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FANG+へ投資するならETFと投資信託どっち?投資スタイル別の選び方と違いを解説

FANG+へ投資するならETFと投資信託どっち?投資スタイル別の選び方と違いを解説

資産運用2026/06/11

    »あなたは資産運用するべき?合った運用を3分で診断 

    米国の巨大IT企業に集中投資できるFANG+。FANG+への投資方法としてETF投資信託がありますが、どちらを選ぶべきか迷う人も少なくありません。

    両者は同じ指数に連動しますが、手数料や取引の仕組みが異なります。

    本記事では、FANG+のETFと投資信託の違いを徹底的に比較し、あなたの投資スタイルに合った選び方を専門家がわかりやすく解説します。

    この記事を読んでわかること
    • ETFはリアルタイムで売買でき手数料が安く、投資信託は少額から自動積立が可能
    • FANG+のETFと投資信託の信託報酬、NISA対応、購入方法の具体的な違い
    • 積立派は投資信託、コストやタイミング重視派はETFという投資スタイル別の選び方


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    FANG+への投資、ETFと投資信託で迷う理由

    FANG+は、米国の巨大テクノロジー企業10社で構成される「NYSE FANG+指数」に連動する投資商品です。この指数に投資する方法として、証券取引所に上場している「ETF」と、上場していない「投資信託」の2種類が存在します。

    ポイントの解説

    どちらも同じ指数をベンチマークとしているため、基本的な値動きは連動しますが、商品の仕組みが異なるため、手数料や購入方法、税制上の扱いに違いが生まれます。

    これらの違いが、投資家がどちらを選ぶべきか迷う要因となっています。

    同じ指数に連動するのに何が違う?

    FANG+に連動するETFと投資信託は、どちらも米国の主要テクノロジー企業10銘柄へ分散投資するという点は共通しています。しかし、ETFは証券取引所に上場しており株式のように売買される一方、投資信託は上場しておらず1日1回算出される基準価額で取引されます。

    この「上場の有無」という根本的な違いが、取引の柔軟性、最低投資金額、コスト、そしてNISA制度での活用方法など、さまざまな差となって現れます。

    そのため、自身の投資目的やスタイルに合わせて、どちらの形式がより適しているかを理解することが欠かせません。

    ETFと投資信託の基本的な違いを整理

    FANG+の商品を選ぶ前に、まずはETF投資信託基本的な違いについて理解しておくことが大切です。両者の違いは「証券取引所に上場しているかどうか」であり、上場の有無が購入方法や価格の決まり方、分配金の扱いに影響します。

    上場しているかどうかの違い

    ETF(Exchange Traded Fund)は「上場投資信託」の略称で、証券取引所に上場しています。そのため、株式と同じように証券会社の取引時間内であれば、リアルタイムで変動する市場価格でいつでも売買が可能です。

    一方、投資信託は上場していません。購入や売却は、1日に1回算出される「基準価額」という価格で行われます。注文を出した時点では約定価格が確定せず、取引終了後に決まる価格で取引が成立する仕組みです。

    購入単位と最低投資額

    購入のしやすさにも違いがあります。投資信託は、多くの金融機関で100円や1000円といった少額から金額を指定して購入できます。毎月コツコツと積み立てたい場合に便利な仕組みです。

    対してETFは、株式と同様に1口、2口といった「口数」単位での取引が基本です。最低投資額は「1口あたりの市場価格」となるため、数千円程度からとなります。投資信託ほどの少額投資は難しい場合があります。

    分配金の扱い方

    ETFの場合、運用によって得られた収益の一部である分配金は、基本的に決算時に投資家へ現金で支払われます。受け取った分配金を再投資したい場合は、自身であらためてETFを買い付ける必要があります。

    一方、投資信託では、分配金を受け取る「受取型」と、自動的に再投資に回す「再投資型」のコースを選択できるのが一般的です。再投資型を選ぶと、分配金が自動で元本に組み入れられ、複利効果を効率的に得やすくなります。


