25%を超える場合は注意が必要です。

Q. 住宅ローンはみんないくら借りている?

住宅の種類によりますが、新築物件で3000万円〜5000万円程度、中古物件で1800万円〜2000万円程度が平均的な借入額です。土地付きの注文住宅では、借入額が5000万円を超えることも珍しくありません。

Q. 住宅ローンは何歳まで・何年で返すのが平均?

平均的な返済期間は30年〜35年です。住宅ローンを組む平均年齢は40歳前後が多いため、完済年齢は70歳代になる計算です。

多くの人が定年後も返済を続ける計画を立てていますが、老後の生活を考慮した資金計画が重要になります。

まとめ

本記事では、公的統計や独自調査を基に、住宅ローンの平均借入額や月々の返済額、完済年齢などについて解説しました。平均データは、自身の返済計画が一般的な水準から外れていないかを確認する上で役立ちます。

しかし、重要なのは平均値に合わせることではなく、自身の収入やライフプランに合った無理のない返済計画を立てることです。住宅ローンの返済だけでなく、教育費や老後資金など、将来必要になるお金も考慮する必要があります。

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【調査概要】 
・調査名:住宅ローンと金利上昇に関する調査(マネイロ調べ)
・調査対象:「3分投資診断」利用者のうち、住宅ローンを返済中のユーザーから無作為に5000名を抽出
・調査期間:2026年6月25日〜8月31日
・調査方法:『3分投資診断』内のアンケート設問

※回答者は資産形成に関心のある『3分投資診断』利用者であり、日本全体の縮図ではありません。比率の分母は、断りのない限り「分からない」と回答した人を含む全回答者です。

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ご留意事項

  • 本記事は一般的な情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品の取引を勧誘するものではありません。
  • 本記事の内容は記事公開時または更新時点の情報に基づいています。制度・法令・税制等の変更により、現在の情報と異なる場合があります。
  • 本記事の内容の正確性、完全性、最新性を保証するものではなく、予告なく変更または更新する場合があります。
  • 投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任とご判断のもとで行っていただきますようお願いいたします。

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監修
高橋 明香
  • 高橋 明香
  • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。


執筆
マネイロメディア編集部
  • マネイロメディア編集部
  • お金のメディア編集者

マネイロメディアは、資産運用に関することや将来資金に関することなど、お金にまつわるさまざまな情報をお届けする「お金のメディア」です。正確かつ幅広い年代のみなさまにわかりやすい、ユーザーファーストの情報提供に努めてまいります。