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    FANG+ ETFと投資信託の具体的な比較

    一般的なETFと投資信託の違いを理解した上で、FANG+に連動する具体的な商品「iFreeETF FANG+」と「iFreeNEXT FANG+インデックス」を比較してみましょう。信託報酬やNISAでの扱いなど、商品選択の決め手となるポイントを解説します。

    信託報酬の違い

    信託報酬は、商品を保有している間、継続的にかかるコストです。長期運用ではこの差がリターンに影響します。

    ETF版である「iFreeETF FANG+」の信託報酬は年率0.605%(税込)です。一方、投資信託版の「iFreeNEXT FANG+インデックス」は年率0.7755%(税込)となっています。

    ETF版のほうが年間で約0.17%ポイント低コストで運用できます。コストを少しでも抑えたいと考える投資家にとっては、ETF版に優位性があります。

    信託報酬等は2026年6月時点のものです

    (参考:iFreeETF FANG+【316A】:株価・株式情報 - Yahoo!ファイナンス
    (参考:iFreeNEXT FANG+インデックス【04311181】:基準価格・投資信託情報 - Yahoo!ファイナンス

    NISA対応状況

    2024年から始まったNISA制度では、非課税投資枠として「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。

    ポイントの解説

    ETF版の「iFreeETF FANG+」は、「成長投資枠」の対象です。年間240万円までの非課税投資が可能です。一方、投資信託版の「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、「つみたて投資枠」および「成長投資枠」の両方の対象となっています。

    したがって、NISAでFANG+に投資をしたい場合は、少額から始められ、分配金の自動再投資による複利効果も期待できる投資信託版を選び、「つみたて投資枠」を利用するのが有力な選択肢の1つといえます。

    購入方法と利便性

    投資信託版の「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、多くのネット証券で自動積立設定が可能です。

    毎月決まった日に決まった金額を自動で買い付けることができるため、手間をかけずにコツコツ投資を続けたい人に向いています。クレジットカードでの積立設定に対応している証券会社もあり、ポイントを貯めながら投資することも可能です。

    対して、ETF版の「iFreeETF FANG+」は基本的に自動積立に対応していません。一部の証券会社ではETFの定期買付サービスを提供していますが、投資信託ほど手軽ではない場合があります。そのため、利便性や運用の手軽さでは投資信託版に分があります

    取引のタイミングと価格

    ETF版は、株式と同様に取引時間中であればリアルタイムで価格が変動し、好きなタイミングで売買できます。「指値注文」を使って希望の価格を指定して購入することも可能です。

    注意点

    ただし、売買時には証券会社所定の売買手数料がかかる場合があるほか、売値と買値の差である「スプレッド」も実質的なコストとなる点には注意が必要です。

    投資信託版は、1日1回算出される基準価額での取引となるため、リアルタイムでの売買はできません。

    注文時点では価格が確定しないブラインド方式ですが、スプレッドを気にする必要がないというメリットがあります。市場の細かい値動きを追うのではなく、長期的な視点で投資したい人に向いています。

    実際の購入方法と証券会社の選び方

    FANG+の投資信託やETFを購入するには、証券会社の口座が必要です。ここでは、それぞれの商品の取扱がある代表的な証券会社と、口座開設から購入までの基本的な流れを解説します。

    投資信託版を購入できる証券会社

    投資信託版の「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、主要なネット証券をはじめ、多くの金融機関で取り扱われています。

    • SBI証券
    • 楽天証券
    • マネックス証券

    これらのネット証券では、口座開設から購入、積立設定までオンラインで完結できます。また、クレジットカードでの積立サービスを提供しており、ポイント還元を受けながら投資できるメリットもあります。

    各社で還元率や対象カードが異なるため、自身の利用状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

    ETF版を購入できる証券会社

    ETF版の「iFreeETF FANG+」は、東京証券取引所に上場している国内ETFです。そのため、国内株式の取引に対応している証券会社であれば、基本的にどこでも購入可能です。

    • SBI証券
    • 楽天証券
    • マネックス証券
    • 松井証券
    ポイントの解説

    これらのネット証券では、一定の条件を満たすことで国内株式の取引手数料を無料としている場合が多く、コストを抑えて取引できます。購入方法は、証券会社の取引ツールやアプリから、銘柄コード「316A」で検索し、株式と同様に買い注文を出します。

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    ETFと投資信託、悩んだ時の選び方|投資スタイル別

    FANG+への投資において、ETFと投資信託のどちらを選ぶべきかは個々の投資スタイルによって異なります。ここでは、どのような人にどちらの商品が向いているのかを具体的に解説します。

    投資信託がおすすめな人

    FANG+への投資で投資信託を選ぶのがおすすめなのは、以下のような人です。

    • 毎月コツコツ積立投資をしたい人
    • 少額から投資を始めたい初心者
    • 日々の価格変動を気にせず長期で保有したい人
    • クレジットカード積立でポイントを貯めたい人
    • 運用の手間をできるだけ省きたい人

    投資信託の最大の魅力は、自動積立設定の手軽さ少額から始められる点です。一度設定すれば、後は自動で買い付けが行われるため、投資の習慣化がしやすく、初心者でも無理なく続けられます。

    運用の手間を最小限にしたい長期投資家には有力な選択肢の1つといえるでしょう。

    ETFがおすすめな人

    一方、FANG+への投資でETFを選ぶのがおすすめなのは、以下のような人です。

    • 少しでも信託報酬を抑えたいコスト重視の人
    • 市場の動きを見ながらリアルタイムで売買したい人
    • 指値注文で希望の価格で取引したい人
    • まとまった資金を一括で投資したい人

    ETFのメリットは、信託報酬の低さ取引の自由度の高さにあります。市場の動向を分析し、自分の判断でタイミングを見計らって売買したい中級者以上の投資家や、長期保有を前提に少しでもコストを抑えたい人に向いています。

    迷ったら投資信託から始めるのが無難

    もしETFと投資信託のどちらを選ぶべきか迷った場合は、自動積立が可能な投資信託から検討してみるのも1つの方法です。

    投資初心者や、これから資産形成を始める人にとっては、自動で積立ができる手軽さはメリットです。ETFのほうが信託報酬は低いものの、わずかな差です。

    まずは投資信託で積立投資の習慣をつけ、投資に慣れてきた段階で、コストや取引の自由度を求めてETFを検討するという流れがスムーズでしょう。

    重要なのは、手数料のわずかな差よりも、無理なく投資を継続できる仕組みを整えることです。

    FANG+投資で知っておくべき共通の注意点

    FANG+は高い成長を目指す運用が行われる一方で、特有のリスクも存在します。ETFと投資信託のどちらを選ぶかにかかわらず、投資する前に共通の注意点を理解しておくことが、投資判断の一助となります。

    10社集中投資のリスク

    FANG+の最大の特徴は、米国の巨大テクノロジー企業わずか10社に投資を集中させている点です。S&P500が500社全世界株式が数千社に分散しているのと比べると、分散効果は限定的です。

    そのため、構成銘柄のいずれかの業績が悪化したり、株価が急落したりすると、指数全体が受ける影響は大きくなります。価格の変動幅(ボラティリティ)はS&P500などと比較して高くなる傾向があり、短期間で値下がりするリスクがあることを十分に理解しておく必要があります。

    S&P500など分散型ファンドとの組み合わせ

    FANG+の高いリスクを管理するためには、「コア・サテライト戦略」の活用が有効です。

    これは、資産の中心(コア)をS&P500や全世界株式といった分散性の高い安定的なインデックスファンドで固め、一部(サテライト)としてFANG+のような積極的なリターンを狙う商品を組み入れる戦略です。

    例えば、資産の70%〜90%をコア資産とし、残りの10%〜30%をサテライト資産としてFANG+に投資することで、ポートフォリオ全体の安定性を保ちながら、高い成長性も追求できます。

    FANG+だけにすべての資金を投じるのではなく、あくまでポートフォリオのスパイスとして活用することを検討しましょう。

    為替リスクと円ベース運用

    FANG+に連動するETFや投資信託は、日本円で取引されますが、投資対象は米国の株式です。そのため、為替レートの変動が投資成果に影響を与える「為替リスク」を伴います。

    例えば、FANG+の株価が上昇しても、それ以上に円高(ドル安)が進行すると、円換算でのリターンは減少、あるいはマイナスになる可能性があります。逆に、株価が横ばいでも円安(ドル高)が進めば、為替差益によってリターンが上乗せされます。

    この為替リスクは、外国資産へ投資する際には避けられない要素です。短期的な為替の動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが欠かせません。

    FANG+投資に関するよくある質問

    ここでは、FANG+のETFと投資信託に関して、投資家からよく寄せられる質問と回答をまとめました。商品選択や運用方針を考える際の参考にしてください。

    Q. ETFと投資信託を両方持つのはあり?

    ETFと投資信託の両方を保有すること自体は可能ですが、どちらも同じ「NYSE FANG+指数」に連動するため、分散投資の効果は得られません

    投資対象が同じであるため、資産管理が煩雑になるだけで、実質的なメリットはほとんどないでしょう。基本的には、自身の投資スタイルに合わせてどちらか1つに絞って投資するのが合理的です。

    例えば、「積立は投資信託、スポット購入はETF」といった使い分けも考えられますが、管理の手間を考慮すると、どちらかに統一するほうがシンプルです。

    Q. 途中でETFから投資信託に切り替えられる?

    ETFから投資信託へ、あるいは投資信託からETFへ直接「切り替える」制度はありません

    もし保有商品を切り替えたい場合は、現在保有している商品を一度売却し、売却資金で新たに希望の商品を買い付ける必要があります。

    NISA口座以外で取引している場合、売却して利益が出ていると、利益に対して約20%の税金が課されます。商品を乗り換える際には、税金の負担も考慮して判断することが必須です。

    Q. FANG+だけに投資するのは危険?

    はい、FANG+だけに資産を集中させるのは、価格変動リスクが高くなるため推奨されません

    FANG+はわずか10社のテクノロジー企業で構成されており、特定のセクターや企業に業績が左右されます。資産形成の基本は、さまざまな地域や資産に分散してリスクを抑えることです。

    S&P500や全世界株式(オルカン)といった、より幅広く分散されたインデックスファンドを資産の中心(コア)に据え、FANG+をポートフォリオの一部(サテライト)として、自身のリスク許容度の範囲内で組み入れることを検討しましょう。

    まとめ

    FANG+への投資において、ETF投資信託のどちらを選ぶべきかについて解説しました。両者は同じ指数に連動しますが、商品特性は異なります。

    投資信託は、自動積立の手軽さや少額から始められる点で、投資初心者や手間をかけずに長期的な資産形成を目指す人に適しています。

    一方、ETFは信託報酬の低さやリアルタイムでの取引が可能な点で、コストを重視する投資家や、市場の動きを見ながら柔軟に売買したい中級者以上の人に向いています。

    どちらを選ぶにせよ、FANG+は10社への集中投資であり、高いリターンが期待できる反面、価格変動リスクも大きいことを理解することが欠かせません。

    S&P500などの分散されたインデックスファンドを資産の核とし、FANG+はサテライトとして活用する「コア・サテライト戦略」が推奨されます。

    最終的な選択は自身の投資スタイルによりますが、迷った場合はまず投資信託で積立投資を始め、投資に慣れてからETFを検討するのも1つの方法です。

    自身の投資スタイルに合った商品を選ぶことが、長期的な資産形成の第一歩です。FANG+への投資が自身のポートフォリオに適しているか、専門家の視点も参考に判断してみてはいかがでしょうか。

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    執筆・監修
    高橋 明香
    • 高橋 明香
    • ファイナンシャルアドバイザー/CFP®認定者

    みずほ証券(入社は和光証券)では、20年以上にわたり国内外株、債券、投資信託、保険の販売を通じ、個人・法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。2021年に株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)に入社し、現在は資産運用に役立つコンテンツの発信に注力。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。

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